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- 【レポート】親子eスポーツ大会 「小学生親子Duo大会in愛知 FEATURING FORTNITE」閉幕!166人の親子が勝利を目指してオンラインで盛り上がる
- 愛知eスポーツ連合は、新型コロナウイルスの感染拡大防止と地域活性の両面での取組みとして、おうち時間の増加により絆の深まった親子で参加できるフォートナイトを使ったオンラインeスポーツ大会である、「小学生親子Duo大会in愛知 FEATURING FORTNITE」を 2021年3月27日(土)に開催した。<以下、ニュースリリースより>親子で力を合わせビクロイゲット! 受付開始と同時に申し込みが殺到し、最大90組の募集に対して215組の親子に応募いただきました。その中から愛知県在住の方優先の抽選で選ばれた83組166人が親子のチームワークを武器に勝利を目指しました。(第一マッチ41組、第二マッチ42組) MCの愛知県在住でプロeスポーツチーム『名古屋OJA ベビースター』所属の隼人さん、女性ゲーミングチーム『G-STAR Gaming』所属の芦澤佳純さん、実況・解説はeスポーツキャスターのトンピ?さんという豪華メンバーが配信スタジオのコミュファeSports Stadium NAGOYA から熱戦の様子を伝えました。▲写真左から芦澤佳純さん、隼人さん、トンピ?さん ルールはバトルロイヤル Duoとなっており、親子が2人1組のチームとなってビクトリーロイヤルを目指す形式。 また、一般の参加者さまに混じって大会スポンサーの株式会社PE-BANKさま、株式会社藤田屋さまにもご参加いただき、大会スポンサーを倒したDuoに賞品を贈呈するという企画も実施しました。株式会社藤田屋さまからは、藤田正悟社長ご自身が参加。第一マッチでは学生時代からFPSプレイヤーとして鍛えた腕前を披露しました。第二マッチは予定より早い退場となったため、藤田社長のご英断により、急遽視聴者プレゼントが決定。賞品として予定していた以上にお配りすることとなりました。 第一マッチと第二マッチの間に、「かすみんビクロイチャレンジ」と題して芦澤佳純さんがソロバトルロイヤルでビクトリーロイヤルを目指す企画も実施。 GALLERIAのゲーミングPCを使用し、貴重なアイテムを回収する場面や激しい戦闘シーンがあり、95人中17位になるなど、イベントを盛り上げました。 親子Duoならではの作戦が見られるなど、白熱した試合の結果、見事ビクトリーロイヤルしたのは、第一マッチはyusio88-043選手とゆがちゃんーー選手のDuo、第二マッチはjtmagmag選手とゆうくん ッ選手のDuoでした。 オンラインのイベントではありましたが、ボイスチャットアプリDiscordを使って参加者のみなさまと運営スタッフが連絡を取り合い、イベントの最後に記念撮影も行いました。■アンケート結果について 83組中68組の参加者さまにご回答いただいたアンケートでは、「大変満足」と「満足」合計で86.8%と大好評でした。中でも「親子の絆が深まった」というコメントが大変多く、親子のコミュニケーション機会の創出に貢献できたことをスタッフ一同喜んでおります。■今後の展望について 大変な盛り上がりかつ参加の皆様の満足度も高いため、今後より多くの企業の皆さまと共に、継続して開催したいと考えております。また、愛知だけでなく、他の地域のeスポーツビジネスエコシステムの構築を視野に、今後他の地域のeスポーツ競技団体さまと共同で開催できるよう努めてまいります。2025年度中の全国47都道府県への展開を目指します。■ビクトリーロイヤル獲得選手コメント yusio88-043選手(第一マッチビクトリーロイヤル保護者さま) 「息子といい思い出ができました。運営の皆様素晴らしい企画ありがとうございました。」 ゆがちゃんーー選手(第1マッチビクトリーロイヤルお子さま) 「ビクロイとれてすごくうれしかったです。」 jtmagmag選手(第2マッチビクトリーロイヤル保護者様) 「子どもがエモートダンスを踊っていたのを面白いと思って「何それ」から始めました。プレイするのも見るのも面白いFortniteをこれからも親子で楽しみたいと思います。」 ゆうくん ッ選手(第2マッチビクトリーロイヤルお子様) 「途中ストームでダウン状態までなり、もうだめかと思いましたが何とか助かりました、ビクロイできてうれしいです!!」■小学生親子Duo大会in愛知 FEATURING FORTNITE概要 参加費用: 無料配信先:https://www.youtube.com/channel/UCNLxIJmZ8c4KckfxahPYfjgビクロイ賞:次世代無線ルーター WSR-5400AX6、ブックライブ ギフトカード15,000円分、知立名物 おおあんまき主催: 一般社団法人 愛知eスポーツ連合協賛: 株式会社サードウェーブ、株式会社バッファロー、株式会社PE-BANK、株式会社 藤田屋 (50音順)協力: 中部テレコミュニケーション株式会社 ■愛知eスポーツ連合 プロフィール 「愛知・名古屋を中心とする地域においてeスポーツの普及振興を通して 経済社会の発展に寄与する」ことを目指し、国体eスポーツ地方予選などの各種eスポーツ公式大会やビジネスイベントの主催運営などの普及活動を行う。2017年に一般社団法人日本eスポーツ協会(JeSPA)地方支部・愛知eスポーツ協会として発足。2018年2月 愛知eスポーツ連合と名称変更し、一般社団法人 日本eスポーツ連合(JeSU)により地方支部認定。2019年11月に一般社団法人化。 ( サイトURL:http://aichiesports.com/ ) ■大会アーカイブ
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- 【レポート】絶対王者の意地を見せた「VALORANT Champions Tour Stage2 Week1 Main Event」。強豪アマチュアチームも続々登場!
- VALORANT初代地域チャンピオンを決める大会「VALORANT Champions Tour Stage2」が2021年4月3日(土)から開催された。「VALORANT Champions Tour」とはVALORANT世界王者を決める大会でChallengers・Masters・Championsの3段階で構成されている。地域大会Challengersとその勝者が出場する国際大会Mastersが全3回にわたって開催。そこで成績上位のチームがVALORANT初代チャンピオンを決める大会Championsへの出場権を獲得する。そして、4月3日から開催されたVALORANT Champions Tour Stage2ではMastersに出場する1チームを決める戦いが行われる。Stage1は新型コロナウイルスの影響で地域内限定での開催となったMastersだがStage2では、アイスランドでの開催が予定されており、期待が高まっている。Week1の10日(土)・11日(日)にはMain Eventが開催され、実況/解説は岸大河さん・yueさん・yukishiroさんの3名が務めた。Day1ではLag Gaming・NORTHEPTION・SCARZ・思考行結、そしてDay2ではAbsolute Jupiter・Crazy Raccoon・Feeling・チーム探してますがFinalに進む4チームを決める戦いに臨んだ。またMain Eventからは新たなパッチノートが適用され、バッキーの弱体化やヴァイパーの強化が入り、各チームがどのような戦術をとるか注目が集まった。マッチレポート Day1 まずはDay1。各グループごと試合の見どころをレポートしていこう。思考行結(SK) vs Lag Gaming(Lag) Open Qualifierを無敗で勝ち上がった両チームの対戦。1st mapのバインドでは構成を大幅変更したLagのFlax選手が30キルの大活躍。11-13ともつれた試合を見事に取りきった。▲リーチに繋がるラウンドで見事なアビリティの使い方を見せたFlax選手。今大会まであまり使用してこなかったレイズだが、高い理解度を示した ただ2nd mapではSKのA1tman選手がパッチノートで強化されたヴァイパーを採用。練度の高さで相手に流れを渡さず思考行結が13-9で勝利した。▲アビリティをうまく使いLagを苦しめたA1tman選手。クラッチプレイも見せて、新たなパッチノートでのヴァイパーの強さを存分に見せつけた ▲見事なクラッチプレイを見せたArmy選手。要所での活躍が目立ち流れを相手に渡さなかった インタビューでFlax選手が「ヴァイパーのプレッシャーがやりにくさに繋がった」と答えておりパッチノートの影響がさっそくうかがえた試合内容だった。SCARZ(SZ) vs NORTHEPTION(Nth) ロスター変更直後にもかかわらずREJECTを下して勝ち上がったSZと、FAV gamingを抑えてMain Eventに進出したNthの注目の対決。1st mapではスプリットに向けて対策を講じてきたSZがラウンドを連取。Nthも後半にかけてラウンドを取り返すが、序盤のラウンド差が響き、13-8でSZが勝利した。▲marin選手の見事なクラッチプレイ。珍しいレイナピックだったが撃ち合いの強さで存分に強さを示した 続くヘイヴンではSZのセットアップを撃ち合いでNthが打開。SZもラウンドを取り返すが、20・21ラウンド目の連続クラッチなど個人の打開力を示したNthが新生SZに黒星を付けた。▲フェイクの選手に対してブレイドストームで2キル獲得するseoldom選手。SZの細かな戦術に対してフィジカルで対応した ▲終盤のリーチがかかった場面でクラッチプレイを見せたAstell選手。勝負所でも強気に撃ち合いに行く姿勢が見られた お互いのピックマップを取り合う展開となった両チーム。SZのmarin選手はインタビューで「息が合わないシーンが多かった。大会の緊張感に慣れてない」と新生チームならではの反省点を語った。思考行結(SK) vs SCARZ(SZ) 連戦となるSZが次に戦うのは勢いに乗るSK。ヴァイパーを両チームがピックした1st mapでは前半に大きなラウンド差をつけたSZが13-10で勝利。▲前半最終ラウンドで1vs3のクラッチプレイを見せたRyota選手。アイスボックスでのセージの運用方法をかなり研究していた ▲追い込まれた状況でブレイドストームを生かして1vs3クラッチを見せたMerRy選手。試合には敗北したが随所で輝きを見せた。 勢いそのままに2nd mapではAde選手がエースを達成すると、marin選手のオペレーターでゲームを支配。5-13で大事な試合に勝利した。▲チームに勢いをつけるエースを見せたAde選手。Stage2の配信試合では初となるエースは視聴者を大いに沸かせた 実況の岸さんが「のびのびとプレーしていた」と語るほど高い完成度を見せたSZ。インタビューではRyota選手は「コミュニケーションを突き詰めた」と語り、1試合目からの修正が機能した形となった。Lag Gaming(Lag) vs NORTHEPTION(Nth) 新進気鋭のLagとNthの対戦。この試合で視聴者を魅了したのがSeoldam選手。1st mapではブレイドストームでのエースを達成しフィジカルでLagを圧倒。▲ブレイドストームでACEを見せたSeoldam選手。アジアNo.1ジェットとも言われる実力をいかんなく発揮した さらに2nd mapのバインドではSugarZ3ro選手が、この日初ピックのアストラで視聴者を驚かせた。試合は積極的に撃ち合いに挑んだNthがこの重要な試合を8-13で取り、グループ突破に大きく前進した。▲Seoldam選手がスカイをピックするなど、これまでにない構成を見せて視聴者を驚かせたNth ▲最初のラウンドでエースを達成したSugarZ3ro選手。この日初となるアストラピックだったが見事なアビリティの使い方を見せた アストラについて「スモークが欲しいタイミングですぐにたくことができる」と語ったAstell選手。またSugerZ3ro選手も「かなりのスクリムをこなしてきた」と運用に自信をのぞかせた。思考行結(SK) vs NORTHEPTION(Nth) グループAで台風の目となったNthと後がないSKの対戦カード。この日絶好調のSeoldam選手が縦横無尽なエントリーで翻弄。▲ジェットのアビリティを駆使し、さまざまなエントリーの形を見せたSeoldam選手。積極的に前に出て撃ち合いに臨んだ 1st mapに2-13で勝利すると、続く2nd mapでも前半を12-0と思考行結に1本も取らせなかったNthが圧倒的なフィジカルでグループ突破。Astell選手は「油断せずに優勝を目指して頑張る」とコメントしたが、その可能性を十分に感じさせる試合内容だった。Lag Gaming(Lag) vs SCARZ(SZ) グループAの残り1枠を掛けたLagとSZの一戦。ラウンドを取り合う意地のぶつかり合いで先に王手をかけたのはLagだが、SZが土壇場で追いつきオーバータイム(OT)の末に14-16の長期戦を制した。▲追い込まれた状況のエコラウンドを勝利するSZ。ヴァイパーズピットをうまく使いサイトに侵入した ただ2週間後に向けていいイメージで終えたいLagも2nd mapで意地を見せ、2度目のOTの末に意地を見せたLAGが15-13で勝利した。▲オペレーターとブレイドストームで積極的にキルを取りに行ったBazzi選手 見事2位でグループ突破を決定させたSZだが、marin選手は「メインイベントに向けて調整が必要」と語り、Finalsに向けてさらなる成長に期待したい。マッチレポート Day2 続けてDay2。絶対王者のAbsolute Jupiterと、新王者のCrazy Raccoonの再戦が行われた試合にも注目だ。チーム探してます(TS) vs Feeling(FEL) Open Qualifierで強敵を打ち破り勝ち上がった両チーム。序盤に9ラウンドを連取したチーム探してますがそのまま差をつけて1st mapを勝利。ただ2nd mapでは、一転してFELが前半で10-2と大量リード。後半一度もラウンドを取られることなく、2-13でこの試合を引き分けに持ち込んだ。▲2nd mapでKDA5.8を叩き出したお散歩ジェット。安定した立ち回りと撃ち合いの強さで圧巻のプレーを見せた Crazy Raccoon(CR) vs Absolute Jupiter(JUP) Stage1決勝の再戦が早くも実現。JUPはLaz選手がフェニックス、CRはZepher選手がスカイと両チーム大きく構成を変えての一戦となった。試合は序盤こそラウンドの取り合いになったが、JUPがさらに進化した連携の高さを見せて勝利。▲Stage1からピックを変更してきた両チーム。特にZepher選手のスカイピックは視聴者を驚かせた 2nd mapのアセントでも前回で苦しめられたneth選手のオペレーターに柔軟に対応し、前回王者にリベンジを果たした。▲CR相手にエースを達成するtakej選手。Stage1の決勝では結果を残せなかったが、この日は本来のパフォーマンスを発揮 Laz選手は「CRとは後々あたることになる。そっちがメイン」と語っていたが、各選手がCRとのリベンジしたことへの安堵を口にしていた。チーム探してます(TS) vs Crazy Raccoon(CR) JUPとの一戦を落とし、グループ突破に黄信号がともったCRだが、TS相手に圧巻のプレーを披露。1st mapの後半からわずか2ラウンドしか落とさずに5-13、2-13で王者の貫録を見せた。▲一戦目の悔しさを晴らす素晴らしいプレーを見せたneth選手。誰もが認める日本一のレイズ使いがチームを牽引した ただインタビューでrion選手は「この試合はやりたい事ができたが、1試合目のJUP戦は反省点が多い」と話し、チームとして修正すべき点が多いことを明かしていた。Feeling(FEL) vs Absolute Jupiter(JUP) 下馬評通りJUPがスキのない試合展開で1st mapを取得したが、2nd mapではFELが意地を見せる。特に活躍したのがArt選手のオーディン。固定砲台のように弾幕を張り攻守でチームに貢献。惜しくも11-13で敗れたFELだが多くの視聴者がこの日のベストバウトに挙げる試合を見せた。▲JUP相手にキルを量産したArt選手のオーディン。武器の強さを生かした立ち回りでJUPを苦しめた チーム探してます(TS) vs Absolute Jupiter(JUP) グループ突破に向けて後がないTSの前に立ちふさがったのはJUPのLaz選手。圧倒的なフィジカルでキルを重ね、ウルトと合わせたエントリーでTSを苦しめた。▲デュエリスト採用でさらに脅威が増したLaz選手。ウルトを積極的に使い、特にエントリー面で貢献した 後がないTSも意地を見せたかったが、JUPの高い壁に敗北。グループステージの敗退が決定した。「今までの試合で一番楽しかった」と語ったLaz選手。「ここからが本番」と語っていたが、王座奪還に向けて最高の仕上がりを見せた3試合だったといえるだろう。Feeling(FEL) vs Crazy Raccoon(CR) グループ突破の残り1枠を掛けた試合は両チームラウンドを取り合う互角の勝負。ただ、後半からFELの動きに対応したCRが勝利し王者の貫禄を見せ、2位通過を確定させた。▲ブラストパックでエントリーしながら、空中で敵を倒したneth選手。間違いなくこの日一番のプレーだろう また、消化試合となった2nd mapではCRの選手がこれまでピックしなかったエージェントを選択し、視聴者を沸かせた。▲消化試合のため「自分が一番好きなキャラクター」と語るヨルをピックしたZepher選手。ただ「最後のラウンドにはふれないでほしい」と語るほどのミスをしてしまい、実況/解説の笑いを誘った グループ突破は決めたもののneth選手が「悔しい」と語る通り、JUPにリベンジを果たされたCR。Challenge FinalでのJUPとの再戦に期待したい。またグループ敗退とはなったがJUP・CR相手に接戦を見せたFELへの期待も高まる1日となった。まとめ 熾烈な戦いを繰り広げChallenge Final進出を決めたのはNORTHEPTION・SCARZ・Absolute Jupiter・Crazy Raccoonの4チーム。Stage1から構成を大きく変えるチームも多く見られたこの2日間。パッチノートの変更によるバッキーの減少・ヴァイパーの採用などStage1では見られなかった環境の変化が生まれたのも印象的だった。今回惜しくも敗退したチームも来週の活躍に期待したい。配信アーカイブ:VCT Stage 2 - Challengers JAPAN Week 1 Main Event Day 1https://www.mildom.com/playback/12287123/12287123-c1ofopd2lrnch6bk91agVCT Stage 2 - Challengers JAPAN Week 1 Main Event Day 2:https://www.mildom.com/playback/12287123/12287123-c1p4as52lrn95a06cm9gVALORANT Champions Tour Stage2 公式:https://valorantesports.tokyo/index.html
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- 【レポート】波瀾万丈の「VALORANT Champions Tour Stage2 WEEK1」激闘を勝ち抜き、「Main Event」への駒を進めた8チーム!
- 『VALORANT』初代地域チャンピオンを決める大会「VALORANT Champions Tour Stage2」が2021年4月3日から開催された。「VALORANT Champions Tour」とはVALORANT世界王者を決める大会でChallengers・Masters・Championsの3段階で構成されている。地域大会Challengersとその勝者が出場する国際大会Mastersが全3回にわたって開催。そこで成績上位のチームがVALORANT初代チャンピオンを決める大会Championsへの出場権を獲得する。そして、4月3日(土)から開催されたVALORANT Champions Tour Stage2ではMastersに出場する1チームを決める戦いが行われる。Stage1は新型コロナウイルスの影響で地域内限定での開催となったMastersだがStage2ではアイスランドでの開催が予定されており、期待が高まっている。Week1にあたる3日にはChallengersにあたるOpen Qualifierが開催。実況/解説に岸大河さん・yueさんを招き、全39チームが8グループに分かれてBO1の戦いに臨んだ。今回はそんなWeek1のレポートをお届けしよう。マッチレポート 各グループごと試合の見どころをレポートしていこう。グループA DetonatioN Gaming(DNG) vs 戦 第1試合では戦のAffe選手が新エージェント「アストラ」を採用。スキルをうまく使いキルを重ねたが、多くの大会で実績を残しているDNGが徐々に動きに対応。終盤に5ラウンド連取し、13-11で見事勝利を収めた。▲アストラのスキルとオーディンの合わせ技でキルを重ねたAffe選手 グループB First Gaming(FG) vs Hexad Stage1では名だたるチームを倒し、Mastersに進出したアマチュアチームのFG。sakurai選手・Shuzz選手といった個人技の強いHexadに対して高い完成度を披露。撃ち合いでは分があったHexadだったがゲームを支配したFGが13-8で勝利を収めた。グループC FENNEL(FL) vs BlackBird Ignis(BBI) チーム結成直後にもかかわらずStage1ではMastersまで勝ち上がったFENNELと、公式大会「First Strike」で準優勝に輝いたBBIの一戦。Stage1ではコミュニケーション面が不安視されていたFENNELだが、韓国人選手を中心に成長した姿を披露。強豪BBIに13-9で注目の一戦を制した。▲勝利インタビューでは英語でのコミュニケーションも見れたFENNEL グループD Lag Gaming(LAG) vs Novagis Gaming(NVG) これまでの大会で好成績を残している注目チーム同士の対戦。3デュエリストの攻撃的な構成で臨んだLAGが序盤から試合のペースを握った。後半にかけて粘り強さを見せたNVGだったが自慢のフィジカルで押し切ったLAGが13-11で接戦をモノにした。グループE FAV Gaming(FAV) vs Northeption(Nrh) グループ突破の大本命FAVに対して、新生Nrhが挑んだグループE。韓国No.1ジェットとも言われるseoldom選手がブレイドストームで4キルするなど、調子の良さを見せたNrhが試合を圧倒。5-13と大方の予想を裏切る番狂わせを見せた。▲試合終盤ブレイドストームのみで4キルするseoldom選手。常にアグレッシブな立ち回りでコメント欄をわかせていた グループF Reject(RC) vs SCARZ(SZ) 日本屈指の撃ち合いの強さを誇るRCはSZと対戦。大会前にSak選手、Npoint選手の脱退により、ロースター変更をしたSZは、序盤こそラウンドを取られたが、marin選手を中心にラウンドを連取。11-13で見事逆転勝利し、marin選手は30キルの大活躍を見せた。▲この日最多キルの30キルでチームを牽引したmarin選手。苦手としていたRC相手に勝てたことは素直にうれしいとmarin選手。味方との連携により、動きやすくなったとのこと グループG Sengoku Gaming(SG) vs Absolute Jupiter(JUP) Stage1のリベンジに燃えるJUPはロール変更に伴いLaz選手がフェニックスをピック。インタビューで「どこにでも勝てる気がする」とコメントするほど躍動感ある活躍を披露。10-13でSGとの接戦を制した。▲サイファーからフェニックスに使用エージェントを変更したLaz選手を筆頭に、大きく構成を変えてきたJUP。キャラピックの時点で配信を沸かせていた グループH Free Agents(FA) vs Crazy Raccon(CR) 最終戦に登場したのは圧倒的な強さでStage1優勝を果たしたCR。一方、FAは日本最強のIGLとして名高い、eroc選手率いる新参チームとの戦いだ。ピストルラウンドを2度落とし苦戦を強いられたが、後半ラウンドにかけて王者の底力を見せたCRが8-13で勝利。見事グループ突破を決めた。▲マーシャルで連続キルを重ねるFAのAnker選手。ACEが取れる勢いで味方をサポート。前半ラウンドの出だしが好調だっただけに、この敗北は惜しい まとめ 熾烈な戦いを繰り広げ来週のMain Eventを決めた8チームは以下の通り。実力差の拮抗しているグループAとStage1決勝の再戦が実現するグループBはどちらも熱い試合になること間違いないだろう。Main Eventは4月10日にグループA、4月11日にグループBが行われる。Challenger Finalの切符をかけた戦いから目が離せない。配信アーカイブ:https://www.mildom.com/playback/12287123/12287123-c1ju6t7tc1nps1d2ibagVALORANT Champions Tour Stage2 公式:https://valorantesports.tokyo/index.html
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- 【レポート】「GigaCrysta Presents ぷよぷよファイナルズ SEASON3」優勝は「ぴぽにあ」選手!
- 株式会社セガは、2021年3月20日(土)に開催した「GigaCrysta Presents ぷよぷよファイナルズSEASON3」の結果を報告した。優勝はぴぽにあ選手に決定!<以下、ニュースリリースより>「GigaCrysta Presents ぷよぷよファイナルズ SEASON3」結果 優勝は、ぴぽにあ選手! プロ選手の中でも上位の選手が集まる今大会、どの試合も大連鎖の応酬で見ごたえのある展開となりましたが、決勝戦は、予選を全勝したぴぽにあ選手とSAKI選手の対戦となりました。相手のフィールドをしっかりと凝視した上で攻撃を仕掛けるSAKI選手に対し、ぴぽにあ選手は自身のペースを乱さず適切に対応することで優勝を勝ち取りました。決勝戦後のインタビューでぴぽにあ選手は、「優勝できてすごくうれしい。最後のほうはよくわからない試合展開が多かったが、今シーズンは“持っていた”と感じているため、そういう意味では納得の優勝だった」と語りました。 優勝:ぴぽにあ選手 準優勝:SAKI選手「ぷよぷよ」SEASON4 セガ公式eスポーツ大会スケジュール公開! 2021年4月から始まるSEASON4では、プロ賞金大会の「ぷよぷよチャンピオンシップ」を4回、プロ・一般混合競技会「ぷよぷよカップ」を3回(※)実施いたします。さらに、長らく延期となっていた一般大会「ぷよぷよランキングプロ選抜大会」は8月に開催予定です。 各大会の詳細は随時発表いたします。SEASON4にもぜひご注目ください。 ※11月の「ぷよぷよカップ」は東京会場、大阪会場と2回実施いたします。 ※大会の形式・スケジュールは変更の可能性がございます。
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- 【レポート】カプコン公認!障がい者の社会参画を促進するeスポーツ大会「第4回 e-sports Barrier Break-Cup」開催
- e-sports Barrier Break-Cup事務局が主催する障がい者の社会参画を促進するeスポーツ大会「第4回 e-sports Barrier Break-Cup ひな祭り」を、2021年3月27日(土)に名古屋テレビ塔にて開催。当日の様子はライブ配信で公開された。 2タイトルでアツい戦いが繰り広げられる! 本大会で4回目となる「e-sports Barrier Break-Cup」。今回は株式会社カプコン制作公認の下、プレイステーション4専用 『ぷよぷよeスポーツ』および、『ストリートファイターV チャンピョンエディション』にて熱い戦いが繰り広げられた。一般的なスポーツと違い、障がいの有無関係なく楽しめる競技である「eスポーツ」を通して、普段社会との接点が持ちづらい障がい者の方へ社会参加の機会を創出することを目的として開催しています。eスポーツを通して向上心や目標をもてるだけでなく、チーム戦においては仲間と共に戦い、人間関係を身につけたり、観客からの応援を受けることで高揚感を体感し、自信にも繋がります。障がい者の方自身が活き活きと自信を持って生活する、また一歩踏み出すきっかけとして、本大会が貢献できるものとして期待しております。第一部: 『ぷよぷよeスポーツ』による総当たり戦 「チーム桜島」より選手3名 vs「チームくまねこ」より選手3名。 オンライン対戦モードの「ぷよぷよ通」にて対戦。初期設定のまま対戦を行う。1試合全3ラウンド。先に2ラウンド制した方に白星。白星の数が多いチームが勝利。最終試合では「チーム桜島」が逆転勝利したものの、総合結果は3対2で「チームくまねこ」が勝利!第2部:『ぷよぷよeスポーツ』による個人戦 障がい者選手・健常者選手6名による個人戦。オンライン対戦モードの「ぷよぷよ通」にて対戦。初期設定のまま対戦を行う。1試合全3ラウンド。先に2ラウンド制した方が勝ち。1試合目は「チームくまねこ」の詩音選手、「チーム桜島」のライス選手が対決。▲普段はおっとりだけどゲーム中はイケイケになるという詩音選手(画面左)が1本先取! 序盤は詩音選手が優勢かと思いきや、2試合目ではライス選手が逆転勝利。勢いに乗じたライス選手が続けて3試合目も選手して見事勝利。▲練習の成果がでたとライス選手。CPUの勝ち抜き戦で日々練習していたとのこと 2試合目は「チームくまねこ」からはRelly選手、「チーム桜島」からはふじまり選手が登場。1戦目から5連鎖の猛攻を仕掛けるふじまり選手。▲縦に積んだぷよで5連鎖を発動させたふじまり選手(画面右) 2試合目も4連鎖を決めてRelly選手を圧倒。連勝で見事勝利を勝ち取った。▲連鎖が光ったふじまり選手 第3部:『ストリートファイターV チャンピオンエディション』による総当たり戦 「チーム桜島」より選手3名 vs「チームくまねこ」より選手3名。オンライン対戦モード「バトルラウンジ」にて対戦。禁止キャラ等制限はなし。1試合全3ラウンド。先に2ラウンド制した方が白星。白星の数が多いチームが勝利。拮抗した戦いが続き2対2の同点で迎えた大将戦。「チーム桜島」のゆう選手、 「チームくまねこ」のライス選手が対戦。▲相手の起き上がりに投げと打撃の2択で翻弄するライス選手 ライス選手の勝利により「チームくまねこ」の優勝が決定した。第4部:『ストリートファイターV チャンピオンエディション』による個人戦 障がい者選手・健常者選手6名による個人戦。オンライン対戦モード「バトルラウンジ」にて対戦。禁止キャラ等制限はなし。 1試合全3ラウンド。先に2ラウンド制した方が勝ち。第1試合は「チームくまねこ」ライス選手、「チーム桜島」ai07選手が対戦。▲Vトリガーを発動するなど、テクニカルな立ち回りを見せるai07選手 百烈張り手で猛攻撃を仕掛けるアイゼロナナ選手が優勢かと思いきや、冷静なガードで相手の攻撃を耐え抜いたライス選手が見事勝利。2試合目は「チームくまねこ」の詩音選手、「チーム桜島」のmiwa選手が対戦。▲ルシアの連続攻撃で圧倒する詩音選手 ガンガン攻め続けた詩音選手が2本連続選手で見事勝利。第4部も無事終了した。日本全国、障がいを問わず戦えるのがeスポーツの魅力ともいえる。今後もさまざまなドラマを見せてくれる本大会を見届けていきたい。なお、次回は2021年5月15日(土)に開催決定した。本大会のアーカイブは公式YouTubeチャンネルで配信されている。また、公式Twitterでは大会情報も随時配信しているとのことなので、そちらも併せてチェックしてほしい。■配信アーカイブ e-sports Barrier Break-Cup公式サイト:https://bbc-project.com/e-sports Barrier Break-Cup公式Twitter:https://twitter.com/esportsBBCjapan
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- 「Mildom×よしもと ゲーム実況-1グランプリ」はロングコードダディ! Mildomレギュラー番組も獲得
- 「Mildom×よしもと ゲーム実況-1グランプリ決勝」が3月27日(土)21時から開催された。吉本芸人の中でナンバーワンのおもろい実況者を選ぶ大会として開催され、勝ち残った4組が激突。決勝は15分ごとの持ち時間で、それぞれが好きなゲームをプレイしながら実況した。MCはアキナ、審査・解説にはMildom公認配信者のMとしさん、軍師ミノルさん、カジテツ玉子さんが参加。最終審査は公認配信者3票と、スタッフ投票1票、視聴者投票1票の計5票で確定し、同点の場合は視聴者投票の結果となる。アキナ 1組目:キャタピラーズ・しげみうどん×PUBG MOBILE 1番手はキャタピラーズ・しげみうどん。自粛の時期に毎日のようにやっているゲームということでバトルロイヤルの『PUBG MOBILE』を選んだ。キャタピラーズ・しげみうどん まずは『PUBG mobile』のルールを説明しながらスタート。1戦目は武器がなかな拾えずにすぐにやられ、2戦目は階下から上がってきた敵に瞬殺され、3戦目は弾幕の中に降りて敗退。ここまでのムーブは「配信映えも考えて戦闘をあえて狙って降下した」とのことで、4戦目は「勝ちに行く」と宣言。敵が少ない場所に降下して堅実に装備を整えじっくり攻めていく。しかしこの時点で持ち時間は残り5分に。キルを重ねてやっと「キルキルキルちゅるちゅるー!」としげみうどんらしさを見せるも、サイドからの狙撃であえなく終了し、ゲームとしてはいいところなしで終わった。今大会はあくまで実況の勝負であり、ゲーム中の戦績は関係ないのだが、カジテツさんからは「ハイテンションすぎて感情の強弱をつけた方が良かった」というアドバイス。Mとしさんは、「残り時間が少ないところで尺の中でちゃんとやられてオチをつけた」と評価も高かった。2組目:ロングコートダディ×Human Fall Flat 2組目はロングコートダディのふたり。ゲームはわちゃわちゃしたキャラが動き回る『Human Fall Flat』をチョイスし、ふたり自身もやったことのないエクストラステージを初見でプレイし、クリアを目指すという内容だ。ロングコートダディ このゲームならではだが、目的もわからない状態でキャラ特有の動きなどを見せる出だしに。ふたりが「海苔」と呼ぶ黒い板をどうにか引っ張り出して崖に橋をかけたりしながら、二人同時プレイならではの助け合いや失敗を繰り返しながら謎を解いていく。いくつかのギミックを乗り越え、残り3分の段階でステージクリアか……と思わせつつ、まだまだ続きそうな新たなフィールドへ入ると、残り時間は酔っ払いのサラリーマンが絡み合っているような動きで終了した。軍師ミノルさんは、「知らない人が見ても何がしたいのかがわかるゲーム性」とチョイスの良さも評価。カジテツさんからは、「仲のいい二人組という感じ。実況って名言が出ることが多いんですが、『だいぶ物理の先生』が良かった」とコメントしていた。3組目:ダブルヒガシ・大東×鉄拳7 3組目はダブルヒガシ・大東。3歳からやっているという大好きな格闘ゲームの中から『鉄拳7』をチョイス。今回はムエタイ使いのファーカムラムを選択し、ネット対戦の様子を配信した。待ち時間ではキャラのストーリーを面白く解説しつつ、ラスベガスで開催された「EVO」や、日本の「EVO Japan」などでの実績も紹介していく。ダブルヒガシ・大東 最初に対戦したのは実装されたばかりの新キャラ、リディア。わからん殺しではなかったと思うが、負け惜しみを言いながらも惜しくも負け。2戦目は海外プレイヤーが操る「ウォーキング・デッド」シリーズのニーガン。知っている芸人も多く盛り上がったが、あえなく敗退。そして3戦目は『ファイナルファンタジーXV』の主人公・ノクト。序盤は押されたものの、逆転勝利するところもしっかり見せたが、負けた時の「うううぇああああ!」という絶叫がコミカルだった。残った時間で「最後にちょっと見せたい」ということで、ミニゲームとして実装されているボウリングを披露。残り30秒でいかついキャラがボールを投げ、3ピンと10ピンを残す見事なスプリットを見せてのエンディングとなった。軍師ミノルさんは「僕は格闘ゲームは下手なので、僕がやると(視聴数が)半減する。鉄拳ファンがいたら唸る内容だった」と腕前を評価。Mとしさんは「佳境になると読み合いに集中して黙ってしまうけど、試合終盤もずっとしゃべり続けていたのがゲーム実況に向いている」と実況部分についても褒めていた。4組目:ジュリエッタ・藤本×エーペックスレジェンズ 最後はジュリエッタ・藤本さんによる『エーペックスレジェンズ』のカジュアルマッチ配信。エーペックスあるあるとして、「街中に青いビニール袋が落ちていたのを見て、2倍スコープと間違えて拾いに行ったことがある」という小ネタエピソードでつかみはOK(?)。ジュリエッタ・藤本 キャラ選択ではレイスをピック。得意とする武器のヘムロックを見つけて「勝ち確です!」と宣言したり、アイテムを拾う時間にゲームの説明や中二病っぽい発言で、4組の中でも非常に冗舌な印象だった。ただしこのマッチではなかなか交戦できない時間が続いてしまう。そしてやっと敵と遭遇すると仲間がやられ、ミラージュの幻影にやられてしまい8位で終了……。この1戦だけで9分を使い、残り6分で再度マッチングしたものの、時間がないということで最低限の武器だけを持って特攻しあえなくデッド。優しい味方に恵まれて、結果としては『エーペックスレジェンズ』ならではの面白いシーンが詰まった配信になっていた。カジテツ玉子さんは、「このゲームはプレイしながら実況するのが難しい。声の張り方が通販番組のようだった」と語り、軍師ミノルさんは「勉強になった。解説を交えながら実況できるのはすごい」とコメント。優勝は視聴者も選んだ「ロングコードダディ」に! 最終審査は、1430人の視聴者からのアンケートではロングコートダディが1位。スタッフ票はダブルヒガシ・大東、ミノルは藤本、Mとしさんはロングコートダディ、カジテツ玉子さんはロングコードダディに投票。その結果、優勝はロングコードダディが獲得。優勝トロフィーと目録、ユニフォームが贈られた。さらに、Mildomでの公式レギュラー番組の獲得、MBS「YUBIWAZA」スタジオ出演権、吉本自宅ゲーム部レギュラー番組へのゲスト出演権、ゲーム関連のメディア、イベント出演、e-sports企業によるサポートといった豪華特典も与えられた。アキナとロングコートダディ 優勝したロングコードダディは、「大東が最初からボウリングで行ってたら負けていたかも。実況している人数が倍なので、コンビネーションが出せたと思います。週1でゲーム実況をやってきたんですけど、始まる時は大会もなかった。ゲームをしている時は気楽にできたけど、(優勝した)今の方が緊張している。ゲームで評価されてうれしい。いつもどおり緩くプレイして、いつの間にかトロフィーを持ってたという感じですごく気持ちいいですね」と喜びを語った。審査員の講評では、Mとしさんは「決勝まで残っているだけにどの芸人さんもゲームが好きということが伝わってきて、プレイしているのを見ているだけで楽しかった。もっと配信して欲しい」、軍師ミノルさんは「ゲーム実況者と芸人って住む世界が違って、面白いのかな……と思っていたけど、実況としては完成されているような感じ。非公認でもいいから配信してほしい」、カジテツ玉子さんは「最後の最後までしげみうどんさん以外迷ったけど、レベルが高くてこちらも勉強させてもらうところがあった」と、人気配信者をして光る部分が見られる決勝大会となったようだ。ちなみに、Mildomで番組を持てるということで「最初にやりたいゲームは?」という質問をしてみたところ、「優勝した『Human Fall Flat』をやりたい」と言った直後に、相方からは「このあと続きを遊んでクリアしたい」とさっそくのゲーム好きっぷりを披露。発売されたばかりの『モンスターハンターライズ』も遊びたいと語っていた。コロナ禍において、誰もが気軽に楽しめるコンテンツとしてゲーム配信を進めてきたよしもと×Mildomのコラボ。お笑い芸人の芸がゲーム実況として、本業の漫才やコントとは違ったかたちで活躍の場を持てることが、これで証明されたと言えるだろう。優勝したのはロングコートダディだが、それ以外の2組……ではなく3組も、それぞれの特徴を出しながら、視聴者も楽しめるようなゲーム配信になっていたことは間違いない。審査員も語っていた「(負けた芸人も)非公認でもいいから配信してほしい」というのが、ファンの素直な心理ではないだろうか。まずは、ゲーム実況芸人ナンバーワンに輝いた、ロングコートダディの今後のゲーム配信番組にも大いに期待したい。配信アーカイブ1:https://www.mildom.com/playback/12247852/12247852-c1fhg3q1d1asbn42b4ng配信アーカイブ2:https://www.mildom.com/playback/12247852/12247852-c1fiigkhl3vsa642ac1g
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- 【レポート】VCT STEGE1 MASTERS閉幕!強豪を倒し、王者に輝いたのは「Crazy Raccoon」
- 『VALORANT』 のチャンピオンを決める公式大会「VALORANT 2021 CHAMPIONS TOUR」(以下、「VCT」)がいよいよ始動。頂上決戦への切符を手にすべく大会がいよいよ世界各国で開催されている。日本では予選となる「CHALLENGERS」が3週間に渡って開催。予選を勝ち抜いた強豪8チームによる決勝大会「MASTERS」が2021年3月13日(土)〜21日(日)に行われた。▲決勝に残ったのはCrazy Raccoon、Lag Gaming、FENNEL、FIRST Gaming、FAV Gaming、REJECT、CNCI BLUE BEES、Absolute JUPITERの8チーム 最終決戦では絶対王者であるAbsolute JUPITERとCrazy Raccoonの対決。誰もがAbsolute JUPITERの勝利を予感していたであろう戦いに勝ち上がったのはCrazy Raccoonだった。歴史を変えた瞬間でもあるVCT STEGE1 の様子をお届けしよう。<以下、リリースを元に作成>LOWER FINALS 「LOWER」とはいわば敗者復活戦。各試合で敗北したチーム同士が戦い、最後まで勝ち残ったチームが敗者復活として決勝進出にできるという仕組みだ。▲左から順番に日程が進む。本戦は8チームによるトーナメントとなっているので、ROUND1で敗北するチームは4チーム(Lag Gaming、FENNEL、FAV Gaming、CNCI BLUE BEES)。ROUND2で敗北するチームは2チーム(REJECT、FIRST Gaming)、ROUND3で敗北するチームは1チーム(Crazy Raccoon)となった LOWER FINALSは、前日までに行われていた試合と同じく2勝したほうが勝ち抜けというルール。視聴者による勝敗予想こそCrazy Raccoonが優勢という声が多かったが、どちらが勝ってもおかしくないバトルが続く。Bo1(マップ:アセント) 序盤は相手に有利なポジションを取らせない動きを見せたCrazy Raccoonがラウンドを連取。一方、REJECTも撃ち合いを制して、徐々に追い上げていくが、中盤で流れを掴んだのは、yueさんが注目選手として挙げていたneth選手の活躍などで勢いを増したCrazy Raccoon。彼らは最終的に13:8と突き放して1勝をもぎ取った。Bo2(マップ:バインド) Bo2の序盤はNoriseN選手を中心にREJECTが攻め続け、ラウンド数でリード。それでもCrazy Raccoonも盛り返してやはり接戦にもつれ込む形に。しかしメンバー個々の活躍が光ったREJECTが終盤で差を見せつけて勝利。Bo1の逆を辿るような展開で、勝負の行方はBo3に委ねられた。Bo3(マップ:アイスボックス) 高低差の多いアイスボックスでは、事前に「3Dの動きが得意」と言及されていたREJECTのDep選手が下馬評通りに活躍。しかし序盤に一瞬で4キルを稼いだCrazy RaccoonのMunchkin選手を始め、ほかのプレイヤーも実況席の絶叫を誘うほどのスーパープレイを連発。最終的には中央エリアでの戦いを制したCrazy Raccoonが13:9で勝利した。 実力が伯仲していたREJECTをくだし、決勝進出を決めたCrazy Raccoon。試合後のインタビューでメンバーは「チームの雰囲気もよく、(前日の試合で負けた)Absolute JUPITERにリベンジできるのでうれしい」(rion選手)、「あまり満足できないできの試合だったので、今から本気出します」(Medusa選手)と語り、決勝に向けて気合十分の様子だった。決勝 決勝は本戦で勝ち上がったAbsolute JUPITERと、LOWER FINALSで勝ち上がったCrazy Raccoonによる戦いに。これまでの戦いと異なり、3勝したほうが勝利となる。視聴者による勝敗予想ではAbsolute JUPITERが圧倒的な支持を集めていたが、試合は意外な展開に。▲トーナメント上部が本戦、下部が敗者復活戦。最終的に勝ち残ったのが右上のAbsolute JUPITERとCrazy Raccoonの2チームとなった Bo1(マップ:バインド) 連携力の高さを生かして3ラウンド先取し、序盤は完全にAbsolute JUPITERペース。しかしCrazy Raccoonは早めにタイムアウトを取って風向きを変え、中盤で逆転。そこから互いにラウンドを取っていくが、後半から積極的に前に出始めたCrazy Raccoonが11:13で勝利。初戦から、この対戦も実力が拮抗したものだと予感させる内容となった。 Bo2(マップ:アセント) 先勝した勢いもあってか、Bo2はCrazy Raccoonが終始先行する展開に。彼らが一方的にラウンド獲得を重ね、2:7となった際には実況席から「Absolute JUPITERのこんなスコア見たことがない!」という声もあがった。最後までその差は埋まることなく、Bo2は4:13でCrazy Raccoonの勝利。Absolute JUPITERが選択したマップでCrazy Raccoonが連取し、優勝に王手をかけることに。Bo3(マップ:ヘイヴン) Crazy Raccoonが選択したマップでの戦いは、大敗を喫したことで逆に気分を切り替えられたのか、序盤はAbsolute JUPITERが先行。しかしCrazy Raccoonもメンバー全員が活躍を見せて徐々に追い上げ、中盤で逆転に成功。それからは前日の対戦をじっくり研究したかのように相手の行動に適切な対応をし続け、リードを広げて5:13で勝利。まさかの王者を3タテしての優勝に、Yukishiroさんによる「歴史が変わった!」の絶叫が響き渡る。優勝チームインタビュー 王者を相手に堂々たる勝利を収めたCrazy Raccoonのメンバーは感無量の様子。Zepher選手は「昨日は普段のようにできなかったので、最後の今日に悔いなくプレイできてよかった」、Medusa選手は「言葉が出ないくらいうれしい」とリベンジを喜ぶ。またneth選手がコメント中に涙で声をつまらせると、「泣いちゃ駄目」と声をかけていたほかのメンバーたちも涙を見せるという感動的な場面もあった。▲左上から右下まで順番に、Medusa選手、Munchkin選手、neth選手、rion選手、Zepher選手 彼らが勝因として挙げたのはコーチやアナリストの存在、そして正式加入して2カ月ほどの韓国人・Munchkin選手による指揮とのこと。そのMunchkin選手は「公式大会で勝ったのは初めて。ありがとう」と初勝利の喜びを語り、日本の競技レベルについて問われると「(韓国のチーム)Vision Strikersが強くて、それ以外は日本も韓国もほぼ同じくらいのレベル」と答えていた。 勝利チームインタビューを終えた岸さんが「高かったAbsolute JUPITERの壁をCrazy Raccoonが超えた」と改めてCrazy Raccoonの勝利を称えると、Yukishiroさんは彼らの強みを相手の行動への対応力だと評価。また「王者として頑張ってきたAbsolute JUPITERも公式大会で初めて土がついて、また一段と化けて強くなる。国内の競技シーンのレベルが上がるのでは」とさらなる盛り上がりに期待を寄せていた。Absolute JUPITERは、途中危うい場面を見せるものの最終的に勝ち残るというイメージが戦ったため、終始追い詰められて敗北するというのは、初めてではないだろうか。ここまで圧倒されるAbsolute JUPITERは正直見たことない。これをバネに、Absolute JUPITERもさらなる飛躍を見せつけるに違いない。なお、来月からは「VCT STAGE2」が早くも開催。次なる王者はどのチームなのか、今後も目が離せない!VCT公式:https://valorantesports.tokyo/配信アーカイブ(YouTube):https://www.youtube.com/channel/UCzVgCrOcBAWYEHTtVOMPAtw配信アーカイブ(Twitch):https://www.twitch.tv/valorant_jpn配信アーカイブ(OPENREC.tv):https://www.openrec.tv/user/riotgames_jp配信アーカイブ(Mildom):https://www.mildom.com/profile/12287123
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- 【レポート】「桃鉄GP(桃太郎電鉄グランプリ)」エキシビションマッチ優勝者はYouTuberのMasuoさん!
- 3月21日(日)に開催された「桃鉄GP(桃太郎電鉄グランプリ)」エキシビションマッチが無事閉幕。優勝を手にしたのはYouTuberのMasuoさんだ。■配信アーカイブ <以下、ニュースリリースより>『桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~』「桃鉄GP」エキシビションマッチオフィシャルレポート 株式会社コナミデジタルエンタテインメントは、3月21日(日)に「桃鉄GP(桃太郎電鉄グランプリ)」エキシビ ションマッチを開催しMasuoさんが優勝したことをお知らせします。「桃鉄GP」は参加者が「桃鉄」シリーズ最新作『桃太郎電鉄~昭和平成令和も定番!~』(Nintendo Switch™)を使用し、日本一の社長の座をかけて対戦するゲーム大会です。 今回はPR大使の陣内「桃」則さんこと陣内智則さんを総合MC、本作の楽曲制作に携わるヒャダインさんを特別 解説として迎え、著名人限定のエキシビションマッチとして、各界から12名の桃鉄自慢が集結して熱戦を繰り広 げました。準決勝は各グループ大盛り上がり! Aグループは序盤は井上裕介さん(NON STYLE)が引きの強さを発揮しましたが、Masuoさんが「ロイヤルEXカード」を駆使して100億以上の資産を得て、ハイレベルな戦いを勝ち抜きました。 Bグループは解説から「キャラ渋滞」と呼ばれた個性の強いグループ。さまざまなイベントが起こり、先が見えない展開が続く中、最終的には、「坊主丸儲けカード」を使った狩野英孝さんが、2位に差をつけて勝利しました。Cグループは終盤までもつれ込む戦いに。「虎につばさカード」を手に入れたてつやさん(東海オンエア)が僅差で優勝しました。各グループの2位の中からCグループの笹木咲さんが総資産1位で決勝に駒を進めました。決勝は最後まで予測不能な展開に! 熾烈な戦いを勝ち抜いた4名が集結した決勝戦。それぞれがカードを活用するなど、一進一退の攻防に。そんな中、「空気を読む」という得意のスタイルで地道に物件を買い集めたMasuoさんが優勝しました。 Masuoさんは「最高です!最後の最後までわからなかったので」と満面の笑みを見せ、喜びを語りました。大会の最後には今後「桃鉄GP」では、一般のお客さまにもご参加いただける大会の開催を予定していること、近日大型アップデートを予定していることを発表しました。詳細については、決まり次第公式サイト等でお知らせしますので、楽しみにお待ちください。 ▼公式Twitter▼@MOMOTETSU_Reiwa▼公式サイト▼https://www.konami.com/games/momotetsu/teiban/▼プレー動画投稿応援キャンペーン▼https://www.konami.com/games/momotetsu/teiban/cp-movie.html
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- 【VALORANT】MildomでVCTファイナル進出の新生チーム「FIRST Gaming」に強さの秘訣に迫るインタビュー実施!
- 2021年3月4日(木)、ライブ配信サービス「Mildom(ミルダム)」にて、『VALORANT』の大会「VALORANT 2021 CHAMPIONS TOUR予選」(以下、「VCT」)の様子を振り返る「VALORANTタイムズ」が配信された。今回は彗星のごとく現れた「FIRST Gaming」に注目。彼らの強さの秘訣を進行役のOooDaさん、Yukishiroさんがインタビュー。<以下、リリースより>コーチが入ったことで、チームが引き締まった 今回は「FIRST Gaming」のメンバーが集結。OooDaさん、yukishiroさんが進行役としてチーム設立経緯や強さの秘訣についてインタビューする形式で進行した。冒頭のメンバー紹介に続き、yukishiroさん、OooDaさんが「FIRST Gaming」の印象を次のように語る。yukishiro:以前は、結構攻撃的なチームだったが、「VCT」ではフィジカルを主体にしている。個々で倒すシーンが目立ちつつも、スーパープレイも出ていたので今ノッているチームなんだなという印象が「VCT」でついた。OooDa:攻めるタイミングの嗅覚がすごかった。相手が嫌がるタイミングで攻めていた。次に「FIRST Gaming」の設立経緯についての話に。TORANECO選手によると、「FIRST Gaming」のTwitterアカウントが誕生して選手募集をかけていて、それぞれの選手がトライアウトを受けてチームに加入したとのこと。続いて、「FIRST Gaming」の急成長の背景についてOooDaさんから質問が。Anthem選手は、「コーチが入ってからですね。」と回答。コーチが入ったのは、3,4週間前で、それまではコミュニティ大会で負けていたが、コーチが入ってきて勝てるようになったようだ。KaKU選手は、「コーチが入ったことで皆が引き締まった。不調が続いてまとまりがなかったが、コーチが入ってコミュニケーションというか、ひとつのことに対して議論が深まって全員がまとまりはじめたのが大きい。」と話していた。選手がプレイに集中できたり雰囲気を維持できるコーチの存在はありがたい 続いて、yukishiroさんから「どういった部分が強くなったのか」との質問があった。バズ選手いわく、「全員がやることをちゃんと理解した。前はごり押ししていたが、(VCTでは)ちゃんと実力を出し切ったかなという感じがする。」と発言。続けてTORANECO選手が、「チームが試合でミスをした時に、コーチがいないとメンバーの中で変化をつけないといけないが、それはチームを壊す要因にもなる。コーチが入ることで、選手がプレイに集中できたり雰囲気を維持できる。ありがたい。」と、やはりコーチの存在を強調した。話は変わって選手それぞれのプロフィールの話に。Anthem選手は3月16日が誕生日で近いことがあり、欲しいものを求められ「グラボ」と即答。ムードメーカーの役割は、kaminoco選手が担当しており、年齢も「非公開」と驚愕の発言。また冷静な人は、全会一致でKaKU選手とのこと。無理に相手に合わせない 「FIRST Gaming」の普段のチームの練習時間は、週5(大会が近い日は週6)で、夜8時から0時までの4時間。個人練習の内容についてはそれぞれ違うようで、スクリムやランク回しをする選手がいる一方で、TORANECO選手は、眼のトレーニングとしてリズムゲーム(音ゲー)をしているとのこと。このゲームは他のプロチームでも流行っているようだ。また、バズ選手は、過去に反射神経トレーニングのアプリをしているとのこと。気になるAbsolute JUPITERへの対策は? TORANECO選手は、「Laz選手のポジションは試合を見てても印象的で、動きが頭の中に入っていたが、無理に相手に合わせようとすると変な動きになる。JUPITER相手にそれをすると狩られるので、情報だけを共有した上で個々が動いた。」とコメント。また、「FIRSTGaming」のビジネスポジションについての質問が飛ぶと、TORANECO選手は少し考えながら、「オーナーは、セミプロとプロの基準として、選手が生活していける環境を作ってあげられればプロとするポリシーがある。だからセミプロ。もちろん、名乗りたければプロと名乗っていいと。」これにはOooDaさん、yukishiroさんも「選手のことをしっかり考えている」と共感していた。印象に残ったシーンは? まず「FIRST Gaming」が挙げた試合は、「Hexad戦」。18ラウンドのロックダウンとパラノイアでBサイトを完封したシーンと10ラウンドの駆け引き勝ちしたシーン。駆け引き勝ちしたシーンでは、初期ポジションをBサイトに初めてとったラウンドで、相手に情報を与えずBサイトで待機していたことで相手を誘いだして作戦勝ちした試合だった。続いて、「Absolute JUPITER戦」。6ラウンドのAサイトにSPIKE設置後、ラフターにJUPITER全員で上がっていくシーンと7ラウンドのBサイトに進行してくる2人をKaKU選手が防衛したシーン。各選手、JUPITERの連係プレイに称賛しつつ、自分たちの作戦にも取り入れたいと話していた。最後に、TORANECO選手から「勝ちはしたがまだ挑戦者なので、これからも応援よろしくお願いします。」と挨拶があり、番組を締めくくった。なお、本番組は「Mildom」で視聴可能だ。気になる人は下記のURLからチェック!配信日時:2021年3月4日(木)20:00配信チャンネルURL:https://www.mildom.com/playback/11489332/11489332-c10br98oiibuojf1p37g出演者:OooDa(@OooDa)、Yukishiro(@yukishiro3)株式会社DouYu Japan / Mildomについて株式会社DouYu Japanが運営する「Mildom」は、PC・家庭用ゲームやスマホゲームを誰でも手軽に配信、視聴できるライブ配信サービスです。ゲーム実況プレイなどの配信者が創り出すコンテンツだけでなく、esports大会などのゲームイベントの生放送を含め、さまざまなエンタメを中心に多くの人々が楽しめるプラットフォームを目指しています。https://www.mildom.com
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- 「カプコンプロツアー2020 シーズンファイナル」レポート シーズン4最強を決める戦いをピックアップ!
- 日本時間の2021年2月21日(日)と22日(月)の2日間にかけて、「カプコンプロツアー 2020 シーズンファイナル」(CPT2020)がオンラインで配信された。ご存じのように、CPTは本来、世界各地の大会をツアー形式で回りながらポイントを獲得し、年末に開催される「カプコンカップ」でその年の最強プレイヤーを決定する『ストリートファイターV チャンピオンエディション』(SFV)最高峰の戦いだ。しかし、長引く新型コロナウイルスの影響により、各地での大会は軒並み中止に。代替案として、オンラインの大会が開催され、地域ごとに2名の代表を選出して、ドミニカ共和国で代表による最終決戦が行われることになっていた。そして、最後のドミニカ大会も中止となったことで、代わりに開催されたのがこの「CPT2020」だ。『SFV』におけるオンライン対戦は、日本からは米国や韓国がマッチングできるものの、操作と画面表示のネット環境によるズレ、いわゆる「ラグ」の問題もあり、他国と本格的な対戦を行うのはほぼ不可能。そのため、世界各地ごとの代表者同士が戦うかたちでのエキシビションマッチになった。それぞれの対戦の勝者には賞金5000ドルがかかっている。オンラインならではの「CPT2020」の見どころ 2020年の『SFV』世界最強プレイヤーが決まらないことは、率直に残念ではある。しかし、この「CPT2020」は、別のかたちでの『SFV』の裾野の広さを見せた意味で意義はあった。ひとつは、普段はピックアップされにくい隠れた実力者が注目される機会となったこと。通常のトーナメント戦では試合進行の関係上、放送に乗る選手や有力な有名選手の影に隠れてしいがちだが、そういった選手が表舞台に現れたかたちだ。いまや上位のプレイヤーだけを集めても数十人以上が存在しており、実力がありながら放送されない名勝負も多かった。ふたつめは、日本ではなかなか見られない世界各地の戦術や攻略が見られたこと。日本は『SFV』発祥国で世界トップの選手が多いこともあり、日本の大会=世界トップの大会となっている。国内のみのチーム戦「ストリートファイターリーグ:Pro-JP」にしても、世界大会と肩を並べるレベルの戦いとなっている。ただ、同じ選手が戦い続ければ意外性などが薄れてしまう。それは観戦するファン側も同様だ。その意味で、特にDAY1に出場していたような、アジアや南米といった普段あまり『SFV』シーンで見ることのない強者の戦いを観戦できたことは興味深かった。みっつめは、先に4勝した方が勝利という「BO7」方式だ。日本では「10先」という長期戦が好まれているが、格闘ゲームの場合は一般的に2勝したほうが勝利する「BO3」が多い。ランクマッチやカジュアルマッチもこの仕組みなので馴染みがあるだろう。試合数が多いということは、相手の弱点などを見抜いて即座に対応する「人読み」の能力が問われ、追い詰められるとたたみかけるように終わってしまうこともありうる。また、途中でキャラを変更したり、Vトリガー・Vスキルを変更しても、相手の対策が追いつく前に倒せるケースもあり、多キャラ使いの戦略が有効なルールでもある。その意味では4先のBO7方式はちょうどいい印象があった。実際、複数キャラのピックによって相手を翻弄する試合がいくつかみられた。強者同士の戦いを、配信時間の許す範囲内でできるだけ長く楽しませたいという運営側の思いもあってのシステムだと思われるが、その思惑は有効だったと感じる。そんな「CPT2020」の全試合の中から、注目試合をピックアップしてみよう。DAY1 Infexious vs Takamura DAY1はアジア、中国、欧州の実力者が出揃う6戦に。その中でも、日本でもよく知られている英国出身のInfexiousとドイツ出身のTakamuraの対決。Takamuraは今回カプコンカップ出場権を初めて獲得した選手だ。他のカードとは異なる面白さがみられた。Infexiousは武士のような考え方とストイックな戦いぶり、そして上位にはなかなか上がれないとされる是空というキャラ、ウメハラ、ふ〜どと同じチーム「Mildom Beast」ということもあり、日本でも多くのファンがいる選手のひとり。対するTakamuraもCPTでは常に上位に食い込んでおり、その強さは折り紙付きだ。そんなふたりの対決は、豪鬼に対して技の相性的に不利な是空ながら、気がつくとリードしているというInfexiousの不思議な強さが見える典型的な試合となった。立ち回りの読み合いのうまさで大きなコンボもなく、Takamuraができることをひとつひとつ潰しながら追い詰めていく。とはいえ、後半からはそのInfexiousの魔の結界をTakamuraも大胆な技で力押ししていき、火力の強さを生かして体力を削りとっていく。最終的にはTakamuraが勝利を手にしたものの、常にInfexiousが追い詰めるような戦いぶりは、カウント以上に見応えのある試合だった。 DAY2 Caba vs MenaRD ドミニカのガイル使いであるCaba(カバ)と、バーディーの強さを世界に知らしめたMenaRD(メナアールディー)の対決は、意外にもファーストピックでMenaRDがかりんを選択。刹歩などの距離を詰める技と小技からの連携で大ダメージを奪うMenaRDに対して、Cabaはうまく対応できず防戦側に。しかし2試合を取られたあたりから、CabaがMenaRDの移動を止められるようになり、2-2のイーブンに持ち込む。ここでMenaRDは伝家の宝刀、バーディーを投入。リーチの長い技でCabaにソニックブームを打たせず、一発でも触れると圧倒的なパワーで押し込むMenaRDらしい戦い方でガイルに仕事をさせず、最後はブルヘッドからのCAで、4勝2敗でメナが勝利した。 iDom vs Smug 2019年カプコンカップ王者のiDomとSmugの東海岸対決。iDomはララ、SmugはGをピックした1戦目、追い詰められたiDomが、あとわずかというところから逆転。対するSmugはiDomの勢いに惑わされずにラッシュをうまくガードし1試合を取り返す。ここでiDomはリーチの長いポイズンを投入するが、Smugにうまく対応されて2-1に。iDomはララに戻し、互いの火力を押し付けあってフルセット、フルラウンドまでもつれたが、最後はララのお手本のようなリニアからの表裏択にSmugは対応できず、ララの驚異の火力を見せつけてiDomが勝利した。 DAY2 ウメハラ vs ガチくん 東アジア予選を勝ち抜いたウメハラとガチくんの対決は、「カプコンプロツアー2020オンライン」のトリを飾るカード。このふたりは、チーム戦ながら「ストリートファイターリーグPro-JP」の場や、2020年末の10先直接対決のイベントで何度も対戦している。そんなふたりのピックは、ウメハラがガイル、ガチくんがラシードの一択。ただしガチくんは、これまでほとんど見せてこなかったラシードのVスキル2「ウイング・ストローク」を見せる。ラシードは空中でのステップや移動が可能になり、強力な対空技を揃えているガイルに対して意外な動きで翻弄していく作戦だ。そんなガチくんに対して、ウメハラはどっしり構えるいつもの重戦車の戦い方。元々堅実なガードと上り小パンや空中投げによる対空が強いウメハラだけに、あまり惑わされることなく1試合目を取り切る。ガチくんもわずかなスキを見逃さず反撃していくが、自分から触っていきたいラシードと迎え撃つタイプのガイルという組み合わせの厳しさもありウメハラ有利で試合は続き、最後はウメハラが勝利を果たした。 1対1で争われる格闘ゲームは、他のチーム戦eスポーツとは違い、必ず世界最強のひとりが決まる潔さが魅力であり、ヒリヒリするような駆け引きがファンの熱狂を生む。その意味で、2020年のカプコンカップ覇者が空位となってしまうことは本当に残念だ。ただ、渡航が制限され、遠隔地とのオンライン対戦のラグなども問題がある中で、豪華な対戦カードを選手が実力を引き出せる環境で実現した「カプコンプロツアー2020オンライン」は、現時点での最適解だったと言えるだろう。2021年のプロツアー自体もいまだ先が見えない状況だが、この試合直後の2月22日から新システム「Vシフト」を追加したシーズン5がスタートした。まったく新しいこのシステム変更によりどんな戦況の変化が現れるのか。次回の“サイキョー”を決める戦いを、いちファンとして楽しみに待ちたい。DAY1リザルト × PIKORO(ベガ) vs JAH_LEXE(ラシード)○ 0-4× JIEWA(豪鬼) vs VXBAO(ユリアン)○ 2-4× DR MANDRAKE(ユリアン) vs CJ TRUTH(キャミィ) ○ 0-4○ SOMNIAC(ベガ) vs RUMOURS(コーディー) × 4-3○ NEPHEW(コーリン) vs SAMURAI(豪鬼)× 4-2○ LUFFY(レインボーミカ) vs PHENOM(かりん)× 4-1 DAY2リザルト × SKZ(セス) vs Xian(セス) ○ 0-4× AngryBird(セス、いぶき) vs Big Bird(G) ○ 0-4× Caba(ガイル) vs MenaRD(かりん、バーディー) ○ 2-4○ Takamura(豪鬼) vs Infexious(是空) ×○ iDom(ララ、ポイズン) vs Smug(G) × 4-3○ ウメハラ(ガイル) vs ガチくん(ラシード) × 4-1 ©CAPCOM U.S.A., INC. 2016, 2020 ALL RIGHTS RESERVED.
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- 「プロ野球スピリッツ王座決定トーナメント2020」初代王座の栄冠に輝いたのは、ヒナタ選手!!
- PlayStation®4版の『プロ野球スピリッツ2019』(以下、『プロスピ2019』) を競技タイトルとした初のeスポーツ大会「プロ野球スピリッツ 王座決定トーナメント2020」の王座決定戦(決勝)が2021年1月11日(祝)に開催された。『プロスピ2019』にとっては、初のeスポーツ大会だったわけだが、参加者は約3,000人。セ・リーグ、パ・リーグそれぞれで、オンラインにて予選が開催された。 初代王座に輝いたのはセ・リーグ代表ヒナタ選手! 決勝戦は、オンライン予選を勝ち抜き、さらに上位8人で行われたリーグ代表決定戦を制した2名が選ばれた。セ・リーグ代表はヒナタ選手、パ・リーグ代表はEagles選手。▲解説はeBASEBALLの応援監督も務める東京ヤクルトOBの真中満氏に、モバイル版の『プロ野球スピリッツA』をやり込んでいるという千葉ロッテマリーンズOBの里崎智也氏が務めた。なお、槙嶋範彦さん 王座決定戦では両リーグ代表選手による6イニングのアクション対決を行った。両者拮抗する戦いを繰り広げ、互いに無得点で迎えた延長7回表、ヒナタ選手が満塁のチャンスで相手のワイルドピッチによって貴重な1点を先制!▲痛恨のミスをしてしまったEagles選手。ピッチャーの投げたボールをうまくキャッチできず暴投(ワイルドピッチ)。ヒナタ選手が1点を先取! その裏もEagles選手の猛攻をしのぎ、見事ヒナタ選手が初代王座の栄冠を手した。試合後、ヒナタ選手は「自分よりも実力は何倍も上の相手だった。それでも、うまく守備位置を変えるなど、要所で対応できたのが良かった」と喜びを語る。初王者に輝いたヒナタ選手には、優勝トロフィーとゲーム内アイテムが贈られた。■『プロ野球スピリッツ 王座決定トーナメント2020』とは 「プロ野球スピリッツ 王座決定トーナメント2020」は、『プロ野球スピリッツ2019』で最強のプレイヤーを決める初の大会。2020年10月26日から11月15日まで開催されたセ・リーグ/パ・リーグのオンライン予選を勝ち抜いたプレイヤーが「リーグ代表決定戦」、「王座決定戦」に挑み初代王座を決める。当初、東京都内に代表者が集結し実施される予定だった「王座決定戦」は、新型コロナウイルス感染症拡大の状況を考慮し、急遽リモートでの対戦にて変更して実施した。 なお、大会の様子はYouTubeにてアーカイブとして配信されている。初の大会をぜひ刮目してほしい。■「プロ野球スピリッツ 王座決定トーナメント2020」の王座決定戦(決勝) © Konami Digital Entertainment
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- 『Apex Legends』の世界大会「Apex Legends Global Series オータムサーキット」で日本のeスポーツチームがワンツーフィニッシュ!
- 『Apex Legends』の世界最高峰を決めるリーグ大会「Apex Legends Global Series」の一環として開催された「オータムサーキット」が、2020年10月5日(月)〜12月20日(火)の3カ月間の間開催された。「オータムサーキット」は、3カ月にわたって開催される賞金総額50万ドルの大会。強豪チームが集結してオンラインにて対戦する。上位に残った強者のみが、12月19日(土)〜20日(日)で開催されるプレーオフに出場するといった流れだ。 ▲「オータムサーキット」は、北アメリカ、南アメリカ、EMEA、APAC South、APAC Northの5つの地域に分かれて開催。日本はAPAC Northに分類され、韓国チームを含めた全20チームが集結した 「オータムサーキット」APAC North大会で、日本のeスポーツチームがワンツーフィニッシュの快挙! 強豪チームを見事倒し、優勝に輝いたのが株式会社Fennel所属の🇰🇷FENNEL Korea。2位は同所属の🇯🇵FENNEL GAMINGだ。なお、🇰🇷FENNEL Koreaの選手は、もともと韓国のeスポーツプロチーム、🇰🇷OP.GG SPORTSに所属していたが、2020年12月にFENNELに移籍している。▲最終局面に残ったチームは🇰🇷T1 KR、🇰🇷FENNEL Korea、🇯🇵FENNEL GAMINGの3チーム。コメント欄でも「カオス」という言葉であふれかえるほど、混沌とした試合に 最後は🇯🇵FENNEL GAMINGを高台から迎撃した🇰🇷FENNEL Koreaが見事チャンピオンに輝いた。■FENNEL KoreaDogma(ドグマ)、JungHee(ジョンヒ―)、Minseong(ミンソン)の3選手が所属。 先月行われた「FFL Apex」でも優勝を果たすなど、名実ともにアジアトップのチーム。本大会での優勝を皮切りに、世界一の称号獲得に向け、さらなる活躍が期待される。■FENNEL GAMING ぴのた、栗原、もーもんの3選手が所属。2020年9月に結成されたばかりのチームだが、「Mildom Invitational」で優勝を果たすなど、日本最強のチーム。本大会では惜しくも2位に終わってしまったが、総合得点では他を圧倒するなど、アジアトップの技術を武器に世界一を目指している。株式会社 Fennelとは eスポーツのチーム運営や大会運営、ストリーマー育成など幅広い活動を展開しています。FennelはメンバーのTwitter総フォロワー数が130万人を超すなど、現在国内で最も急成長していると言われているeスポーツ会社のひとつです。「Apex Legends Global Series オータムサーキット」で北アジアトップ2を獲得したeスポーツチームが所属しており、そのチーム運営能力は日本トップクラスです。会社名:株式会社 Fennel設立日:2019年8月所在地:東京都渋谷区南平台町 16-28Daiwa 渋谷スクエアビル6階公式 Twitter:https://twitter.com/Fennel_Official?s=20公式 YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCrQOCBkjJ3_ozfjFDf_AgQw公式note:https://note.com/fennelgaming なお、本大会の様子はMildomにてい配信されている。まだ見ていない人はぜひプロのプレイを見てもりあがろう。Mildom配信:https://www.mildom.com/playback/10707087/10707087-bveritooiibqpu9jn3pg