2021年9月30日から10月3日の4日間にわたり開催された東京ゲームショウ2021(以下TGS2021)。今年も昨年に引き続きオンラインでさまざまなステージイベントが実施される中、メディアやインフルエンサー向けにオフラインでのゲームの試遊会や、関連商品の出展が、幕張メッセにて行なわれた。

 

本記事では2022年1月13日にカプコンから発売予定のSteam版『モンスターハンターライズ』体験版の試遊レポートをお届けする。

ボリュームたっぷりの体験版!ハイスペックなPC&ディスプレイであれば迫力の映像体験も味わえる

TGS2021の開催に合わせて2021年9月30日にYouTubeで配信された” カプコン オンラインプログラム モンスターハンタースポットライト (https://youtu.be/AYOlckwtJLA)にて、さまざまな新情報が明らかになった『モンスターハンター』シリーズ。

TGS2021オフライン開場に設営されていたカプコンブースでは、番組内でも紹介されていたSteam版の『モンスターハンターライズ』の体験版が出展。限られた時間ではあったものの(1メディア30分前後)、10月14日にSteamで配信される予定の体験版を自由に遊ぶことができた。

 

▲TGS2021オフライン会場のカプコンブース。STEAM版『モンスターハンターライズ』がプレイできたほか、お触り&搭乗可能な等身大オトモアルクが出展。SNS映えする写真スポットとして、人気を集めていた

 

▲今年の秋以降に発売される予定の『モンスターハンターライズ』関連のフィギュアやアパレルグッズなども展示されていた

 

体験版はかなりのボリュームで、初級者、上級者、熟練者向けでそれぞれ討伐できるモンスターが異なるクエストに、基本操作が学べる基礎訓練クエスト、『モンスターハンターライズ』独自のアクションの活用方法が知れる操竜訓練クエスト、計5クエストを収録。そのうえで討伐クエストには自分の好きなカテゴリーの武器を選んで挑め、討伐対象以外の中型~大型モンスターとまで戦える(筆者がプレイした初級者向けクエストではアオアシラ、上級者向けではリオレイアが出現した)。

 

▲体験版でプレイ可能なクエスト一覧。オサイズチ、タマミツネ、マガイマガドといった中型~大型モンスターの狩猟と、2種のチュートリアルが楽しめる

 

▲どの討伐クエストも、14種の中から好きなカテゴリーの武器を選んで出撃できる

 

 

▲Switch版『モンスターハンターライズ』が初出のモンスターとの戦いに加え、翔蟲、操竜といった新システムを使いこなせるようになるチュートリアルも収録されている。

 

ただ、会場でゲームをプレイして一番インパクトを受けたのは、体験版のボリュームではなく、ハイスペックなゲーミングPCで動くSteam版『モンスターハンターライズ』のグラフィックとプレイ感覚だった。

 

まず21:9の曲面ディスプレイに映し出されたゲーム画面の美しさと迫力が圧巻。しかもただキレイになっているだけでなく、見渡せる範囲(視野角)も広がっているため、周囲の地形や敵との位置関係なども従来の『モンハン』タイトルよりも把握しやすいように感じた。

 

そしてハイフレームレートに対応しているおかげか、武器の攻撃モーションも滑らか。

また、ゲームプレイ中に「長い……」と感じさせるようなロード時間もなかった。この辺りの感覚は、実際に自宅でプレイする際は手持ちのPCの性能に依存するだろうが、推奨スペックを満たした状態のSteam版『モンスターハンターライズ』に、映像面や遊びやすさに対する不満を感じることはなさそうだ。

 

 

▲21:9のウルトラワイドモニター、4K解像度、ハイフレームレートなど、高いスペックのPC&ディスプレイに対応した機能が盛り込まれているSteam版

 

いつもの『モンハン』が遊べるコントローラー操作と新感覚のキーボード操作

PCでのプレイが前提となっているため、Steam版『モンスターハンターライズ』はキーボードとマウス操作に対応しているのもトピックのひとつ。

会場にはキーボード&マウス、コントローラーが接続されており、どちらか好きな方、もしくは両方を併用してキャラクターを操作することが可能だった。

 

コントローラーでのゲームプレイに関しては、とくに何もいうことがないレベルで、家庭用ゲーム機で『モンハン』を遊ぶ際とまったく同じ感覚。

『モンスターハンターライズ』未経験のプレイヤーも、同作から導入された”翔蟲”を使った攻撃(鉄蟲糸技)やアクション(空中移動や壁走り)、一時的にモンスターを操って戦う”操竜”の仕組みを理解してしまえば、スムーズにゲームに入っていけるはずだ。

 

▲翔蟲を使ったダイナミックな移動と、巨大モンスターどうしのバトルを作り出せる操竜

 

キーボード操作はマウスで攻撃に関わるアクションを実行し(左クリックがNintendo SwitchのXボタン、右クリックがAボタンに対応)、キーボードの左側(W、S、A、Dキー)と Shift(ダッシュ)、Spaceキー(回避)に移動に関わる入力が割り振られていた。

筆者がマウスでのゲームプレイに慣れていない人間だったこともあり、回避が重要で動き回りつつ攻撃をヒットさせる武器(ハンマーやスラッシュアックス)だと操作がおぼつかなかったものの、大剣のような手数が少なめでガードも可能な武器であれば、オサイズチやアオアシラぐらいなら狩ることができた。

 

PCでのゲームプレイに自信がある人は、あえてのキーボード操作や、移動はコントローラーのアナログスティック、攻撃はマウス……といった縛りプレイ(?)に挑んでみるのもいいだろう。

 

▲マウス&キーボード、コントローラーを接続してゲームを始めれば、いつでも切り替えてのプレイ、または併用が可能だった今回の試遊。この仕様は10月14日に配信される体験版、そして製品版にも引き継がれる予定とのこと

 

ハイスペックなゲーミングPCで遊ぶことを想定したリッチな仕様を盛り込んだうえに、キーボード&マウス操作にも対応しているSteam版『モンスターハンターライズ』。製品版の発売は来年1月と多少先の話だが、まずは10月14日に配信予定の体験版でその実力の一端を感じ取ってみてほしい。

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