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- 高い没入感とゲーミング性能を兼ね備えた湾曲モニター「Optix G27CQ4」レビュー
- FPSやMOBAといったeスポーツタイトルをプレイする際に揃えておきたいのがゲーミングデバイス。ゲーミングPCに始まり、マウス、マウスパッド、ヘッドセット、キーボード、モニター……など、いずれも性能面でプレイヤーのゲームプレイをサポートしてくれる頼もしい存在だ。 今回ご紹介するゲーミングモニター「Optix G27CQ4」は、ゲーム向け性能と湾曲モニターの特性を両立させた製品だ。高リフレッシュレート(詳しくは後ほど)と素早い応答速度に加え、画面のチラつきを抑える機能も搭載されている。実機画像やゲームタイトルのスクリーンショットを交えつつ、気になる特徴などを紹介していこう。 視認性と没入感を高めるゲーミング向け湾曲モニター 今回レビューするゲーミングモニターは、MSI製のOptix G27CQ4。HDMI端子とDisplayPortを備え、2,560×1,440の映像出力に対応している。またPCだけでなく、PlayStation 5の映像出力もカバー。PS5とHDMIで接続することで、1080p / 120Hzの美麗な映像を堪能できる。 液晶サイズは27インチ、本体全体サイズは611.5 mm(幅)× 225.4mm(奥行き) × 457.9mm(高さ)、重量は5.4kg。スタンド部分の高さを-5°~20°まで調節できるので、ユーザーのプレイスタイルに応じて変えられるのも嬉しいポイントだ。 ▲Optix G27CQ4の前面イメージ。比較対象としてペットボトル(560ml)を置いている。 まずは実際の設置イメージをご覧いただこう。液晶サイズは大きすぎず小さすぎず、PCデスクの中央に設置すれば、周辺機器類を置くスペースを十分に確保できる。湾曲モニターと言っても平面モニターとサイズ感は変わらないので、すでに同型サイズの平面モニターを使っているなら置き場所に困ることも無いだろう。参考までに、筆者所有のPCデスクは天板サイズ:1200mm(幅)×600mm(奥行き)。本製品を含む2台のモニターを横並びで設置したが、ゆとりを持ってマウスおよびPCマイクを置くことができた。 ▲Optix G27CQ4と筆者所有のゲーミングモニター(23.8インチ)を比較。撮影の都合上、角度をつけて設置している Optix G27CQ4の最大のメリット。それは、湾曲モニター特有の「没入感」、ならびに「高い視認性」だろう。モニター両端が内側に向かって湾曲していることにより、プレイヤーとの距離が平面モニターと比べて必然的に近くなる。モニターとプレイヤーの距離が近づいて包み込まれたような感覚になり、「画面中央のキャラクターと画面下部のUIを交互に見る」といったプレイヤー自身の視線移動のロスが減るため、視認性の向上&目の負担軽減にも一役買ってくれる……というワケだ。 こうした湾曲モニターが持つ特性と同時に、リフレッシュレート(1秒間に画面を書き換える回数)も165Hzをマーク。1msの応答速度と合わさることで、素早い動作が求められるeスポーツタイトルをスムーズに遊ぶことができる。 ▲Optix G27CQ4の背面イメージ。本体下部にNAVIキー、本体上部にはドラゴンエンブレムが刻まれている ゲームプレイをサポートする各種アシスト機能 上記の特徴に加え、Optix G27CQ4は画面のチラつきとカクつきを低減させるアンチフリッカー機能、長時間ゲームに打ち込むプレイヤーの目を保護するブルーライトカット機能を標準搭載。アンチフリッカー機能は電源を入れると自動的に適用され、ブルーライトカット機能については簡単な設定をするだけでOKだ。 ▲Optix G27CQ4の製品スペック一例(引用:https://jp.msi.com/Monitor/Optix-G27CQ4/Specification) さらに「ナイトビジョンモード」をONにすれば、画面が暗くて視界が悪くなるシチュエーション(ゲーム中の夜間戦闘など)でも、視認性を保ったままプレイを続行可能。こちらのナイトビジョンを含む各種設定は、モニター背面のNAVIキーから直感的に行える。NAVIキーの使用感はMSI製の別モニター(平面・ウルトラワイド等)とほぼ変わらないため、「湾曲モニターだから背面へ腕を回しにくいのでは?」と心配する必要も無いだろう。 視線を向ける対象が多いタイトルで大活躍 ここからは実際のプレイ画面を交えつつ、Optix G27CQ4の使用感をお伝えしたい。今回レビューに選んだゲームタイトルは、5人1組のチームに分かれて爆弾の設置および解除を目指す『VALORANT』。キャラクター、照準、ミニマップ、武器の残弾数……と視線を向けるべき要素が多いFPSだが、湾曲モニターを使ったこともあり、普段使いのPCモニター(平面)と比べて随分とプレイしやすかった。 特に顕著だったのは「視認性の向上」。中央の照準をジッと見たまま、画面端のミニマップとキルログ(プレイヤーの交戦記録)を視界に入れやすくなった。ほんの些細な違いかもしれないが、コンマ数秒の判断がモノを言うFPSにおいて、視線移動は戦局を左右しかねない重要なファクター。そのロスを抑えることができれば、プレイヤーのパフォーマンスも比例して良くなることだろう。 ▲『VALORANT』のゲーム画面。FPSは視線を向ける対象が多く、湾曲モニターのメリットが最大限に発揮される 湾曲モニターがもたらすメリットはFPSだけでなく、ほかのジャンルでも健在だ。今回は5人1組のチームで臨むeスポーツタイトル『League of Legends』を触ってみたが、モニターと目線の距離が近づいたことで得られる恩恵は『VALORANT』と同様。これら競技性の強いゲームタイトルだけでなく、美麗なグラフィック表現に力を入れたゲームタイトルでも、本機が得意とする没入感の高さは十二分に感じ取れるのではないだろうか。 ▲『League of Legends』のゲーム画面。画面端に映し出されるミニマップを視界に捉えやすくなった 視線移動のロス軽減と没入感をサポートする湾曲モニターは、平面モニターには無い使用感とメリットを秘めている。その独特なフォルムに最初は戸惑う方がいるかもしれないが、そうした未体験の方にこそ、湾曲モニターが持つ唯一無二の恩恵を感じてもらいたい。興味が湧いた方は、ぜひOptix G27CQ4を相棒としてチョイスしてみてはいかがだろうか。 ※今回レビューに使用した製品は、MSI様からご提供いただいています。 ■Optix G27CQ4スペック ■Optix G32CQ4スペック
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- デザイン性と高スペックを兼ね備えたゲーミングPC「Trident X 10SD-1008JP」とモニター「Optix MAG251RX」レビュー
- 突然の質問で恐縮だが、読者の皆さんは「ゲーミングPC」に対してどんなイメージをお持ちだろうか? 「本体がピカピカ光る」、「高性能だけどサイズがデカくてかさばる」、「ビジネスには向かなさそう」……などなど、あまりゲーミングPCに馴染みのない方からは、このようなイメージを持たれているかもしれない。 しかしちょっと待ってほしい!確かにゲーミングPCは本体周りがピカピカと光るものが多いとはいえ、コンパクトかつゲームプレイ以外にもバリバリ使える便利な製品も多く登場しているのだ。 性能の良いゲーミングPCを一度揃えておけば、よほどのことが無い限りあらゆるPCゲームが遊べるようになると言ってもいいだろう。 そしてゲーミングPCと同じように重要な「ゲーミングモニター」は、動きの速いゲーム映像をダイナミックかつ滑らかに映し出す、まさしくPCゲームを遊ぶために作られたモニター。 つまり、高品質なゲーミングPCとゲーミングモニターを揃えれば、FPSやMOBAといったジャンルのeスポーツタイトルを快適に遊べるというワケだ。 今回ご紹介する「Trident X 10SD-1008JP」と「Optix MAG251RX」は、快適なゲーム環境を構築するのにもってこいなゲーミング製品のひとつ。 本機画像やeスポーツタイトルのスクリーンショットを交えつつ、その特徴などを紹介していこう。 置き場所に困らないスマートなデスクトップPC(Trident X 10SD-1008JP) 今回レビューするゲーミングPCは、MSI製のTrident X 10SD-1008JP。 モニターと接続するタイプのデスクトップPCだが、筆者がひと目見て浮かんだ感想は「スマート」。ゲーミングPCと言えば黒くてゴツい姿を想像しがちだが、Trident X 10SD-1008JPは厚みも抑えられており、デスクの上に置いても必要以上にスペースを取り過ぎることがない。 個人的に嬉しかったポイントは、ACアダプターが本体に内蔵されている、という点だ。 コンパクト設計なPCの場合、電源部分は外に出してACアダプターがかさばる状態になることが多いが、本機はPC内部に埋め込まれている。ケーブル周りがスッキリとまとまる印象だ。 ▲Trident X 10SD-1008JPの設置イメージ。デスクトップPCながらもスッキリとした印象で場所を取りすぎない もう少し詳しく本体サイズを見てみよう。本体サイズは396(幅) ×137(奥行き)×410(高さ)mmで、重量が6.7kg。 メインカラーはブラックとなっており、高級感もバッチリ。それでいてスマートなので、デスクの上や下に置いても設置スペースをそこまで占拠しない。 例えるなら、書類を入れるプラスチックのクリアケースに近いかもしれない。 意図的に施されたアシンメトリー(左右非対称)な本体デザインが目を引く、クールな佇まいだ。 ▲Trident X 10SD-1008JPの設置イメージ。側面には「Trident」のテキストロゴ、およびMSIのシンボル「ドラゴンエンブレム」があしらわれている もちろんゲーミングPCらしいライティング機能も搭載済み。電源を入れると本体側面パーツがキラキラと光るだけでなく、ユーザーが独自にLEDライトの発光パターンを決めることも可能。 プレイ中に気が散らない程度に激しく光らせるも良し! 逆に発光色を控えめにするも良し! 好きなようにライティングパターンをアレンジできる。 ▲Trident X 10SD-1008JPの側面。電源を入れると内部パーツが鮮やかに発光する 高負荷なゲームプレイにも耐えうる内部スペック Trident X 10SD-1008JPは単にスマートで置き場所に困らないだけが特徴ではない。PCゲームを遊ぶのに重要な内部スペックも、しっかり基準以上の性能を誇っている。 人間で言うところの頭脳であるCPUはCore™ i7-10700Kを搭載し、前世代のCPUよりも処理スピードが約34%アップ。 スムーズにPCゲームをプレイするにあたり、「処理が速い」ことは重要に違いない。誤解を恐れずに言うなら、Trident X 10SD-1008JPは「賢い」のだ。 この賢さをサポートするのがメモリとストレージ。 メモリはデフォルトで32GBと申し分なく、ストレージはHDDが2TB、SSDが1TBの合計3TB。これなら容量の大きいPCゲームをどれだけダウンロードしても容量不足で困る心配は無いだろう。……どれだけダウンロードしてもってのは言い過ぎかもしれないが、当面は気にする必要はないはずだ。 ▲Trident X 10SD-1008JPの製品スペック一例 (引用:https://jp.msi.com/Desktop/Trident-X-10SD-1008JP/Specification) 処理の速さと同じぐらい大事なのが、プレイ中のグラフィック描画を司るGPU。 こちらはNVIDIA製のGeForce RTX 2070 SUPER™ 8GB GDDR6を備えていて、グラフィックに力を入れたゲームタイトルでも問題なく最高パフォーマンスで遊べる。 『Apex Legends』や『Fortnite』といった3Dモデルをたくさん使うeスポーツタイトルでも、特に画質を落とすことなく美しいグラフィックスのまま楽しめるだろう。 eスポーツ大会レベルのゲーミングモニター(Optix MAG251RX) 続いてご紹介するのは、ゲーミングモニター「Optix MAG251RX」。 こちらは読んで字のごとく、”ゲームプレイに特化したモニター”である。本体サイズは560.10mm(幅)× 182.4mm(奥行き)×507mm(高さ)で重量は5.4kg。 サイズ感は大きすぎず小さすぎず、デスクトップPCと並べて机の上に置いても「大きくて困る!」ということは無い。ちなみにTrident X 10SD-1008JPと同様、Optix MAG251RXでもライティング機能と発光パターンのカスタマイズが楽しめる。 ▲Optix MAG251RXの正面イメージ。本体スタンドで液晶パネルの高さも自由に調節できる 24.5インチの画面サイズでIPSパネルを搭載していて画質とゲーミングパフォーマンスを両立しながら、快適なゲームプレイをサポートしてくれる。 そのスペックは世界規模のeスポーツ大会で使用されるものと同等で、このモニターを使うだけでプロゲーマーと同じ環境でゲームをプレイできると考えれば、気分もより盛り上がるのではなかろうか。 ▲Optix MAG251RXの背面イメージ。複数のパネルを張り合わせたような背部には、MSIのロゴステッカーが貼りつけられている そしてゲーミングモニターの価値を大いに左右すると言っても過言ではない、リフレッシュレート(1秒間に画面を書き換える回数)について触れておこう。 簡単に説明すると、「リフレッシュレートの数値が高いほどプレイ中の画面が滑らかに動く」というもので、スピーディーな操作が求められるFPSなどは特に重視すべきポイントである。 Optix MAG251RXのリフレッシュレートは240Hzなので、その点は心配無用。1秒間に画面を240回も書き換えられるので、プレイ中のわずかなアクションや演出もクリアに映し出してくれる。 ゲーミングPC+ゲーミングモニターの組み合わせが最高すぎる 今回ご紹介したTrident X 10SD-1008JP(ゲーミングPC)とOptix MAG251RX(ゲーミングモニター)を組み合わせて使ったところ、いつも以上のベストパフォーマンスに自分でも驚いた。 『Apex Legends』を数時間ほどプレイしてみたが、快適にフィールドを走り回れただけでなく、エイムのしやすさや視認性の良さも相まって短時間の間に何度かチャンピオンも達成できた。 モタつきを感じさせない起動スピード、細部までグラフィックをハッキリと映し出す描画力、プレイヤーの入力を即座に画面へ反映させる応答速度……などなど、レビュー時に試遊しただけでもゲーミングPCとゲーミングモニターのマシンパワーを十分に味わえたのだ。 ▲『Apex Legends』のゲーム画面。Trident X 10SD-1008JPは設定を変更せずとも最高パフォーマンスでプレイ可能 もちろん、ゲーミング製品をガッツリ使ったからと言ってプレイヤー本人の実力がブーストされるわけでは無いのだが、処理能力とグラフィック描画力に長けた高性能マシンは、それだけで確実にプレイヤー自身へ恩恵をもたらしてくれる。 また、こうしたゲーミングPCとゲーミングモニターは単体で使っても十分だが、セットで使えばより真価を発揮すること間違いなし。PCゲームを遊ぶ上で「神器」と言っても過言ではないだろう。 本格的にPCゲームをガッツリ遊ぶなら、一台は持っておいて損のないゲーミングPC。その基本スペックの高さゆえ、ビジネス業務や動画鑑賞、動画編集、さらにはゲームプレイの実況配信といったさまざまな用途に利用できる。 「PCでeスポーツタイトルを遊んでみたい」、「ゲームだけじゃなくて色んな作業に使いたい」という方は、今回ご紹介した「Trident X 10SD-1008JP」でゲーミングPCの世界を覗いてみてはいかがだろうか。