-
- 高解像度でFPSに最適かつ高コスパ!27インチゲーミングモニター「MSI G272CQP」レビュー
-
良いゲーミングモニターを探す基準を考えたとき、思い浮かぶことはいくつもある。解像度・湾曲率・画面サイズ・リフレッシュレート・HDRなど、挙げればキリはないが、やはり予算の範囲内で最適なモニターを見つけるのはなかなかに難しい。
本稿で紹介する「G272CQP」は、挙げた項目をしっかりと満足するスペックにキープしつつ、コストパフォーマンスに優れているゲーミングモニターだ。「コスパに優れた良いゲーミングモニターはどれ」と問われたときの最適解となるような、とても「ちょうど良い」ものだと感じた。少しオーバーな表現に聞こえるかもしれないが、贔屓目なしに筆者はこのモニターをメインモニターとして迎えようと考えている。
というのも、筆者は暇さえあれば銃を手に取り敵を探しにいくようなFPSゲーマーであり、『VALORANT』や『レインボーシックス シージ』といったシューティングタイトルをとても長い時間プレイしている。適度な湾曲率、高いリフレッシュレート、高い解像度、ちょうど良いサイズ感はFPSにとても適していると感じたからだ。
普段の作業がとてもキレイな高解像度
まずスペックを見ていこう。サイズは27インチ・解像度はWQHD(2,560×1,440)だ。「G272CQP」は、フルHDの約1.8倍高精細な解像度によって、ブラウジングや表計算ソフト、文書作成ソフトなどでその真価を大きく発揮するように感じた。また、画面を分割して作業をする際など、大きな画面でしっかりと視認することができるので、ゲームだけでなく、仕事や趣味なども捗る。
▲画面分割して作業しているイメージ
27インチほどになるとフルHD解像度では少し粗が目立つサイズであり、筆者としてはブラウジングの際の文字の粗が目についてしまう。筆者は目が極端に悪いため、文書作成時やブラウジングの際は拡大表示することが多くあるが、そうした場面でも粗はほとんど目立たない。高解像度はやはり正義だ。
FPSに“ちょうど良い”
そして、モニターのリフレッシュレートは170hz(オーバークロック時)、応答速度は1ms、湾曲率は1000Rだ。リフレッシュレートは1秒間に描画する枚数のことで、「G272CQP」は、1秒間に最大170枚の画像が表示されるというわけだ。これにより滑らかな映像を楽しめ、特にFPSのような小さな敵を如何に視認するかが問われるタイトルでは、その真価を発揮しやすい。実際に筆者は普段から160hz以上のモニターでFPSをプレイしているので、もう60hzのような一般的なオフィス用モニターでは違和感を覚えるようになってしまっている。
▲背面のスティックで操作する操作画面。動作が軽快でストレスがない
また、注目したいのが湾曲率だ。「R」で表される値は、湾曲モニターの曲線を円の一部とした場合、その円の半径のサイズだ。つまり、「G272CQP」の湾曲率1000Rとは、半径1000mm(1m)の円のいち部分を切り取ったものという認識だ。基本的にはその値が大きくなるにつれてその曲線は緩くなっていく。MSIのゲーミングモニターには、1500R・1800Rなどを採用したモデルもある。
モニターのサイズによって湾曲率の基準は異なってくるもので、筆者自身、以前使用した31.5インチの1500Rモニターと、本モデル(27インチ・1000R)を比較したとき、(モニタサイズのせいもあるが)こちらのほうが湾曲をゆるく感じるなど、カタログスペックだけでは想像がしにくい。実際に店頭などでモニターと向き合ってみることをおすすめしたい。
なぜ事細かに湾曲率について説明したのかというと、27インチにおける湾曲率1000Rは、とてもFPSがしやすいというのをお伝えしたいからだ。湾曲率1000Rは、人間の視野とほぼ同じであり、画面中央と画面端が目からほぼ一定のため、とても自然に感じる。明らかに「没入感が高まったな」というよりは、より自然な形でモニター全体を視認できる印象だ。
▲視野のイメージ。適度な没入感が得られる
湾曲モニターは画面の端と眼の距離が近づくことで、画面の端へ特別な意識を向ける必要が減るといったメリットがあるが、湾曲すること(つまりモニターが曲がっている)とは、本来直線的に描かれていたものが曲がっているということでもある。FPSタイトルでは、27インチ湾曲率1000Rがとても「ちょうど良い」のだ。綺麗な視点移動が求められる『VALORANT』などは特に顕著で、左右に動く敵に対してそのヘッドライン(頭のある横軸の位置)を維持する場面などでは、湾曲が邪魔になることはない。そのうえ、画面の左上にあるミニマップなど、画面端への意識を自然に向けることができる湾曲モニターの恩恵もしっかりと受けられる。
実際に、最初に導入したときから、その自然な湾曲率のちょうど良さがフィットし、日課となっている毎日数時間の『VALORANT』をプレイしている中でも、このサイズと湾曲はとても良いと感じた。
高水準で高コスパ
ここまで述べてきたとおり、「G272CQP」は、170hzのリフレッシュレートや1msの応答速度はもちろん、HDRへの対応や、ブレや残像を抑制するアンチモーションブラーなど、ゲーミングモニターとしての高水準を保ちつつ、27インチ・湾曲率1000Rというちょうど良いスペックを持っているモニターといえる。
また、「G272CQP」はプレスリリースによると税込価格は43,800円前後であり、このスペックを考えるとお得感がある。付属のスペーサーネジによってVESA規格100x100への対応や、モニターを幅広い角度へ調節できる点など、細かい部分も抜かりない。入力端子には、DisplayPort 1.2aのほか、HDMI1.4bを2つ搭載しているため、コンソールでも遊びやすい。
▲角度や高さ調節も比較的自由に行える
これからしっかりとゲーミングPCライフを送りたい初心者や、今はフルHDモニターだけど、そろそろ高解像度なモニターに買い替えたいなど、ちょっと良いスペックのモニターが欲しいというユーザーが、そこまで予算はかけずに手に入れられる高水準なゲーミングモニターといえるだろう。
スペック表
製品ページ:https://jp.msi.com/Monitor/G272CQP
-
- ゲーミング体験に「没入感」をプラス!31.5インチの高リフレッシュレート湾曲モニター「MSI G32C4 E2」レビュー
-
湾曲モニターの使い勝手はどうなのか? この問いは、多くのゲーマーが持っているものではないだろうか。かくいう筆者もそのひとりであり、量販店やPCショップの店頭で見たことはあったものの、ガッツリと使ったことはなかった。というより、どのような利点があるのかを想像できなかった。
今回MSIより、170hzの高リフレッシュレートに対応する、31.5インチの湾曲ゲーミングモニター「G32C4 E2」をお借りして、実際に初めての湾曲モニターを10日間ほど体験してみたので、その模様をお届けしたい。
「デカい」×「没入感」
まず、ゲーミングモニターのなかでも31.5インチディスプレイと、709.4 x 248.7 x 509.4(mm)というサイズ感は、比較的大きく感じる。どちらかというとテレビに近い存在感だ。つまり「テレビゲームらしい」ゲーム、なるべく大きな画面で遊びたいゲームに適しているというわけだ。
例えば、『アンチャーテッド』シリーズや『Marvel's Spider-Man』といった、映画のようなプレイングが楽しめるアクションゲームや、クルマで駆ける喜びを味わう『Forza』シリーズ、世界中の空を旅する『Microsoft Flight Simulator』などの、乗り物を操るタイトルに適しているといえる。
ではそれらのタイトルを湾曲モニターで遊ぶとどのような効果があるのか。『Forza Horizon 5』を遊んでみたところ、これは確かに「没入感」が得られると感じた。モニターの両端に対する意識の向け方が、平面モニターと違うのだ。平面モニターと向き合って座っているとき、画面の中央と両端では、目との距離が異なるという、当たり前の事実をすっかり忘れていた。
▲『Forza Horizon 5』を大きな画面で遊ぶのは楽しい
具体的には、平面モニターでは画面の両端へ“意識”を向けることで視認していたが、これが湾曲することで自然な形で視界に存在するのだ。178°の広い視野角を持つ美しいディスプレイと、最も見やすいとされている湾曲率1,500Rもポイントだ。
中央のややうえあたり(道の先)を注視することの多いレースゲームにおいて、画面の両端に映る他のクルマや景色、スピードメーターといったインターフェースなどへ特別に注意を払わなくても視界に入ってくるのが大きなメリットだ。
▲一人称視点やボンネット視点にしてみると更に没入感はアップする
DisplayPort 1.2aのほかにも、コンソールゲームを多く遊びたいユーザーでも、HDMI1.4bが2つついているため、セレクターなどを介さずとも、2台は接続することができる点もポイントのひとつだ。なお、スピーカーは内蔵されていないがヘッドフォン出力端子を備えている。
余談であるが、筆者はサブスクリプション時代でもBlu-rayを何枚も持っているほどの映画オタクだ。この湾曲モニターで映画を見ると、どことなく「映画館」っぽい雰囲気を覚える。実際に多くの映画館では凹型の湾曲スクリーンを採用しており(投影などの技術的な理由が多いのだが)、湾曲モニターで見る映画は、平面がモニターとは一味違った迫力があった。同じような映画オタクの方は、一度店頭などでYouTubeの予告編を見るだけでも想像できると思うので試してみて欲しい。
なお、「G32C4 E2」は各種機能も充実している。暗いシーンでも視認性を上げるナイトビジョン、長時間の使用において目の疲労を軽減するアンチフリッカー、ブルーライトカット機能など盛りだくさんであり、これらは右下の背面にあるスティックボタンで操作できる。
このメニュー画面もレスポンスが良く、モードの切り替えや、細かい操作を繰り返す色味の調節なども快適に行える。
向き不向きはある
一方で、近年流行りを見せる『VALORANT』や『レインボーシックス シージ』といったFPSタイトルでは24インチ前後が最適とされており、実際の公式大会でも、そのくらいのサイズ感のモニターが採用されていることが多い。筆者も競技的な意識を高くもってこれらのタイトルをプレイしているが、湾曲モニターでは迫力はあるものの、綺麗な視点の横移動など、繊細なエイムが求められるタイトルにはおすすめしにくい。
だが、カジュアルに遊びたいシューティングゲームではこの迫力が大きく作用する。『Apex Legends』や『Battlefield 2042』はフレンドとワイワイ遊びたいタイトルには、大きな画面と湾曲の相性は、非常に良い。
「G32C4 E2」は最大170hz(オーバークロック設定)のリフレッシュレートに対応しているというのも、大きなポイントだ。リフレッシュレートとは、1秒間に何枚の画像が表示されているかを示すもので、一般的には60hz(=60枚)で描画されることが多い。
リフレッシュレートがあがることで、ゲーム内では敵の動きが見やすくなるといった利点があり、一度高いリフレッシュレートに慣れると、もはや後戻りはできない。応答速度も1msであり、激しい動きのタイトルでも描画のもたつきなどは感じにくくなっている。
また、これは意外な発見だったが、「G32C4 E2」はeスポーツの観戦にとても向いていると感じた。お借りしている期間は、『レインボーシックス シージ』の国際大会「Six Berlin Major 2022」が開催されており、特に気に留めずに見ていたのだが、選手の綺麗な振り向きや、ゲーム内でキャラクターが走っているときの没入感などがプラスされていて新鮮に感じた。また、このような大会の画面には選手のHPやガジェットの残り数、ラウンドスコアといった情報がこれでもかと詰め込まれているが、前述の通り、画面両端の情報も見やすい。大会や配信を見る用途にも向いている。
▲「Six Berlin Major 2022」
どんなユーザーに最適か
ここまで述べてきたが、「G32C4 E2」はレースゲームやカジュアルなシューティングゲームなどを中心にプレイするゲーマーや、eスポーツタイトルの大会やストリーマーの配信、映画やドラマといった映像を見る時間が多いユーザーに強くおすすめしたい。これらは特に湾曲モニターの恩恵を受けやすく、日常に溶け込みきったゲーマーの体験に、新鮮な没入感をプラスしてくれる。また、価格も39,800円前後からと、ゲーミングモニターとしてはリーズナブルな部類だ。
▲『モンスターハンターライズ サンブレイク』などのアクションゲームにもピッタリだ
没入感ある湾曲フルHDディスプレイを採用した、高リフレッシュレートに対応する30インチ以上のゲーミングモニターは実はそこまで市場に数はない。20インチ半ばでは物足りない、もう一回り大きなサイズ感が良いというユーザーや、高解像度は必要ないけど、高リフレッシュレートとサイズは譲れないというユーザーにとっては、有力な選択肢になるだろう。
G32C4 E2 スペック表
-
- 滑らかな映像表現を実現! 没入感とゲーミング性能を両立させたWQHD対応モニター「MSI MPG ARTYMIS 273CQRX-QD」レビュー
-
eスポーツタイトルを快適にプレイする上でゲーミングデバイスは欠かせない存在だ。中でもモニターは応答速度やリフレッシュレートなど、そのスペックによってはっきりと差が出るデバイスと言える。今回取り上げるゲーミングモニター「MSI MPG ARTYMIS 273CQRX-QD」は、没入感を高める湾曲パネルを搭載したeスポーツタイトルのプレイにぴったりのゲーミングモニターだ。
ここからは「ゲーミングモニターを利用するメリット」を踏まえつつ、実機画像やスクリーンショットを交えて製品特徴などを紹介していこう。
ゲーミング性能が高いレベルでまとまった27インチ湾曲モニター
まずはMPG ARTYMIS 273CQRX-QDの外観から見ていこう。2,560×1,440の解像度(WQHD)に対応しており、本体サイズは607.08mm(横)×260.88mm(奥)529.32mm(高)で、重量は約6.6kg。27インチの液晶パネル(VA/ノングレア)は人間の視野と同程度の湾曲率(1,000R)を誇り、外縁部が前方に向かって曲がっていることが分かる。一方モニター背面には各種設定を切り替えられる「NAVIキー」のほか、MSI製品を印象付けるドラゴンエンブレムが刻まれている。
▲MSI MPG ARTYMIS 273CQRX-QDの前面イメージ。比較対象は560mlのペットボトル
モニターを支えるスタンド部分はケーブルホールが空いているため、ケーブル類などをまとめて通しておけば、配線時に煩わしい手間をかけずに済む。別途でヘッドセットを使う場合はモニター側面のスイッチをカチッと押し込み、ワンタッチで収納可能なヘッドセットハンガーを使うと良いだろう。
そのほか、付属のマウスバンジーも嬉しい機能のひとつ。モニター下部の左右どちらにも取り付けることができるので、有線接続のゲーミングマウスを使っているユーザーは利用するのがオススメだ。
▲MSI MPG ARTYMIS 273CQRX-QDの背面イメージ。ドラゴンエンブレムは上部右側へ刻印済み
▲ヘッドセットハンガーがあればデバイスの置き場所に困らない(ヘッドセットは筆者の私物)
▲有線マウスのコードを固定できるマウスバンジー(付属)。モニター下部の左右に取り付け可能
続いてはユーティリティ面に注目したい。パネル部分のポジションはユーザー側で調節でき、それぞれ「上下角度/チルト」(-5°〜20°)、「高さ調節」(0~100mm)、「左右角度調整/スイベル」(-30°~30°)の範囲内で位置を変えられる。ただし湾曲パネルを採用している以上、ポジション変更は視野角や視認性を考える必要がある。ゆえにPCデスクへ設置する際、やはり正面に向けた状態で置くのが無難な選択と言えるだろう。
▲MSI MPG ARTYMIS 273CQRX-QDを上から見た様子。モニターが前方へ湾曲しているのが分かる
また、本体付属のスペーサーネジを使えば、別途でモニターアームを装着することもできる(VESA100規格)。PCデスク上をよりスッキリとまとめたい、他のゲーミングデバイスの置き場所を確保したいという場合は、スタンドを取り外してモニターアームを取り付けるのもおすすめだ。
▲MSI MPG ARTYMIS 273CQRX-QDのポート部分。HDMI端子やDisplayPortが並んでいる
▲MSI MPG ARTYMIS 273CQRX-QD付属のスペーサーネジ。モニター背面に取り付けて使用する
高リフレッシュレート&優れた応答速度がユーザーに勝利をもたらす
MPG ARTYMIS 273CQRX-QDは「量子ドット技術」を採用済み。従来のモニターよりも赤・緑・青といった光の三原色の再現性に優れるため、広色域を実現。色純度の高い発色を得意としている。このような量子ドットを搭載することにより、後述のゲーミング性能と高画質を両立させている。
そして、ゲーミングモニターを利用する最大のメリットは「滑らかなゲームプレイを保証する」という点にある。と言うのも、FPSや対戦格闘ゲームに代表されるeスポーツタイトルはゲームスピードが目まぐるしく、一般のPCモニターだと、プレイヤーの操作入力に対して表示遅延がどうしても生じてしまう。
▲MSI MPG ARTYMIS 273CQRX-QDの製品スペック一例(引用:https://jp.msi.com/Monitor/MPG-ARTYMIS-273CQRX-QD/Specification)
こうした悩みを解消するのが、1秒間における画面の書き換え回数(リフレッシュレート/Hz)と応答速度に優れたゲーミングモニター製品だ。冒頭で述べた通り、MPG ARTYMIS 273CQRX-QDはしっかりとeスポーツタイトルに対応済み。リフレッシュレート240Hz、応答速度1ms(MPRT)と両数値とも申し分なく、遅延を抑えながら映像を表示してくれる。
加えて、モニターが湾曲していることで画面端の情報が視界に収まりやすく、没入感を高める上で一役買っている……というわけだ。もちろん映像の表現力も申し分なく、VESA DisplayHDR 400の規格を満たした液晶パネルにより、コントラスト表現に長けた力強い映像を楽しむことができる。
▲タクティカルシューター『VALORANT』プレイ画像。突発的な銃撃戦も戦いやすくなった
今回はライアットゲームズが手掛けるタクティカルシューター『VALORANT』でレビュープレイを試みたが、FPSにありがちな「自分が先に相手を見つけたのに撃ち負けた」という状況に苦しめられることなく、試合を通して快適に遊ぶことができた。やはりリフレッシュレートの高さ&応答速度の素早さが非常に重要。
ゆえに、ゲーミングモニターを使用する際は、ただケーブル類を接続して電源をつけるだけでなく、リフレッシュレートを正しく設定できているかという点を必ず見直すこと。なぜなら、「240Hzまで出るのに、設定していないから60Hzしか出ていない!」……なんて事態に陥るともったいないからだ。
▲PIP/PBP機能の利用イメージ。ノートPCの画面をMPG ARTYMIS 273CQRX-QDの画面内へ簡単に表示できる
便利な機能としては、ノートPC等の入力ソースから映像を取り込んで同画面に映し出すPIP/PBP機能も見逃せない。ユーザーの用途に応じ、使い方次第でゲームプレイからビジネスシーンまで真価を発揮できるのもMSI MPG ARTYMIS 273CQRX-QDの大切な魅力。さらにKVMスイッチ機能を使えば、同機に接続済みのデバイス類を2台のPC間で手軽に共有でき、必要ならばUSBメモリー等でそのままデータ転送も可能だ。
無論、映像表現に合わせた各種アシスト機能も搭載済み。代表的なもので言えば、チラつきを軽減する「アンチフリッカー」。黒フレームを挿入して映像ブレを抑える「アンチモーションブラー」。ユーザーの眼を保護する「ブルーライトカット」などなど、じっくりとPCゲームをやり込みたいユーザーを支えるべく、MSI MPG ARTYMIS 273CQRX-QDはサポート機能も充実。
設定時もモニター背面のNAVIキーから容易に行えるほか、専用アプリケーションのGaming Intelligenceをインストールしておけば、PCとUSB接続することによってキーボード・マウスでも設定が可能になる(アンチリッカーのみ設定不要)。
ゲーミングモニター入門の1台にもおすすめ
今回ご紹介したのは、WQHD対応モニター「MSI MPG ARTYMIS 273CQRX-QD」。ゲームプレイに必要なスペックはおおむね満たしており、「キレイにまとまったゲーミングモニター」というのが全体の印象。液晶パネルのサイズも27インチで丁度良く、湾曲モニターの特性も相まって高い没入感が得られること間違いなしの一品だ。
eスポーツタイトル用にゲーミングモニターを使ってみたい方を含め、興味のあるかたはぜひMPG ARTYMIS 273CQRX-QDをチェックしてみよう。
■MPG ARTYMIS 273CQRX-QDスペック表
-
- MSI最新ゲーミングモニターやゲーミングPCが最大約33%OFF!AmazonPrime Day(プライムデー)開始~2022年7月12日(火)、13日(水)合計19モデルでセール実施~
-
この度、エムエスアイコンピュータージャパン株式会社は2022年7月12日(火)、13日(水)にAmazonにて開催される「Amazon Prime Day(プライムデー)」において対象のMSIモニター、デスクトップPCを最大約33%OFFのお得なセール価格にて販売いたします。
●セール概要
期間中、対象のMSIモニター、デスクトップPCを最大約33%OFFにて販売いたします。
スペックなどの詳細は各製品ページにてご確認ください。
●セール期間
2022年7月12日(木)0:00~2022年7月13日(水)23:59
●対象製品
セール対象製品は下記の通りです。
製品型番:Optix G242
製品ページ:https://jp.msi.com/Monitor/Optix-G242Amazon
販売ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/B08XYVKNWM
税込販売価格:29,800円⇒20,000円(約33%OFF)
製品型番:Optix MAG245R2
製品ページ:https://jp.msi.com/Monitor/Optix-MAG245R2Amazon
販売ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/B09S6H4BF7
税込販売価格:32,800円⇒22,800円(約31%OFF)
製品型番:Optix G273QPF
製品ページ:https://jp.msi.com/Monitor/Optix-G273QPFAmazon
販売ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/B098WCYN7V
税込販売価格:49,800円⇒34,800円(約30%OFF)
製品型番:Optix G24C4
製品ページ:https://jp.msi.com/Monitor/Optix-G24C4Amazon
販売ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/B0855NSTPD
税込販売価格:25,800円⇒18,800円(約27%OFF)
製品型番:Optix MAG342CQR
製品ページ:https://jp.msi.com/Monitor/Optix-MAG342CQRAmazon
販売ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/B0977YP3MM
税込販売価格:69,800円⇒52,800円(約24%OFF)
製品型番:OPTIX G27C7
製品ページ:https://jp.msi.com/Monitor/OPTIX-G27C7Amazon
販売ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/B093VPGRCM
税込販売価格:33,800円⇒25,800円(約24%OFF)
製品型番:Optix MAG301RF
製品ページ:https://jp.msi.com/Monitor/Optix-MAG301RFAmazon
販売ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/B093VRS3X2
税込販売価格:51,800円⇒39,800円(約23%OFF)
製品型番:Optix G273
製品ページ:https://jp.msi.com/Monitor/Optix-G273Amazon
販売ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/B09W9MTX3V
税込販売価格:33,800円⇒27,000円(約20%OFF)
製品型番:Optix G32CQ4
製品ページ:https://jp.msi.com/Monitor/Optix-G32CQ4Amazon
販売ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/B08YDL4F86
税込販売価格:49,800円⇒39,800円(約20%OFF)
製品型番:Optix G321C
製品ページ:https://jp.msi.com/Monitor/Optix-G321CAmazon
販売ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/B09TPJSV8T
税込販売価格:39,800円⇒33,800円(約15%OFF)
製品型番:Trident AS 12TG-050JP
製品ページ:https://jp.msi.com/Desktop/Trident-AS-12TG-050JPAmazon
販売ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/B09Y3FG7NN
税込販売価格:240,000円⇒204,000円(約15%OFF)
製品型番:Modern MD241P
製品ページ:https://jp.msi.com/Business-Productivity-Monitor/Modern-MD241PWAmazon
販売ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/B095WJ5R7F
税込販売価格:24,800円⇒18,800円(約24%OFF)
■対象製品一覧ページ
https://amzn.to/3NKlFIh
※税込販売価格は値引き後の価格となります。
※対象製品の在庫がなくなり次第、セール終了となります。
-
- MSI最新ゲーミングノートPCやビジネスノートPCが最大約30%OFF!AmazonPrime Day(プライムデー)開始!~2022年7月12日(火)、13日(水)合計6モデルでセール実施~
-
この度、エムエスアイコンピュータージャパン株式会社は2022年7月12日(火)、13日(水)にAmazonにて開催される「Amazon Prime Day(プライムデー)」において対象のMSIノートPC製品を最大約30%OFFのお得なセール価格にて販売いたします。
●セール概要
期間中、対象のMSIノートPC製品を最大約30%OFFにて販売いたします。スペックなどの詳細は各製品ページにてご確認ください。
●セール期間
2022年7月12日(木)0:00~2022年7月13日(水)23:59
●対象製品セール
対象製品は下記の通りです。
製品型番:GF63-10SC-3166JP
製品ページ:https://jp.msi.com/Laptop/GF63-Thin-10SX-GTXAmazon
販売ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/B0B1CNDVBC
税込販売価格:99,800円⇒69,800円(約30%OFF)
製品型番:GF65-10UE-437JP
製品ページ:https://jp.msi.com/Laptop/GF65-Thin-10UXAmazon
販売ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/B09NZXL4KF
税込販売価格:154,800円⇒124,800円(約19%OFF)
製品型番:GP66-11UH-821JP
製品ページ:https://jp.msi.com/Laptop/GP66-Leopard-11UXAmazon
販売ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/B098NNBLP8
税込販売価格:249,800円⇒209,800円(約16%OFF)
製品型番:Alpha-15-B5EEK-3156JP
製品ページ:https://jp.msi.com/Laptop/Alpha-15-B5EXAmazon
販売ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/B0B1CQ4BYQ
税込販売価格:149,800円⇒126,800円(約15%OFF)
製品型番:Katana-GF66-12UGS-043JP
製品ページ:https://jp.msi.com/Laptop/Katana-GF66-12UXAmazon
販売ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/B09QW2VL4B
税込販売価格:249,800円⇒209,800円(約16%OFF)
製品型番:Modern-14-B11MOU-1209JP
製品ページ:https://jp.msi.com/Business-Productivity/Modern-14-B11XAmazon
販売ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/B0B31W9HG6
税込販売価格:64,800円⇒57,800円(約11%OFF)
以上、6モデルをラインアップ。
なお、セール対象製品は下記ページでもご確認いただけます。
■対象製品一覧ページ
https://amzn.to/2U3GGHM
※税込販売価格は値引き後の価格となります。
※対象製品の在庫がなくなり次第、セール終了となります。
-
- 【プレゼントキャンペーン】『GHS NIGHT EPISODE5』開催記念プレゼントキャンペーン!Amazonギフト券が抽選で当たる!
-
オンラインイベント『GHS NIGHT APEX LEGENDS EPISODE5』開催決定を記念したプレゼントキャンペーンを開催いたします!
『GHS NIGHT EPISODE5』開催記念プレゼントキャンペーン
■プレゼント内容
『Amazonギフト 1000円分』 50名様
■応募方法
①番組公式Twitter(@e_elements_Jp)をフォロー
②キャンペーンツイートをRT
ご参加いただいた方の中から抽選で50名様にプレゼント!
■応募期間
7月9日(土)17:00~7月18日(月)23:59まで
※応募資格は13歳以上の方で、日本国内にお住まいの方となります。
※ 当選者にはTwitterのDMにてご連絡をさせていただきます。
-
- ゲーミングノートPCの新定番!性能もサイズもチョードイイ!「Stealth 15M B12Uシリーズ」レビュー
-
ゲームライターという職業にとって、ゲーミングノートPCは必須級のアイテムだ。現地取材などの出張先、プライベートの旅行先などでも、出先でゲームをする機会は多い。ただ、メインPCとしてはデスクトップを自宅に据え置いているので、ゲーミングノートPCはべらぼうに良いスペックでなくても良い。そんな筆者にとって、この「Stealth 15M B12Uシリーズ」は、とてもちょうどよいニーズを拾い上げてくれているゲーミングノートPCだった。
これはつまり、「べらぼうに高いスペックを必要とはしていないけど、仕事で使える程度の充分なスペックは欲しい」という、「ゲーミングPCに求める標準的なスペック」を十分に兼ね備えている、筆者にとって理想的なノートPCということだ。
今回紹介する「Stealth 15M B12UE(型番:Stealth-15M-B12UE-012JP)」は、従来CPUよりも大幅にパフォーマンスが向上したインテルCore™ i7-1280P と、ゲーミングノートPCとして十分なパワーを持っているGPUの NVIDIA® GeForce RTX™ 3060 Laptop GPU を搭載した、15.6インチのゲーミングノートPCだ。
このスペックは、基本的なオフィスワークなどもこなしつつ、今流行りのゲームを標準的な画質で遊びたいといったニーズや、ちょっとしたゲームを出先で遊びたいといったニーズを軽々とこなしてくれるものである。筆者は実際に数週間使ってみたが、性能は申し分なく、持ち運ぶにもちょうどよいサイズ感であった。
持ち運びやすい形状と重さ
まずは「Stealth 15M B12Uシリーズ」の外観をチェックしていこう。
形状は長方形に近く、一般的なPCケースにもしっかり収まる極めて一般的なサイズ感だ。本体は天板にMSIのロゴと文字が入っているが、パッと見ではゲーミング感はそこまでなく、シンプルな印象を受ける。
インターフェースは、右手側のUSB3.2 Gen2 Type-C×2(うち一基は映像出力対応)、USB3.2 Gen1 Type-A×1・HDMI出力×1、左手側には電源入力端子・USB3.2 Gen1 Type-A×1・ヘッドホン出力/マイク入力ジャックがある。
フルサイズのUSB×2とType-C×2と、必要十分といった印象だ。
各方面には排気口がしっかりと備わっている。ゲーミングノートPCの問題のひとつとして、排熱が挙げられることが多いが、「Stealth 15M B12Uシリーズ」には冷却ファン2基と4本のヒートパイプを採用している。キーボードの上部や底面にも排気・給気口があり、絶対に排熱するぞという心意気が力強く伝わってくる。
その甲斐あってか、負荷をかけてもファンの音はそこまで気にならない。「サーッ」というまるで「回っているけど静かですよ~」と言っているかのような音で、ひと昔前のゲーミングノートPCにありがちな爆音を立てることがない。もちろん簡単なテキストエディタやブラウジングではファンの音はほぼ無音である。
また、重量は1.8kgと比較的軽量であり、長方形の形状も相まって、実際に手に取ると想像通りの適度な軽さ。これであれば持ち運びもかなり現実的である。筆者は取材先にPCバッグに入れて持ち運んだが、特に邪魔に感じるようなこともなく、頼れるパートナーとして活躍してくれた。
コンパクトでも妥協のない性能
前述の通り「Stealth 15M B12Uシリーズ」は、 Core™ i7-1280P と、GeForce RTX™ 3060 Laptop GPU を搭載している。特にCPUの Core™ i7-1280P は、第12世代Intel CoreプロセッサーPシリーズ(Alder Lake-P)の新型であり、消費電力を抑えつつも、前世代の同等のCPUを上回る性能を持っており、ゲーミングノートPCにピッタリのものがチョイスされている。
では実際に性能を見ていこう。まずは『FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION』ベンチマークを計測してみる。標準品質では「とても快適」という結果となった。
最高品質でも「快適」という結果だ。『FF15』はかなりヘヴィな3Dゲームとして知られているが、このレベルのタイトルでも設定を工夫せずとも手軽にプレイすることができる。正直、この手軽さで轟音も出さずにベンチマークを完走したことにとても驚いた。
お次は、根強い人気を誇る『Apex Legends』だ。実際にゲームをプレイしてみると、平均して100以上のフレームレートが出ていた。
設定は上画像の通りだが、筆者としては贅沢な設定にしているつもりだ。テクスチャもしっかり表現され、遠くの敵の視認性もバッチリであり、「イマドキ」のゲームとして申し分ないグラフィック設定だ。
そんな高設定でも降下後であれば100fps前後で安定していた。これだけあれば快適にプレイできることは言うまでもない。もちろん、設定次第ではさらに高フレームを目指すこともできる。
そして「Stealth 15M B12Uシリーズ」は、144Hzのディスプレイを採用している。この数値は、ざっくり言うと1秒間に何枚の画像が表示されるかを示すものであり、この値が高ければ高いほどなめらかにゲームが遊べるというわけだ。FPSなどのeスポーツタイトルで重視されるが、144Hzモニターを活かすほどの性能を持っていることがよくわかった。
最後に、プロゲーミングチーム「ZETA DIVISION」が世界大会で3位へ輝いたことも記憶に新しいタクティカルシューター『VALORANT』で見ていく。
実際に起動してみると、グラフィック設定「高」であっても、144fps以上が常に出ている状態だ。試合中にはアビリティーが多く飛び交う場面もあるが、そんな中でも安定して200fps以上をマークしており、「Stealth 15M B12Uシリーズ」に搭載された144Hzディスプレイをフルに活用できている。『VALORANT』をはじめるにもオススメの一台だ。
実際に「Stealth 15M B12Uシリーズ」を用いてゲームライター業をこなしていたが、オンラインでインタビューしつつ録画したり、プレスカンファレンスで記事をダイレクトに書いたりと、仕事上の様々な並行作業に耐えてくれた。そのほか、出張先のホテルで各FPSタイトルのデイリーミッションをこなしたり、Steamなどの体験版を遊んだりと、ノートPCの手軽さを活かした使い方は、取り回しの良さと相まってとても便利だ。
「Stealth 15M B12Uシリーズ」は、軽い仕事からヘヴィなゲームまで、しっかりとした性能を持ちつつ、持ち運びも現実的という絶妙なニーズにフィットしたゲーミングノートPCである。
Stealth-15M-B12UE製品ページ:https://jp.msi.com/Laptop/Stealth-15M-B12UX
※今回レビューに使用した製品は、MSI様からご提供いただいています。
本レビュー機「Stealth 15M B12UE(型番:Stealth-15M-B12UE-012JP」スペック
-
- 【プレゼントキャンペーン】『GHS NIGHT EPISODE4』開催記念プレゼントキャンペーン第2弾!豪華MSIノベルティセットやAmazonギフト券が抽選で当たる!
-
5月27日(金)18:30から開催されるオンラインイベント『GHS NIGHT APEX LEGENDS EPISODE4~ELLYにフィニッシャー決めたら15万円~ supported by msi』を記念したプレゼントキャンペーン第2弾を開催いたします!
今回は、イベントにもご協賛いただきているMSI様から素敵な各種ノベルティを頂きました!キャンペーンの参加と合わせて、ぜひ放送視聴も宜しくお願いします!
『GHS NIGHT EPISODE4』開催記念プレゼントキャンペーン第2弾
■プレゼント内容
『MSI様提供 ノベルティグッズセット』 5名様
【セット①】
・MSI工具袋&ラッキー君ペン
【セット②】
・MSIサーモスボトル&ラッキー君ぬいぐるみ
【セット③】
・MSIゲーミングナップザック&ラッキー君Keyキャップ
【セット④】
・MSIゲーミングノート「Katana GF & Sword シリーズ」”長野剛”コラボレーショングッズ&ラッキー君マグネットフィギュア
【セット⑤】
・MSIネックピロー&MSI USBフラッシュメモリ-USB3.0 64GB&ラッキー君ぬいぐるみキーホルダー
『Amazonギフト 2000円分』 25名様
■応募方法
①番組公式Twitter(@e_elements_Jp)をフォロー
②プレゼントキャンペーンツイートをRT&出演者への応援コメントをリプライで投稿
https://twitter.com/e_elements_Jp/status/1528646997367922689
ご参加いただいた方の中から抽選で、上記プレゼントが当たります!
■応募期間
5月23日(月)17:00~5月27日(金)23:59まで
※応募資格は13歳以上の方で、日本国内にお住まいの方となります。
※ 当選者にはTwitterのDMにてご連絡をさせていただきます。
『GHS NIGHT APEX LEGENDS EPISODE4~ELLYにフィニッシャー決めたら15万円~ supported by msi』
https://youtu.be/chN_7AlpH6Q
-
- 最新・最強を持ち運ぼう! Stealth GS77 12Uは機能てんこ盛りでもコンパクトを維持したゲーミングノートPCだった!
-
このゲーミングノートPCのスペックを見ただけで浮かぶ二文字がある。それは「最強」だ。
本稿で紹介する「Stealth GS77 12U」に搭載されているのは、最新CPU・GPU、WQHD・240Hzのモニター、登場して間もないDDR5メモリ、SteelSeriesのRGBキーボードなどなど、「ぼくがかんがえた最強のゲーミングノートPC」と言わんばかりの最強パーツが、これでもかと採用されている。
本稿では、そのひとつひとつの魅力を紐解いていき、ゲームメディアライターとして実際に業務で使用してみたインプレッションをお伝えしたい。
まったく持って不満を感じない性能
本モデルには、最新の12世代CPU、インテル Core i9-12900H(14コア(6P+8E)20スレッド)と、GPUには、NVIDIA GeForce RTX 3070 Ti Laptop(8GB GDDR6)が採用されている。
前者のCPUは、最新のノートPC向けCPUのハイエンドモデルであり、現状のノートPCに搭載できる最強のCPUと言えばわかりやすい。GPUは2022年1月に発表されたばかりのもの。前世代の GeForce RTX 2070 SUPER よりも最大 70% 高速だ。
筆者は実際に本モデルを用い、ZOOMでのインタビューを敢行、その模様をOBS Studioで録画し、Adobe premiereで編集しエンコードする業務を行ってみたが、カクつきや処理の遅さを一切感じることはなかった。重たい表計算ソフトや動画編集ソフトを使用しつつの会議など、マルチタスクも軽々とこなしてしまう性能は、たいていのビジネスユースで重宝する基礎的な部分だ。このようなヘヴィな業務を屋外で行えることはとても助かる。
ゲーミングPCというわけで、ゲーム用途として購入するユーザーも多いだろう。GPUはどうだろうか、これは実際に数値で見ていこう。まずはお馴染み『ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ』ベンチマークだ。
WQHD解像度(2560x1440)フルスクリーンモード、グラフィック設定「高品質(ノートPC)」で計測した結果は「非常に快適」。持ち運びの良さを生かして、クラフティングやギャザリングなど、細々した作業をこなすのも良い。
また、重めのゲームの代表格『バトルフィールド 2042』も見ていきたい。
こちらは設定「高」でレイトレーシングをON、DLSSを「ウルトラパフォーマンス」設定したところ、安定感を持ってプレイすることができた。やはりDLSSの恩恵は大きい。『バトルフィールド 2042』は推奨スペックが高いことでも知られており、設定によって環境表現が大きく異なる。高設定以上であれば、草木のリアリティや雨粒などの環境表現を余すことなく楽しめるだろう。
重めのゲームを中心に試したが、ファンは相応に回り始めるものの無理なく楽しむことができた。HD解像度へ落とすほか、ゲーム内の設定を調節することでより負荷を感じずに遊ぶこともできる。場所やシーン、ゲームに合わせて上手に付き合うことが大切だ。
有利に撃ち合える高リフレッシュレート
次にモニターを見ていきたい。本モデルでは、WQHD解像度(2560x1440)&240Hzの17.3インチノングレアパネルを採用している。これは簡単に言うと、高精細で高密度な描画を楽しめるというわけだ。
WQHDであれば、画面に表示できる情報量も多く、17.3インチという大画面も相まって、高性能CPUを存分に活用したマルチタスクで役に立ってくれる。筆者は画面を分割して、別々のウィンドウを見ながらの執筆活動などで重宝した。また、会議時も画面の半分を資料などに充てることができるのも嬉しい。
そして、240Hzという、驚異的なリフレッシュレートも必見だ。リフレッシュレートは1秒間に描写される絵を数値として表しているもので、一般的な60Hzモニターは、1秒間に60枚の絵を連続描写している一方、本モデルは1秒間に240枚の絵を連続描写することで、なめらかな画面が実現している。
これが何の役に立つのかというと、やはりゲームだ。筆者は競技性の高い『レインボーシックス シージ』や『VALORANT』などを好んでプレイしているが、フレームレートの高さは、確かに勝敗にわかりやすく直結してくる。動く敵や物陰から勢いよく飛び出す敵に対して瞬時に対応できる点で、フレームレートが高いほど撃ち合いは有利だ。
これでもかと詰め込まれた機能たち
この他にも、ゲームで重要なキーボードには「SteelSeries Per-Key RGB 日本語キーボード」が採用されている。やはり外付けとくらべてしまうと押し心地に物足りなさを感じることは否めないが、Thunderbolt 4端子など、3つの映像出力ポートを搭載することで、外部モニターで腰を据えて使うこともできる。自宅などではデスクトップPCのように使い、お気に入りのキーボードと組み合わせても良いだろう。
また、サウンドにはデンマークのハイエンドスピーカーメーカー「DYNAUDIO」とコラボレーションした、2スピーカー+4ウーファーが搭載され、立体的で迫力のあるサウンドが楽しめる。この他にも、顔認証を兼ねたWebカメラ(207万画素)や、指紋認証リーダー、SDXC対応のSDカードリーダーまで備えている。ノートPCに欲しい機能は一通り載っていると考えて良い。
コンパクトで無駄のないデザイン
本モデルは、MSIが送り出してきた従来の薄型シリーズである「GSシリーズ」のDNAを受け継ぎつつ、フラグシップな性能を融合させた「薄型フラグシップデザイン」の完全新作筐体だ。
高級感のあるボディは、所持欲を満たしてくれるだけでなく、20.8mmという薄さを誇る。17.3インチという大画面ながら、細いベゼルによって極限までコンパクトに詰め込まれた無駄のないデザインは、どこか洗練された印象を受ける。シックな刻印で静かに主張するMSIのロゴやサラサラとした手触りのアルミ削り出しボディは、ゲーミングと名の付くものにありがちなゴテゴテとした派手さを感じさせず、大人の装いだ。
ここまで述べてきた高性能なたくさんのパーツが、これほどの小さい筐体に収まっていることがにわかに信じがたいが、唯一の欠点を述べると、それはファンの音だ。底面に配置されたファンが負荷に応じて排熱するために、そこそこ大きな音が聞こえてくる。もちろん、アイドル時や軽い作業時はほぼ気にならないレベルではある。
満足できる「良いモノ」
試用した2週間強のあいだ、性能の良さと画面の大きさに魅了されたことは言うまでもないが、やはりその薄さは強調したい。筆者が普段使っているA4サイズ対応ビジネスバッグにも仕舞えるほどのコンパクトさで、持ち運びもラクラクだ。WQHDの17.3インチという大画面を楽に持ち運べるという点で、大きなアドバンテージがあるように感じた。
本モデルは、「とにかく一番良いモノが欲しい」というハイエンド志向のユーザーや、外でも快適に仕事・ゲームをしたいユーザーにオススメだ。ここまでハイエンドモデルとなると、どのユーザーもターゲットになり得る。仕事からゲームまで、シンプルで高級感のある筐体でスマートにサポートしてくれること間違いない。
■本レビュー機「GS77-12UGS-077JP」スペック
https://jp.msi.com/Laptop/Stealth-GS77-12UX/Specification
-
- 高画質IPSパネル搭載!eスポーツタイトル対応ゲーミングモニター「MSI Optix G273」レビュー
-
FPSやMOBAといったeスポーツタイトルをプレイする際に揃えておきたいのがゲーミングデバイス。ゲーミングPCに始まり、マウス、マウスパッド、ヘッドセット、キーボード、モニター……など、いずれも性能面でプレイヤーのゲームプレイをサポートしてくれる頼もしい存在だ。
今回紹介する「Optix G273」は、高画質&広視野角を両立させたゲーミングモニター。実機画像やゲームタイトルのスクリーンショットを交えつつ、気になる特徴などを紹介していこう。
eスポーツ向け性能を備えたフルHD対応モニター
今回レビューするゲーミングモニターは、2022年4月1日に発売されたばかりのMSI製品Optix G273。メインの映像出力用には、DisplayPortとHDMI端子を搭載し、1,920×1,080の解像度(フルHD)に対応しているほか、色域のカバー率が高く、鮮やかな色彩表現も得意だ。液晶サイズは27インチで本体サイズが614.9mm(幅)×228.38mm(奥)×444.6mm(高さ)、重量は約4.5kgとなっている。
▲Optix G273の前面イメージ。比較対象は560mlのペットボトル
実際の設置イメージは写真の通りで、大きすぎず小さすぎないサイズ感。筆者が所有しているPCデスク(1200mm×600mm)の場合、中央部分であれば周辺機器(マウス・キーボード・PC用スピーカー)も余裕を持って配置することができた。モニターのインチ数にもよるが、この大きさならばマルチディスプレイ環境もスペースを取りすぎることなく構築できるはずだ。
▲Optix G273の背面イメージ。モニター設定を調節するNAVIキーを下部に配置
▲MSIのシンボリックなドラゴンエンブレム。黒一色のシックなデザイン
続いてはモニター背面をチェック。Optix G273はMSI制の別モニター製品と同様、裏側に本体設定を切り替えられるNAVIキーを搭載。上部にはMSIを象徴する印象的なドラゴンエンブレムが添えられている。表面と背面を合わせて落ち着いた仕上がり具合が特徴だ。
また、液晶パネルを支えるスタンド部分はチルト(角度)調節に対応。-5°~20°の範囲内で自由に角度を調節できる。本体重量も約8kgとそこまで重くないため、「PCデスクのレイアウトを変えたい」といった場合でも気軽に場所を変えられるのが嬉しいポイント。なお、本製品はVESA100規格を満たしており、手持ちのモニターアーム等も付属のスペーサーネジで簡単に接続可能だ。
▲Optix G273のポート部分。HDMI端子やDisplayPort、およびヘッドフォン出力用端子が並んでいる
▲Optix G273付属のスペーサーネジ。モニター背面に取り付けて使用する
滑らかな映像描写でゲームプレイを快適にサポート
Optix G273の詳細なスペックは下記の通り。注目ポイントは鮮やかな色再現を実現させた色域のカバー率、そして広視野角にある。特に視野角が広いとユーザー側の視点(液晶パネルを眺める角度)の影響に左右されにくく、コントラスト比や色彩表現も変化しにくい。つまり、どこから眺めても整った映像が楽しめる……というわけだ。
こうした広色域&広視野角は、本機に採用されたIPSパネルのおかげ。リフレッシュレート(1秒間に画面を書き換える回数)・165Hz、応答速度・1ms(MPRT)を両立し、滑らかな映像描写が必須のFPS及びレースゲーム等を問題なくプレイ可能。もちろんeスポーツタイトルだけでなく、グラフィックが美しいRPGやオープンワールドアドベンチャー等のプレイにも持ってこいのスペックと言える。
▲Optix G273の製品スペック一例(引用:https://jp.msi.com/Monitor/Optix-G273/Specification)
安定した映像描写に加え、Optix G273ではユーザーの負担を和らげる各種アシスト機能を標準実装。例えば、残像感とボヤけを軽減するアンチモーションブラー、対応のグラフィックボードと組み合わせることでカクつきやティアリングを抑えるG-SYNC Compatible、ゲーム内が暗闇でも視界を適切に保つナイトビジョンが挙げられる。
そのほか、アンチフリッカー(画面のチラツつき軽減)及びブルーライトカット機能により、モニターを長時間眺めるユーザーの目も優しくサポートする。こうしたアシスト機能の多くがデフォルトで利用できるのもOptix G273の良さと言えるだろう。
流行りのeスポーツタイトルも安心して遊べる
最後は実際のゲームプレイ画面を交えつつ、Optix G273の魅力をお伝えしたい。今回チョイスしたのは、基本プレイ無料の『VALORANT』。5人1組のチームで戦い、爆弾の設置or解除を目指すタクティカルシューターだ。本作のジャンルはFPS、ゆえに試合中は滑らかな映像描写が常に求められる。
その点、Optix G273はリフレッシュレート及び応答速度の数値も十分。上記で述べた通り、競技性が強い『VALORANT』でも特に何の問題もなくプレイに集中できる。レビュープレイ中のカクつきやティアリングも無く、目立った不満点は特に無し。最後までユーザー同士の戦いに意識を向けることができた。
▲『VALORANT』のゲーム画面。映像描写も滑らかでエイムも快適
今回ご紹介したOptix G273は、高画質なIPSパネルを搭載したeスポーツタイトル対応モニター。ゲームプレイに必要なスペックを十分満たしており、「流行りのeスポーツタイトルを快適に遊びたい」、「ゲーミングモニターを買いたいけど何を選べば良いのか分からない」といった方にオススメだ。これから新しいPCモニターを導入しようと考えている方は、ぜひぜひOptix G273をチョイスしてみてはいかがだろうか。
※今回レビューに使用した製品は、MSI様からご提供いただいています。
MSI Optix G273 スペック
-
- ゲーミングパフォーマンスと美しい発色を両立!32インチ量子ドット搭載ゲーミングモニター「Optix MPG321QRF-QD」レビュー
-
FPSやMOBAといったeスポーツタイトルをプレイする際に揃えておきたいのがゲーミングデバイス。ゲーミングPCに始まり、マウス、マウスパッド、ヘッドセット、キーボード、モニター……など、いずれも性能面でプレイヤーのゲームプレイをサポートしてくれる頼もしい存在だ。
今回紹介する「Optix MPG321QRF-QD」は、量子ドット搭載/WQHD対応の大型ゲーミングモニター。実機画像やゲームタイトルのスクリーンショットを交えつつ、気になる特徴などを紹介していこう。
鮮やかな発色を得意とする量子ドット搭載ゲーミングモニター
今回レビューするゲーミングモニターは、MSI製のOptix MPG321QRF-QD。メインの映像出力用にDisplayPortとHDMI端子を搭載。2,560×1,440の解像度(WQHD)に対応しているほか、VESA DisplayHDR 600(PCモニターの表現力を現す規格)も満たしており、自然でリアルな表現に優れているのが特徴だ。液晶サイズは32インチ、本体サイズが727.1mm(幅)×251.8mm(奥)×482.2mm(高さ)、重量は約10.2kgとなっている。
▲Optix MPG321QRF-QDの前面イメージ。比較対象は560mlのペットボトル。
実際の設置イメージは画像の通り。筆者が所有しているPCデスク(1200mm×600mm)に置いてみたところ、天板の約半分以上を占めるサイズ感に驚かされた。とは言え、天板の中央部に設置しておけば周辺機器(キーボードやマウス等)も問題なく配置可能。そのため、「マルチディスプレイ環境を作りたい!」という場合を除いて設置面で戸惑うことは少ないはずだ。
▲Optix MPG321QRF-QDの背面イメージ。モニター設定を調節するNAVIキーが下部に配置されている
モニター背面にはMSIのモニターではお馴染みの、象徴的なドラゴンエンブレム、および本体設定を調整可能なNAVIキーが配置済み。液晶パネルを支えるスタンド部分はチルト(角度)・スベイル(左右の首振り)を調節でき、上下の高さ調節(0~100mm)も手軽に行うことができるので、大型ワイドモニターながらも、ユーザー側で自由にポジションを変えられるのは嬉しいポイントと言えよう。なお、本製品はVESA100規格を満たしているため、モニターアーム等も付属のスペーサーネジで容易に取り付けられる。
▲Optix MPG321QRF-QD付属のスペーサーネジ。モニター背面に取り付けて使用する
加えて本製品はKVMスイッチ機能により、最大2台のPC間でモニターに接続済みのデバイスを簡単に共有できる。「仕事はノートPCだけど、ゲームはデスクトップPCで遊んでいる」というユーザーを含め、用途に応じてPCを使い分けたい場合でも、ケーブルを差し替える手間いらずで使用OK。また、ポート部分のUSB端子(計3個)はハブ機能もありキーボードやマウスの接続に便利だ。
▲Optix MPG321QRF-QDのポート部分。映像入力用の端子とUSB端子が並んでいる
▲Optix MPG321QRF-QDの側面。USB端子(2ポート)とヘッドホン端子が隣接
さらに本体部は各種ポートに加え、音声入力用のマイクも搭載済み。この本体マイクはノイズキャンセリング機能のおかげで、PC用マイクを接続せずとも雑音(キーボードの打鍵音/マウスのクリック音)を抑えてボイスチャットが楽しめる。以上の点を踏まえ、本製品は総じてPCモニターに欲しい機能が一通り揃っているように見受けられた。
▲KVMスイッチ機能を使って2台のPCおよび周辺機器をモニターへ接続した様子。
▲MSIのシンボリックなドラゴンエンブレム。NAVIキーと同様にピンクゴールド調の作り
ゲーミングパフォーマンスと美しい発色を両立
Optix MPG321QRF-QDの詳細なスペックは下記の通り。最大の特徴としては、広色域(色域のカバー力)とDisplayHDR 600による表現力の高さが挙げられる。メリハリたっぷりな明暗の描画はなおのこと、鮮やかな発色もお手の物で、この辺りは液晶パネルに採用された量子ドット技術の賜物と言えるだろう。
▲Optix MPG321QRF-QDの製品スペック一例(引用:https://jp.msi.com/Monitor/OPTIX-MPG321QRF-QD)
もちろん、eスポーツ向け性能もおろそかにすることなく両立している。具体的な数値として、リフレッシュレート(1秒間に画面を書き換える回数)は165Hz、応答速度は本製品のRAPID IPSパネルを生かした1ms(GTG)を記録。eスポーツタイトルはそのゲーム性ゆえにスピーディーな映像描写が求められるが、Optix MPG321QRF-QDならばプレイフィールを損なうことなく遊び尽くせる。
安定したグラフィック描画を実現するため、残像感・ボヤけを軽減する「アンチモーションブラー」、映像のカクつき・ティアリングを抑える「G-SYNC Compatible」といったアシスト機能も備わっている。ほかには、暗所を見やすく調整する「ナイトビジョン」に、モニターの設置環境に合わせて光量を自動的に調節する「Auto Brightness Control」などなど、どれもPCを利用する際に役立つものばかり。
さらにユーティリティを高めたいなら、PC側でモニター設定を保存できる専用アプリケーション「GamingOSD」もあらかじめインストールしておくと良いだろう。
バトロワゲームで視界の広さをフル活用
最後は実際のゲームプレイ画面を交えつつ、Optix MPG321QRF-QDの魅力をお伝えしたい。今回チョイスしたのは、基本プレイ無料の『Apex Legends』(Apex)。3人1組のトリオで挑むバトルロワイヤルゲームで、「計20チーム(60人)の頂点を目指して戦う」というシステム上、かなりの確率で乱戦が巻き起こるゲームタイトルである。
本製品が備えるeスポーツ向け性能はなおのこと、32インチを誇る液晶パネルは通常のPCモニター以上に視界を広く保つことができ、『Apex』のようなバトロワゲームにおいて大いに真価を発揮する。画面端からこちらへ銃口を向ける敵プレイヤーの存在を筆頭に、視点を動かさずとも多くの情報を画面に収められるのは、Optix MPG321QRF-QDが持つ大きなメリットと言える。上述のRAPID IPSパネルのおかげで残像感を気にせずプレイできるのも嬉しいポイントだ。
▲『Apex Legends』のゲーム画面。視界の広さは混沌とした戦場に希望をもたらす
今回ご紹介したOptix MPG321QRF-QDは、ゲーミングパフォーマンスと美しい発色を両立させた大画面ゲーミングモニター。「大画面で迫力あるゲームプレイを楽しみたい!」、「視界を広く保った状態で有利にプレイしたい」といった方にオススメだ。これから新しいPCモニターを導入しようと考えている方は、ぜひOptix MPG321QRF-QDをチョイスしてみてはいかがだろうか。
Optix MPG321QRF-QD スペック
-
- 美麗な映像表現とeスポーツ向け性能を両立した量子ドット搭載4K/144Hz対応ゲーミングモニター「Optix MPG321UR-QD」レビュー
-
FPSやMOBAといったeスポーツタイトルをプレイする際に揃えておきたいのがゲーミングデバイス。ゲーミングPCに始まり、マウス、マウスパッド、ヘッドセット、キーボード、モニター……など、いずれも性能面でプレイヤーのゲームプレイをサポートしてくれる頼もしい存在だ。
今回紹介する「Optix MPG321UR-QD」は、優れた映像表現力を誇る量子ドット搭載4K/144Hz対応ゲーミングモニター。実機画像やゲームタイトルのスクリーンショットを交えつつ、気になる特徴などを紹介していこう。
圧倒的な映像表現を実現させた大型ゲーミングモニター
今回レビューするゲーミングモニターは、MSI製のOptix MPG321UR-QD。メインの映像出力用にDisplayPort(DP)とHDMI端子を搭載し、3,840×2,160の解像度(4K UHD)に対応している。PCモニターの表現力を現すVESA DisplayHDR 600の規格を満たし、従来のPCモニター以上の高コントラストな映像表現が可能だ。
加えてPCだけでなく、家庭用ゲーム機PlayStation 5(PS5)の映像出力も対応済み。HDMI2.1端子を搭載しているからこそ、PS5を4K/120Hzの高精細なグラフィックでプレイできる。
液晶サイズは32インチ、本体サイズが727.1mm(幅)×251.8mm(奥)×482.2mm(高さ)、重量は約10.1kgだ。
▲Optix MPG321UR-QDの前面イメージ。比較対象は560mlのペットボトル
続いて実際の設置イメージをご覧いただきたい。32インチを誇るOptix MPG321UR-QDのサイズ感はとにかく圧巻。具体例として筆者が所有するPCデスクの場合だと、中央に1台置いただけでもインパクトは充分以上。周辺にキーボードやスピーカー、PCデスク向けマイクを置く程度なら問題ないが、もう1台PCモニターを運用するなら設置スペースを工夫する必要があるだろう。
▲Optix MPG321UR-QDの背面イメージ。モニター設定を調節するNAVIキーが下部に配置されている
モニター背面にはMSIを象徴するドラゴンエンブレム、および本体設定をカスタマイズできるNAVIキーが見られる。どちらもピンクゴールドで色分けされており、本体のブラックカラーと調和した仕上がりなのがポイントだ。
▲Optix MPG321UR-QD付属のスペーサーネジ。モニター背面に取り付けて使用する
スタンド部分は上下の角度(チルト)と左右の首振り(スベイル)に加え、0mm~100mmの範囲で高さを切り替え可能。「画面までの距離が遠くて首が少し辛い……」という場合でも、ユーザー自身で好きなポジションに変えられる。また、VESA100規格に対応した周辺機器(モニターアーム等)も付属のスペーサーネジで問題なく取り付けOKだ。
▲Optix MPG321UR-QDのポート部分。映像出力用の端子と各種USB端子が並んでいる
▲Optix MPG321UR-QDの側面。USB端子(2ポート)とヘッドフォン端子が隣接
Optix MPG321UR-QDはポート部分に計10個のUSB端子を装備。スマートフォンの充電やUSBハブ等々、用途に応じて各種デバイスを自由に接続できるほか、本機に繋げたデバイスを最大4台のハード間(PC/PS5)で共有できるKVMスイッチ機能が便利。リモートワーク用とゲームプレイ用でPCを使い分けたいときなど、普段から複数のPCを運用しているユーザーにとってかなり役立つ機能と言えるだろう。
▲KVMスイッチ機能を使って2台のPCおよび周辺機器をモニターへ接続した様子。
▲背面のアイコニックなドラゴンエンブレム。きらびやかなピンクゴールド調で高級感たっぷり
高リフレッシュレートでeスポーツ向け性能も充実
ここからはOptix MPG321UR-QDのスペックや性能面について見てみよう。本機の最大の特徴は、何と言っても圧倒的な映像の表現力。冒頭で触れた高コントラストに続き、量子ドット技術を取り入れた液晶パネルは色域のカバー力に優れ、メリハリのついた鮮やかな発色を得意としている。
それでいてeスポーツ向け性能もしっかり両立させており、リフレッシュレート(1秒間に画面を書き換える回数)は144Hz、応答速度も1msをマーク。スピーディーな映像描写が求められるFPSや対戦アクションゲームでも、Optix MPG321UR-QDの性能ならば充分に対応できる。視界を広く保って画面内に多くの情報を収められる32インチ液晶パネルも魅力的だ。
▲Optix MPG321UR-QDの製品スペック一例(引用:https://jp.msi.com/Monitor/Optix-MPG321UR-QD/Specification)
円滑なゲームプレイを支えるためのアシスト機能も充実している。映像のカクつきやティアリングを抑える「G-SYNC Compatible」をはじめ、残像感を抑える「アンチモーションブラー(MPRT)」、眼精疲労を予防する上で効果的な「ブルーライトカット」に暗い映像を見やすくする「ナイトビジョンモード」……などなど、いずれも快適なPCライフ&ゲーミングライフを満喫するために欠かせないものばかり。
ほかにも専用アプリケーション「GamingOSD」をインストールしておくと、PC側でモニター設定を管理することもできる。Optix MPG321UR-QDは表現力に加えて一定以上のユーティリティを兼ね備えているのだ。
視界の広さでゲーム内情報を一気に把握
最後は実際のゲーム画面を交えつつ、Optix MPG321UR-QDの魅力をお伝えしたい。まずは基本プレイ無料の『リーグ・オブ・レジェンド』。5人1組のチーム同士で争うMOBAタイトルで、プレイヤー同士の連携力が問われる競技性の強いタイトルだ。
レビュープレイで最も実感した本機のメリットは「視界の広さ」。液晶パネルが小さいPCモニターと比べ、32インチ液晶パネルを持つOptix MPG321UR-QDは画面内に様々な情報(マップ地形/敵プレイヤーの位置)を収めることができる。このゲームは「情報量の多さが勝敗に直結する」と言っても過言ではないため、大型ゲーミングモニターを使用するメリットは多大と言っても良いだろう。
▲『リーグ・オブ・レジェンド』のゲーム画面。視界が広いと試合時の情報把握に大変便利
eスポーツタイトルだけでなく、オープンワールドゲーム等の美しい3Dグラフィックを楽しみたい場合にも本機は大いに役立つ。筆者は実際に『サイバーパンク2077』を遊んでみたが、きめ細やかに描き込まれたナイトシティーの街並みに改めて感動。こうしたゲームプレイのほか、4K解像度に対応した映像作品の鑑賞も、Optix MPG321UR-QDなら存分に迫力を味わえるはずだ。
▲『サイバーパンク2077』のゲーム画面。ナイトシティーの夜景が4Kモニターに美しく映える
今回ご紹介したOptix MPG321UR-QDは、4K映像もeスポーツタイトルも両方一挙に楽しめる大型ゲーミングモニター。サイズ感ゆえに設置スペースを考慮する必要こそあれ、高品質な性能はビジネスからハードなゲームプレイまで万遍なく応えてくれるだろう。これから新しいPCモニターを導入しようと考えている方は、ぜひOptix MPG321UR-QDをチョイスしてみてはいかがだろうか。
※今回レビューに使用した製品は、MSI様からご提供いただいています。
Optix MPG321UR-QD スペック表