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- 【大会レポート】「WILD RIFT OPEN TOURNAMENT」閉幕!デマーシアブロック優勝はTEAM KURENAI GAMING!
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スマートフォン向け異世界マルチバトル『リーグ・オブ・レジェンド:ワイルドリフト(以下ワイルドリフト)』の公式大会であり、docomoが設立したX-MOMENT主催の「WILD RIFT OPEN TOURNAMENT デマーシアブロック」が5月29日(土)に開催され、「TEAM KURENAI GAMING」がブロック優勝の座を手にした。本大会は全62チームが参加。トーナメントはデマーシア・ノクサスの2ブロックに分け、31チームが予選で戦うことになる。それぞれのブロックで上位3チームを決定した後は、ブロック対抗戦として、同じブロックの仲間と共に相手ブロックの上位3チームと総当たりを行う珍しい大会だ。彗星の如く現れた新チーム「TEAM KURENAI GAMING」とは TEAM KURENAI GAMINGは2021年1月20日に結成。でき上がったばかりとは思えないほどのスピード感でさまざまなタイトルの部門が設立され、大会で結果を残すだけでなく、自分たちでイベント主催なども行っている。同年4月1日には「SUSANOO GAMING 8」との事業提携も行い、経営・運営・活動の共有化を図り更なる躍進を狙っているようだ。そんな「TEAM KURENAI GAMING」のワイルドリフト部門が設立されたのは同年2月1日。ワイルドリフトのプロチームは非常に多く結成されており、中にはゲームリリース前から結成しているところもあった。そのため「TEAM KURENAI GAMING」はどちらかと言えば後発組であり、大会露出も少ないチーム。にもかかわらず、本大会では非常に注目されていた。なぜなら、「TEAM KURENAI GAMING」のお披露目となった国内のコミュニティ大会で、その力量を魅せつけていたからだ。詳細は割愛するが、他の歴史ある強豪チームとも渡り合える力を持っていることは証明済み。そしてその強さでは「WILD RIFT OPEN TOURNAMENT」でも遺憾なく発揮発揮されたのだ。スキのない戦いで地力の高さを見せつけた準決勝 配信の1試合目、準決勝の相手は「Unsold Stuff Gaming」。リリース直後から海外のコミュニティで優勝を果たし、その後も研鑽を続けてきた強豪チームだ。「TEAM KURENAI GAMING」の初手ピックはカ=イサ。準決勝までのKDAランキング(キル・デス・アシストの総合得点)で1位となっていたSorryMaker選手の得意チャンピオンを先に抑え、その後もチームバランスのよいチャンピオンをそろえていった。序盤から中盤にかけては両チームとも一進一退の攻防が続く。試合が動いたのは9:40頃だ。ドラゴンを獲得しようと見せかけてから反転し、勝負を仕掛けた「Unsold Stuff Gaming」。ベイトに対し、まずタンクであるREVi選手がきっちり攻撃を受け味方の盾となる。入れ替わるようにしてyasya選手とIshuger選手、xSeraph選手もフロントラインを張りダメージを出し、フリーになったSorryMaker選手が後ろから止めを刺す。4キルからのバロン獲得で大きくリードを広げ、そのままの勢いで試合を決めた。 またしてもカウンターで勝負を決めた決勝戦 決勝戦の相手は「REJECT」。準決勝ではほぼ互角の展開が長く続いた状態から、針の穴を通すかのようなプレイで一瞬の隙を付き勝ち上がってきた。その相手に対しても「TEAM KURENAI GAMING」のピックは準決勝と変わらずカ=イサ、そしてガリオピックからスタート。唯一異なるのはIshuger選手のガレンのみで、それぞれが非常に得意であるチャンピオンを選択し、戦術を詰めてきたことがうかがえる。勝負が動いたのはまたしても中盤戦。8:40頃、SorryMaker選手を倒そうと「REJECT」が4人で仕掛けていく。この時点で「TEAM KURENAI GAMING」は3人、さらには攻撃を先に受けており、不利な状況で集団戦が始まったしかしならIshuger選手がすぐさまテレポートで集団戦に合流し、1キルをもぎ取っていく。これにより人数が同数となった「TEAM KURENAI GAMING」は反転し、カウンターの構えをとる。そこにyasya選手がアルティメットスキルですかさず合流。気付けば5人そろった「TEAM KURENAI GAMING」はタワーダイブを決行し、相手チーム全員を倒しエース獲得。またしても1度の集団戦を制しそのままネクサス破壊、ブロック優勝となったのだ。試合後のインタビューでREVi選手は「優勝できるとは思ってなかったので、めちゃくちゃうれしいです」とコメント。今日一番活躍した人はどなただと思いますかという質問に対しては「全員いい動きをしていましたが、今日は特にSorryMaker選手が素晴らしい活躍をしていたと思います。仕掛けるタイミングや位置などが完璧でした」と話していた。応援してくれたファンの方々へのメッセージとして「TEAM KURENAI GAMINGを応援してくれた皆さん、ありがとうございます。これからの大会も応援よろしくお願いします」と締めくくった。。 大きな爪痕を残したTEAM KURENAI GAMING 本ブロックでのMVPはIshuger選手となった。解説のRaizin氏も「どの選手も活躍していたが、全試合で圧倒的な存在感を出していた」とコメント。さらにはKDA賞にSorryMaker選手が選ばれた。ベスト8以降の試合で67KDA(32キル・1デス・32アシスト)というとんでもない記録を打ち立てた。公式大会でのブロック優勝を果たすことで、多くのプレイヤー・視聴者の記憶に残るチームとなった。これからも強く、そして魅せるプレイで我々を楽しませてくれるであろう。今後の活躍も目が離せない。配信アーカイブ: KURENAI GAMIN公式サイト:https://kurenaigaming.com/KURENAI GAMIN公式Twitter:https://twitter.com/kurenai_gaming
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- 【レポート】FIFA21 ProClubs (オンライン11人vs11人モード) elgato Premier League/elgato Develop League W12 第23節&第24節
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VPG JAPANが主催する、『FIFA21 ProClubs elgato Premier League/elgato Develop League』(オンライン11人対11人のeSportsサッカーリーグ)の第23節、第24節が先週5月29日(土)(毎週土曜日、23時開催)に開催されました。参加各チームの順位表は以下:※第3節、第4節は地震の影響でリーグ最終節の翌週に調整されました。 ※FURITEN FCの脱退により、全試合0:1敗北と記入したため、elgato Premier Leagueは対戦試合数が前後する場合がございます。 以下は先週の試合のベストイレブン(Team of The Week = TOTW):なお、シーズン最優秀選手にはAKRacingの「プレミアムシリーズ」ゲーミングチェアを贈呈します。今週のセレクトマッチの動画はこちら:https://www.twitch.tv/videos/1039221118VPG Japanの紹介とはVPG JAPANは、世界で最大規模のFIFA21プロクラブモードのコミュニティ「Virtual Pro Gaming」に加盟しており、今日本でも最大規模のコミュニティリーグを展開しております。Virtual Pro Gamingは現在世界で50ヵ国以上、30万人を超えるプレイヤーを有しており、ヨーロッパにおいてはQPR、マラガ、オサスナ、ガラタサライなど120以上のリアルサッカークラブと連携して、オンライン11人対戦のeSportsサッカーコミュニティを盛り上げております。また、今後日本および東アジアのeSportsサッカーのコミュニティを発展すべく、現在一般社団法人化を準備しております。今後はコミュニティリーグのみならず、eSportsサッカーを通じてリアルサッカーの育成・強化、学校団体など教育分野、地域振興などにおける活用を着目し、eSportsサッカーのコミュニティ成長のみならず、社会貢献の方法も模索していきたいと考えております。 ■VPG JAPAN代表徐 佳寧(シュウ ジャーニン)株式会社バンダイナムコエンターテインメント プロデューサー■アドバイザー加藤 章弘(かとう あきひろ)ソフトバンク株式会社 & SB Telecom Europe Ltd.マネージングディレクターContact:Jianing_Xu@bandainamcoent.co.jpVPG Japan公式Twitter:https://twitter.com/VPGJapan
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- 【大会レポート】『VALORANT』初の世界王者を決める戦いStage2 Mastersがアイスランドで開催。記念すべき初代王者に輝いたのはSENTINELS
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VALORANT初の世界王者を決める大会「VALORANT Champions Tour Stage2 Masters」が2021年5月25日(火)~5月31日(月)にかけて開催された。「VALORANT Champions Tour」とはVALORANTの年間王者を決める大会でChallengers・Masters・Championsの3段階で構成されている。地域大会Challengersとその勝者が出場する国際大会Mastersが全3回にわたって開催。そこで成績上位のチームがVALORANT年間チャンピオンを決める大会Championsへの出場権を獲得する。そして、5月25日(火)から開催された「VALORANT Champions Tour Stage2 Masters」では各地域の予選を勝ち上がった10チームがアイスランドのレイキャビックに集結。実況/解説の岸大河さん・Ooodaさん・Yukishiroさんが見守る中、VALORANT初の世界王者をかけた戦いに臨んだ。ここでは決勝戦とMastersの結果、そして日本代表として出場したCrazy Raccoonの模様を振り返っていこう。決勝戦 NA1位のSENTINELS(SEN)とEU2位のFNATIC(FNC)の対戦となった決勝戦。Mastersで最も注目されていたNA vs EUの構図になったこの試合は圧倒的なフィジカルを見せたSENが終始試合をリード。FNCは1st map・2nd mapでオーバータイムにまで持ち込む粘りを見せたが、両マップあと1歩及ばず。BO5で見事なストレート勝利を見せたSENがVALORANT初の世界王者に輝いた。1マップも落とすことなく、まさに完全無敗の勝利を収めたSENは、まさに『VALORANT』初の世界王者の名にふさわしいといえよう。▲決勝で待つSENに挑むのはSENに負けた後、Losersを勝ち上がったFNC。NAとEUのプライドをかけた頂上決戦となった ▲デュエリストとして常に1ピックを狙いに行き、相手にプレッシャーを与えたShahZaM選手(SEN)。ブレイドストームでの華麗な3キルで視聴者を驚かせた ▲世界最強プレイヤーの名に恥じない活躍を見せたTenZ選手(SEN)。2nd mapでは33キル、さらに8回のファーストブラッドを記録。今大会の最多キルにも輝いた Stage2 Masters 結果 先述した通り、『VALORANT』初の世界王者に輝いたのはSENTINELS。撃ち合いと要所でのスキルの使い方で他チームを上回り、Mastersでは1マップすら落とすことなく優勝した。また注目を集めたのが韓国代表NUTURNの躍進。NA・EUの2強が予想されていた今大会だったが、Version1などの強豪を下して見事3位に輝いた。一方優勝候補にも上がっていたLiquidや台風の目として注目されていたVikingsは惜しくも優勝には届かなかった。▲優勝候補筆頭であったSENが圧倒的な力の差を見せつけて優勝したStage2 Masters。Stage3ではこの絶対王者をどのチームが下すのだろうか 日本代表として挑戦したCrazy Racconは課題を残す結果に Absolute JUPITERを打ち破るなど、国内では新たな王者として名を馳せているCrazy Raccon(CR)も、本大会に挑戦。日本チームは海外に通じるのだろうか——。そんな期待と不安を日本のファンは固唾をのんで見守っていたのではないだろうか。彼らの活躍もレポートしていこう。Crazy Raccon(CR) vs Version1(V1) Stage1・Stage2を連覇し、日本王者として出場したCrazy Racconは1回戦でNA2位のVersion1と対戦。1st mapでは序盤こそ相手にラウンドを先行されたが、Munchiken選手(CR)のクラッチで流れを変えるとその後は粘りを見せる。惜しくも敗れたCRだったが11-13と強豪相手に見事な試合を見せた。▲相手のマッチポイントで2vs5からのクラッチを見せたCR。「nethさん」がTwitterのトレンド入りを果たすなど日本中のVALORANTファンが熱狂した しかし続く2nd mapでは日本にはないスキルの組み合わせを見せたV1がCRを翻弄。本来の力を発揮したV1が10-13で勝利し、CRはLoser Bracketに回ることになった。▲CRを苦しめたのがPenny選手(V1)のオペレーター。要所でワンピック取られてしまい人数不利のラウンドを強いられた Crazy Raccoon(CR) vs x10 負ければMasters敗退が確定してしまうCRはLoser Bracketで東南アジア代表のx10と対戦。この試合に向けて新たな構成を準備してきたCRだったが、Patiphan選手を中心としたフィジカルの強さと変幻自在なスキルに苦しめられる。▲フィジカルだけでなくIQの高さも見せたx10。特にPatiphan選手(x10)は不利な場面でも必ずキルや時間稼ぎでチームに貢献していた ▲アイスボックスでは構成を大きく変えたCR。しかしロール変更したMunchiken選手・rion選手のスコアが落ち込むなどうまく機能しなかった印象だ 最後まで流れを引き寄せられなかったCRは2マップ連続で落とし、Masters敗退が確定してしまった。▲インタビューでは涙を浮かべ悔しさをあらわにしたneth選手(CR)。「Stage3ではどこにも負けない」と次の戦いに向けて強い覚悟を見せた ファン待望!『VALORANT』のストーリーを描く、シネマティック映像も公開 『VALORANT』の魅力のひとつとして、個性あふれるエージェントと謎の包まれた世界観がある。本大会の最後には、今まで多く語れることがなかったストーリー部分の鍵を握る映像も公開された。 キーワードとなるのは「DUALITY」。いわゆる二重性というのが『VALORANT』のストーリーに欠かせないものとなっているようだ。ゲーム中にも、マップ名が突如「DUALITY」になるなど、存在を匂わせていたワードだけに、今後のストーリーも気になるところだ。また大会終了後から48時間限定のイベントとして、キャンペーンサイトにてシリアルコード「YTILAUD」を入力することで、限定のプレイヤーカードが入手できる。ちなみにキャンペーンサイトは非常につながりにくい状態となっているので、適度にアクセスしてチャレンジしてほしい。キャンペーンサイト:https://redeem.playvalorant.com/まとめ オフラインで開催された初の世界大会は決勝戦でTwitchの視聴者数が100万人を超える盛り上がりを見せた。また日本でも「#VCT」「#CRwin」が連日Twitterのトレンドに入るなど大きな注目を集めた。Stage3では日本代表が2チームに増えるため、さらに盛り上がることは間違いないだろう。悔しい結果に終わってしまった日本代表のCrazy Raccoonだが、Stage3では一回り強くなった姿で返ってくることを期待したい。© 2020 Riot Games, Inc. All Rights Reserved配信アーカイブ:FNATIC vs SENTINELS - VCT Masters Reykjavíkhttps://www.mildom.com/playback/12287123/12287123-c21mgit2lrn9v5gcg2f0VALORANT - Japan:https://www.mildom.com/playback/12287123/12287123-c22ar8taks9fd4lq54d0VALORANT Champions Tour Stage2 公式:https://valorantesports.tokyo/index.html
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- 【レポート】VPG JAPAN FIFA21 ProClubs elgato Premier League/elgato Develop League W11 第21節&第22節
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VPG JAPANが主催する、「FIFA21 ProClubs elgato Premier League/elgato Develop League」(オンライン11人対11人のeSportsサッカーリーグ)の第21節、第22節が先週5月22日(土)(毎週土曜日、23時開催)に開催されました。参加各チームの順位表は以下:※第3節、第4節は地震の影響でリーグ最終節の翌週に調整されました。※FURITEN FCの脱退により、全試合0:1敗北と記入したため、elgato Premier Leagueは対戦試合数が前後する場合がございます。以下は先週の試合のベストイレブン(Team of The Week = TOTW):なお、シーズン最優秀選手にはAKRacingの「プレミアムシリーズ」ゲーミングチェアを贈呈します。今週のセレクトマッチの動画はこちら:https://www.twitch.tv/videos/1031433176VPG Japanの紹介とはVPG JAPANは、世界で最大規模のFIFA21プロクラブモードのコミュニティ「Virtual Pro Gaming」に加盟しており、今日本でも最大規模のコミュニティリーグを展開しております。Virtual Pro Gamingは現在世界で50ヵ国以上、30万人を超えるプレイヤーを有しており、ヨーロッパにおいてはQPR、マラガ、オサスナ、ガラタサライなど120以上のリアルサッカークラブと連携して、オンライン11人対戦のeSportsサッカーコミュニティを盛り上げております。また、今後日本および東アジアのeSportsサッカーのコミュニティを発展すべく、現在一般社団法人化を準備しております。今後はコミュニティリーグのみならず、eSportsサッカーを通じてリアルサッカーの育成・強化、学校団体など教育分野、地域振興などにおける活用を着目し、eSportsサッカーのコミュニティ成長のみならず、社会貢献の方法も模索していきたいと考えております。 ■VPG JAPAN代表徐 佳寧(シュウ ジャーニン)株式会社バンダイナムコエンターテインメント プロデューサー■アドバイザー加藤 章弘(かとう あきひろ)ソフトバンク株式会社 & SB Telecom Europe Ltd.マネージングディレクターContact:Jianing_Xu@bandainamcoent.co.jpVPG Japan公式Twitter:https://twitter.com/VPGJapan
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- 【レポート】「RAGE Shadowverse 2021 Summer」プレーオフで、グランドファイナルズ出場者8名がついに決定!
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2021年5月16日に「RAGE Shadowverse 2021 Summer」のプレーオフが開催され、グランドファイナルズに進む8名が決定した。プレーオフ出場者は25名。8つのトーナメントに分けられ、各トーナメントの勝者がグランドファイナルズの出場者となる。2次予選までとは違い、1試合でも落とせばその時点で敗退となる。果たして各トーナメントを制し、グランドファイナルズへ駒を進めるのはどの選手になるのか。「AFネメシス」「乗り物ドラゴン」の使用率が増加 1次予選、2次予選ともに使用が目立った「進化ヴァンプ」。プレーオフでも使用率トップに君臨するのか、はたまた対策構築で挑むのかが注目されたが、結果としては一転して「セッカエルフ」が使用率トップとなった。一方で、2次予選ではあまり使用率の高くなかったデッキの活躍も見られた。特筆すべきは「AFネメシス」と「乗り物ドラゴン」使用率の増加だろう。いずれも2次予選までは使用こそされているものの、他の環境デッキと比較するとあまり使用率が高くなかった。しかしプレーオフでは25名中10名の選手が「AFネメシス」を、9名の選手が「乗り物ドラゴン」を使用している。「AFネメシス」は「進化ヴァンプ」に対して微不利ではあるものの、「セッカエルフ」「ロキサスエルフ」に対しては有利が取りやすい特徴がある。低コストながら火力や能力が強いアーティファクトフォロワーで一気に体力を削る。「乗り物ドラゴン」も同様に「進化ヴァンプ」に対しては微不利である。しかし他の環境デッキに対しては比較的有利を取りやすい。PPブーストをして、大型のフォロワーを一気に展開するのが特徴的なデッキだ。以上のように、プレーオフで使用率の上がったデッキは、いずれも「進化ヴァンプ」以外のデッキに対して対処がしやすい構築という傾向にあった。プレーオフ決勝戦ハイライト プレーオフ決勝戦から3試合紹介する。第1試合 実力者が見せたガッツポーズ Shimon選手 VS あつし選手 今大会のプレーオフ出場者の中で、グランドファイナルズ経験者はShimon選手だけである。ゆえにShimon選手の勝敗には注目が集まる。1戦目は「セッカエルフ」のミラー対決。あつし選手はカードを3枚交換するも、手札が細く苦しい滑り出しに。一方のShimon選手はバウンスカードを活用し、理想的なドローを見せる。あつし選手は低コストを生かしたアグロプランで攻めるが、手札の運に恵まれず厳しい展開。最後は瘴気の妖精姫・アリアと閃光のエルフ・アルバータで体力を削り、Shimon選手が勝利した。2戦目はShimon選手の「AFネメシス」とあつし選手の「セッカエルフ」の対決。Shimon選手が順調にパラダイムシフトのコストを下げる一方で、あつし選手は手札こそ潤沢だがバウンスカードが引けずプレイ回数が稼ぎづらい状況に。しかしShimon選手の盤面にフォロワーが残っていたことが幸いし、7ターン目にフォロワーを一気に展開しプレイ回数を稼ぐ。エレメントスラッシュでバフをかけ、一気に体力を削れたことで、Shimon選手は一転盤面処理に追われてしまう。最後は宿命の狐火・セッカのカウントが20に達し、あつし選手が押し切る形で勝利した。3戦目は「AFネメシス」ミラー対決に。「AFネメシス」同士の対決では、いかに早くパラダイムシフトを集めコストを下げられるかが鍵となる。盤上にギガスファクトリーが置かれている分、ややShimon選手が有利な展開に。あつし選手はアーティファクトシップで守護を張るが、最後はShimon選手が堕落の決意で守護を破壊し、パラダイムシフト2枚と始原の竜・バハムートでリーサル。勝利のShimon選手からは思わずガッツポーズが出た。Shimon選手といえばオリジナリティ溢れるデッキが名物になりつつあるが、今回も「AFネメシス」に堕落の決意が入る構築で実況席を沸かせた。勝利者インタビューではこの構築について、「プレーオフトーナメント対戦相手が予選でどちらもネメシスを持っていて、そこは外れてこないだろうと両方に入れた」と語った。2020年の「RAGE」で優勝と準優勝を経験しているShimon選手は、さすがの安定感を見せてくれた。3回目のファイナリストとなったShimon選手は、史上初の2度目の王者を獲得できるのだろうか。第3試合 ベテランと新勢力の対決 梅干し選手 VS Ry選手 Ry選手は「RAGE」参加回数3回目にしてプレーオフ進出という新勢力。そんなRy選手は「優勝一択しか考えていない」と言い切る。かたや梅干し選手は「RAGE」参加回数13回目、JCG大会等での優勝経験のある実力者だ。1戦目は梅干し選手の「乗り物ドラゴン」とRy選手の「庭園ドラゴン」の対決。梅干し選手が盤面を固める一方で、Ry選手は竜の託宣を序盤で3枚引いたことで4ターン目にして覚醒状態に突入。Ry選手は相手の手札を読みながら盤石な体制を作り上げる。始原の竜・バハムートを展開し、梅干し選手の体力を残り8点まで削ったRy選手に対し、梅干し選手はPPブーストの差が仇となり思うように盤面を展開できない。最後はRy選手がドローでゲオルギウスを引き、手札のゲオルギウスと共にバーンダメージを与えリーサルとなった。2戦目は梅干し選手の「乗り物ドラゴン」とRy選手の「ロキサスエルフ」の対決。順調にPPブーストをする梅干し選手は、6ターン目に烈覇のアルチザン・レジーに竜の育成でバフをかけ、Ry選手の体力を一気に11点削る。現状開拓のロデオガイ・ロキサスの引けていないRy選手は、盤面を処理できたところでその後の動きが苦しい状態。しかし森林の狼のドローで無事開拓のロデオガイ・ロキサスを引き、次ターンでの展開を狙える状況になった。最後のターンとなった7ターン目、Ry選手は開拓のロデオガイ・ロキサスを展開。機動二輪でバフのかかったフォロワーと、エルフらしいバウンスからの再展開で、梅干し選手に17点を与えゲームセットとなった。Ry選手は2戦とも一貫して冷静な判断が目立つ。勝利者インタビューでは「このまま勝ち続けてRAGE優勝したいと思います」と語った。参加理由が「時間があったから」という強者感の漂うRy選手だが、果たしてグランドファイナルズでは宣言通り、優勝を見せてくれるのだろうか。第7試合 ベテランプレイヤーが悲願のファイナルへ アカシキフ選手 VS Rumoi選手 リリース初期からプレイしており、過去「RAGE」に16回参加のアカシキフ選手が、プロプレイヤーでAXIZ所属のRumoi選手を下し、悲願のグランドファイナルズ進出を決めた。最後にそんなプロプレイヤー対ベテランプレイヤーの試合を紹介する。1戦目はアカシキフ選手の「乗り物ドラゴン」とRumoi選手の「セッカエルフ」の対決。4ターン目にRumoi選手がフォレストフェアリーとフェアリーを展開。アカシキフ選手は5ターン目に天穿の銃槍騎・ラスティナをティアマト・マグナで隠し、盤面のフォロワーは一切取らないことを選択。この選択が功を奏し、Rumoi選手は宿命の狐火・セッカのカウントが稼ぎづらい状況に。その後Rumoi選手も盤面を展開し応戦するが、最後は殺竜騎士・ロイの効果で守護をはがし、疾走でダメージを与えてアカシキフ選手が勝利した。2戦目はアカシキフ選手の「進化ヴァンプ」とRumoi選手の「セッカエルフ」の対決。Rumoi選手は5ターン目の時点で体力が11点まで削られてしまう厳しい立ち上がり。一方のアカシキフ選手は強い手札を抱えている。しかし進化カウントが思うように進まない。Rumoi選手は一気に宿命の狐火・セッカのカウントを進めると、8ターン目に宿命の狐火・セッカ2枚を展開して大逆転勝利となった。3戦目はアカシキフ選手の「進化ヴァンプ」とRumoi選手の「AFネメシス」の対決。アカシキフ選手は初手で、「AFネメシス」に対して非常に理想的なカードを引きキープ。3ターン目に壊天災・ハレゼナを展開する。一方のRumoi選手は、アーティファクトでアカシキフ選手の体力を細かく削る。しかし魔獣の女帝・ネレイアを展開された上に、壊天災・ハレゼナが取りきれない。Rumoi選手はキャタラクトビーストを処理し守護と回復で次ターンへ望みを託すが、最後はアカシキフ選手のグリームニルでリーサルとなった。ベテランプレイヤーのアカシキフ選手が、悲願のグランドファイナルズ進出を決めた。勝利者インタビューでは「少ないチャンスを上手く掴むことができた」「大会は出続ければそのうち勝てる可能性がある」と生き生きとした表情で語った。グランドファイナル出場者8名が決定 プレーオフの各トーナメントを制し、決勝トーナメント進出を決めた8名は次の通りだ。Shimon Cappuccino Ry 津田三蔵 Rgrey kendama アカシキフ だるま (敬称略)以上の8名で2021年夏の王者を決める。注目はアカシキフ選手。アカシキフ選手は「RAGE」に過去16回出場し、今回初めてグランドファイナルズへの出場を決めた。プレーオフトーナメントでは、鋭い環境の読みや選手メタ、これまで培ってきた経験が功を奏す形となった。長年の経験を生かした素晴らしい読みを見せてくれることだろう。大注目のグランドファイナルズは2021年6月13日開催! 2021年5月20日には「暗黒のウェルサ」のアディショナルカードが登場。これまで「進化ヴァンプ」序盤の要であった壊天災・ハレゼナが、水銀の遮断の登場により対策が可能になるなど、新カードの追加によりプレーオフまでとは環境が大きく変化することは間違いない。果たして新カードを使いこなし、新たな王者になるのは一体誰なのか。2021年6月13日、ついに「RAGE Shadowverse 2021 Summer」の優勝者が決定する。 RAGE Shadowverse:https://rage-esports.jp/shadowverse/プレーオフ配信OPENREC.tv:https://www.openrec.tv/live/gkrp9149p85プレーオフ配信YouTube:https://www.youtube.com/watch?v=EfumqdFJ7Bg
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- 【新連載・5分でわかる人気のeスポーツタイトル】優勝賞金1億越えのカードゲーム『シャドウバース』のeスポーツとは?
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昨今注目されているeスポーツ、さまざまなFPSや格闘ゲームが存在する中、今回は自身でデッキを構築し頭脳で戦い運を味方につけ勝利を目指す対戦型オンラインカードバトルゲーム『Shadowverse』(シャドウバース)をご紹介します!魅力的なキャラクターのカードや音楽、世界観も興味深いゲームとなっています。執筆:千彰 『シャドウバース』ってどんなゲーム? 『シャドウバース』は、1対1のカードバトルのアプリゲームです。プレイヤーは8種類(エルフ、ロイヤル、ウィッチ、ドラゴン、ネクロマンサー、ヴァンパイア、ビショップ、ネメシス)のクラスから1種類を選び、そこから最大40枚からなる「デッキ」を構築します。ゲームは自分のターン、相手のターンを交代しながら、1枚ずつデッキからカードを引いて行動していきます。最初の手札はお互いのデッキからランダムに選ばれた3枚。行動するには「PP」というコストが必要で、これはターンを経るごとに1ポイントずつ増えていきます。お互い体力20から始め、相手の体力を0にすれば勝ちとなります。『シャドウバース』ならではの特徴 『シャドウバース』独自のシステムとして「EP」(進化ポイント)という仕組みがあります。任意のカード1枚の効果を進化させることができ、この進化をどううまく使うかで、有利を広げたり逆転したりと、勝利への鍵になります。「進化」させるには、先攻だと行動ポイントが2ポイント、後攻だと3ポイント必要で、4ターン目からしか発動ができません。また、各クラスにも特殊なシステムが用意されています。ドラゴンクラスだと”覚醒”、ヴァンパイアクラスだと”復讐”、ネメシスクラスだと”共鳴”といった、そのクラスでしかできない戦い方が存在するので、自分に合うデッキ探しをするのも面白みの一つと言えるでしょう。『シャドウバース』を遊ぶのに必要なお金は? 通常、カードゲームは核となるデッキを構築するために、ゲーム内で「カードパック」を購入しなければなりません。スマホゲームでよくある課金要素は、この追加カードによるランダム要素です。しかし、このゲームにはプレイすることで入手できる「無料パック」があります。ゲーム内で使わないクラスのカード(※別のクラスのカードはデッキに使えない)を売却することでゲーム内通貨を入手し、欲しいカードをゲーム内通貨で購入しながら、理想のデッキに近づけられるのです。さらに、大会公式サイトなどでは、上位入賞者のデッキ紹介やデッキ自動編成システムもあり、それらをマネすることで初心者でも始めやすいのも魅力の一つです。『シャドウバース』の一人用/オンラインマッチは? 『シャドウバース』には、一人で遊ぶモードとオンラインで対戦するモードが用意されています。「ソロプレイ」モードには、選択したクラスでCPUと戦う「メインストーリー」があります。戦い方や操作方法などの練習にもなりますが、群像劇システムなので各クラスのキャラクターストーリーをフルボイスで楽しむこともできます。でもやっぱり、『シャドウバース』最大の醍醐味といえばオンライン対戦です!スマートフォンでもPC(Steam、DMM Gamesのいずれか)でもプレイ可能で、クロスプレイも可能です。スマホならいつでもどこでも対戦できるので、男女や年齢を問わず幅広い層に人気があります。人との対戦は、デッキの構築や動き方、カードバトルでの思考もより磨かれ、その奥深さにハマってしまうことでしょう。頭を使って勝った時の爽快感や達成感は、カードゲームならでは。将棋のように数手先の動きまで考えてしまうので、疲労感もありますが……(笑)。『シャドウバース』を遊んでほしい! 3つの魅力 なぜこんなに人々がeスポーツとしての『シャドウバース』に熱狂するのか、その魅力をお教えします。(1)プレイヤーの実力が引き寄せる運要素「神の引き」 一つめの魅力は、プレイヤーの実力はもちろんですが、デッキからカードを引くという運要素が存在することです。オフライン大会では、戦っている選手たちの手札が画面に表示されるので、観客は試合の流れをすべて把握できます。「ここでこのカードを引ければ一発逆転!」というとき、まさにそのカードをドローした瞬間、観客席からは歓声が上がります。 強いプレイヤーは「運」を味方につけているのか、そこまで考え尽くしてデッキを構築しているのか……そんな考察さえも楽しいのです。プレイヤー側も狙っていたカードをドローした、その快感が忘れられなくなります。時には「運」を必要としないほどうまくデッキが回ることもあり、勝利できたときもうれしいものです。そんなふうに、初心者でも「運」が良ければ勝てることが、このゲームのいいところだと思います。相手の運が悪い時にこちらが普通にプレイできれば、少し格上にも勝ててしまう時があります。それでも1勝は1勝ですし、自信がつくのではないでしょうか。ゲームは勝つからこそ楽しいものです。初心者にも優しく始めやすい、さらに勝てる楽しさも得やすい、上を目指せばとてつもなく高みを目指せる……『シャドウバース』はそんなゲームだと言えるでしょう。(2)定期的に新カードが追加されるメタの流動性 二つめの魅力はゲーム内の流動性です。どんなに楽しいゲームでも、いずれは飽きがきてしまうものです。しかしカードゲームのシステムは、新カードが追加されるとこれまでのゲーム環境や強かったカード、デッキががらりと変わってしまうことが魅力だと思っています。『シャドウバース』も定期的にカードの入れ替えが起こり、強すぎるカードに制限がかかったり、さらに強いカードが追加されたりして、また1からデッキを作り直し……なんてことも起こります。なので「この時期は勝てなかったけど今なら勝てる」という状況も起こり、飽きてきてもまた張り合いが出てきて楽しめます。(3)1000種類以上のカードとキャラクター 3つめの魅力は、このゲームに存在する1000種類以上のカードとキャラクターです。各キャラクターにボイスが付いていて、召喚時や進化時には耳に残るセリフが数多くあります。セリフ集のまとめ動画が公開されていたり、好きなセリフランキングがファンの間で開催されていたりと、ゲーム以外でも話題になっています。また、同じ会社で製作されたスマホゲーム『神撃のバハムート』と世界が繋がっていて、同一キャラクターが登場します。さらに他のアニメやゲームとコラボされることが多く、『ニーアオートマタ』シリーズや『ラブライブ』シリーズ、『Fate』シリーズのほか、『かぐや様は告られたい』など、なじみのある作品目当てでゲームを始めて、気づけばこの『シャドウバース』というカードゲームの虜になっていた、という人も少なくありません。きっとお気に入りのキャラクター、切り札となるカードに必ず出会えるはずです。国内外のeスポーツの盛り上がりは? そんな『シャドウバース』ですが、eスポーツとしても注目されており、多くの大会も開かれています。世界大会「Shadowverse World Grand Prix」 最高峰の世界大会「Shadowverse World Grand Prix」の優勝賞金はなんとは1億1000万円! 世界各地の戦いを勝ち抜き、選ばれた24名の選手がこの優勝賞金と世界一の名誉を目指して戦うのです。「Shadowverse World Grand Prix 2018」には、日本人スタープレイヤーで、よしもとLibalent所属のふぇぐ選手が優勝しています。この時の戦いは伝説とも言える内容で、ふぇぐ選手の実力に加えて「運」が炸裂。観客も感動と歓声に包まれ、賞金額と“世界最強”の座を得ることを目の当たりにした、まさに夢の詰まった試合でした。ちなみに、直近で開催されるはずだった「Shadowverse World Grand Prix 2020」は新型コロナウイルス感染拡大防止のため延期されましたが、2021年6月6日(決勝大会GRAND FINAL)に開催される予定となっています。場所はなんと、さいたまスーパーアリーナ コミュニテイアリーナとなります。【eスポーツ大会動画アーカイブ】『Shadowverse』の世界大会「World Grand Prix」国内大会「RAGE Shadowverse」 メディアなどに取り上げられている国内大会の一つに「RAGE」があります。これは年に4回開催されている公式のオフライン大会です。世界大会は個人戦ですが、国内のプロゲーミングチーム8チームにより、全21節にわたって開催。この大会で上位に入賞した者は「Shadowverse World Grand Prix」に出場できます。「RAGE Shadowverse Pro League 20-21」は4人1組のチームバトル戦で、総額2400万円のインセンティブがあり、優勝チームには1500万円が授与されます。まとめ さまざまなカードを吟味し、自分に一番合ったデッキを目指して、お気に入りのカードを集めて戦ってみると、eスポーツの奥深さや魅力にふれることができると思います。国内でも最高峰の優勝賞金であることが『シャドウバース 』の評価につながるとまでは言えませんが、2016年6月のリリースから5年が経過してもなお注目されているゲームだということは、この賞金額からもわかると思います。ぜひeスポーツの夢の詰まった『シャドウバース』の世界に、今から飛び込んでみませんか?Shadowverse(シャドウバース)ジャンル:対戦型オンラインTCG価格:基本無料(アイテム課金制)【iOS版】必須環境:iOS 9.0以降【Google Play版】必須環境:Android 4.4以降【DMM GAMES版/Steam版】必須環境:Windows 8.1/10(64ビット)、Mac OS X 10.11以上シャドウバース公式サイト:https://shadowverse.jp/world/シャドウバースeスポーツ公式サイト:https://esports.shadowverse.com/?lang=ja
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- 【大会レポート】cogme cup #1 Apex Legends 大会レポート&第2回の開催タイトルは『Apex Legends』に決定!
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「cogme(コグミー)」が2021年4月23日(金)に企業eスポーツ部向け大会「cogme cup(コグミーカップ) #1 Apex Legends」を開催。大会当日のレポートと第2回大会の開催についての情報を公開した。<以下、ニュースリリースより>cogme cup とは cogme 運営チームでは、企業・社会人のゲーム文化と eスポーツ活動の活性化のために「企業eスポーツ部の設立」を支援しています。 この活動の中で、多くの企業eスポーツ部に「会社公認のチームとして成果となる活動でなければならない」「メンバーが継続的に活動するためのモチベーション、目標を作らなければならない」といった課題がありました。こうした課題解決のために、社会人ゲーム文化を広く普及するというミッションをもった cogme チームは、すべての企業eスポーツ部の成果発表の場となる「cogme cup」の開催を決定いたしました。cogme cup は以下の要素をもった企業eスポーツ部のためのeスポーツ大会となります。企業eスポーツ部単位での参加 さまざまなゲームタイトルによる定期的な大会 オンライン / オフライン どちらも開催 ゲームパブリッシャー様の許諾を得たタイトルのみでの開催 詳しい大会の情報は下記のURLをご確認ください。https://cogme.jp/events/cogmecup?f=11大会レポート 2021年4月23日(金)に開催された「cogme cup #1 Apex Legends」の大会レポートをご紹介いたします。上述の通り、本大会は定期的に開催される企業eスポーツ部のための大会で、今回はその第1回大会としてApex Legendsを採用した大会となります。本大会では、公式配信にて最大同時視聴者数282名を集め、総再生回数は3269回となりました(※2021/04/28 時点)。公式配信以外にも、ご参加された多くの企業チームが個人配信を行ってくださいました。企業eスポーツ部の成果発表の場として、会社の同僚、上司や部下、ご家族に興味をもってもらうことはcogmeチームの思想としているところでもあり、こういった取り組みに敬意を表します。 また、本大会にスポンサーいただいた企業様は10社にも及びました。社会人eスポーツの将来やcogmeの思想にご賛同いただける企業様がこれだけいらっしゃることはcogmeチームとしても本意であり、これからもcogme cup やcome(アプリ)を通じて、社会人シーンからeスポーツ市場を活性化させていきたい所存です。【参加企業チーム数】 20チーム【優勝チーム】 ジュピターテレコムゲーミング(株式会社ジュピターテレコム)【キルリーダー賞 受賞者】 ジュピターテレコムゲーミング こまはむ 様(株式会社ジュピターテレコム)【まさのり賞 受賞者】 GA E-sports Team Nyanmaru 様(株式会社GA technologies)【配信チャンネル】https://www.youtube.com/channel/UCLLfsmwMn2bVI0Sok7_s3TQ【スポンサー一覧(※50音順)】 ゲーミングチェアブランド andaseat(アンダシート)様https://camp-fire.jp/projects/view/408678 キャプチャデバイスメーカー AVerMedia(アバーメディア) 様https://www.avermedia.co.jp/product-detail/GC551 ゲーミングオーディオブランド EPOS(イーポス) 様https://www.eposaudio.com/ja/jp 凸版印刷株式会社企業eスポーツ部 E1 HEROES(イーワン ヒーローズ)様https://twitter.com/TOPPAN_E1HEROES 勤怠管理システム KING of TIME(キングオブタイム)様https://www.kingtime.jp/ 持続性エネルギー Palatinose(パラチノース)様https://www.palatinose.jp/purepala/ eスポーツに取り組む企業 ProVison(プロビジョン)様https://www.pro-vision.jp/ ゲーミングデバイスブランド ULTRA PLUS(ウルトラプラス)様https://www.princeton.co.jp/ultraplus/ ボイスチェンジャーソフト Voicemod(ボイスモッド)様https://www.voicemod.net/ja/ eスポーツに取り組む企業 東京都ビジネスサービス株式会社 様https://www.tokyotobs.co.jp/大会実施後アンケートの結果とインサイト 満足度は95%程度と多くの参加者に満足いただける形となりました。一方で、各企業チームごとにプレイヤーレベルの差があったため、ポイント制の採用をすべきとのお声がありました。ポイント制に関しまして、cogme cup は「企業eスポーツ部の成果発表の場」と考えておりまして、成果発表の場において、チームとしてうまくなればなるほど(= ランクが上がれば上がるほど)成果発表の場に出場できなくなる可能性が出てしまうことはこの考え方にそぐわないと考えており、今後の cogme cup に関してもポイント制の導入は現状考えておりません。しかしながら、試合そのものの公平性という観点から、今後は cogme cup とは少し変わった形でポイント制(ランク制限など)の大会を定期的に開催する予定です。 本大会では大会当日のカスタムおよび前週の事前カスタムの計2回が実施されましたが、どちらも企業チームどうしでの試合となったため十分な企業間交流は行えていなかったと考えております。こちらに関しましては、comge全体の理念として「ゲームで企業間交流を実現する」を叶えるべく、次回大会からは前夜祭と称した出場企業チームシャッフルのカスタムゲーム等、企業間でのコミュニケーションを活性化させるための仕組みを提供予定でございます。 80%程度の回答がよかった、とてもよかったとの回答でした。一方で、大会当日に公式のバグによるマップ変更を余儀なくされたことで、シーズン8からApex Legendsを始めた参加者の方々に御迷惑をおかけいたしました。また、配信上のスポットライトが第1試合勝利チームや強豪チームへのフォーカスに当たりがちだったことも反省点として挙げられます。次回大会ではこれら反省を踏まえ、より出場企業様や配信をご覧になっている方々に満足いただけるようクオリティアップを図る所存です。第2回大会のタイトルは「Apex Legends」 第2回の大会に関しまして、運営チームでは引き続き「Apex Legends」での開催を予定しております。長期的にはさまざまなタイトルでの開催を予定しておりますが、各ステークホルダー様へのご調整を確実に行っていきたいといったところから、第2回大会に関しても「Apex Legends」に開催する予定でございます。第2回大会では、第1回大会の良かった点・反省点を生かし、大会を重ねるごとによりハイクオリティな大会を開催できるよう準備を進めて参ります。 第2回大会の開催は7月下旬頃を予定しております。詳しい日程や参加方法などは続報をお待ち下さい。
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- 【速報】DetonatioN FocusMe、「MSI 2021」でCloud9に歴史的初勝利!
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5月6日から開幕した『リーグ・オブ・レジェンド』の国際大会「Mid-Season International 2021」にて、LJL代表のDetonatioN FocusMeがLCS代表のCloud9に勝利した。前日に行われた初戦のGillette Infinity戦には敗れてしまったDFMだが、今日の試合はSteal選手のファーストブラッドに始まり、終始リードし続けたEvi選手、国際大会の緊張から解放されのびのびプレイしたAria選手、要所でのエンゲージを決めたKazu選手、そしてバーストダメージで相手を倒し切ったYutapon選手らのコンビネーションが冴えわたった。ドラゴンを明け渡す一方でリフトヘラルドを抑えてタワーを抑えながら、ゴールドの有利を築き、最後は全員で倒し切ってDFMらしい勝ち方で決めてくれた。DFMはこの後、5月9日(日)0時よりDAMWON KIAとの試合で1巡目が終了。インターバルを空けて再び3チームと戦い、勝敗数に応じて上位2チームが次のステージに進めることになる。今後の活躍にも期待だ!ここで、歴史的勝利の興奮冷めやらぬTwitterでの関係者の第一声をまとめて保存しておきたい。DetonatioN FocusMe公式#MSI2021 Group Stage Day 2 Game 4、見事 DetonatioN FocusMe の勝利となりました!大きな大きな一勝です!!GGWP @teamDFM @Cloud9 👊 https://t.co/sAhlrQXJa2— LJL (@Official_LJL) May 7, 2021 Cloud9公式We've got another chance tomorrow #MSI2021 pic.twitter.com/e43ihQlxQJ— LCS (@LCSOfficial) May 7, 2021 LJL公式#MSI2021 Group Stage Day 2 Game 4、見事 DetonatioN FocusMe の勝利となりました!大きな大きな一勝です!!GGWP @teamDFM @Cloud9 👊 https://t.co/sAhlrQXJa2— LJL (@Official_LJL) May 7, 2021 LoL Esports公式actual prophet #MSI2021 https://t.co/J5ThB4vLrK— LoL Esports (@lolesports) May 7, 2021 Evi選手マジでサイコー!!!!!!!!!今回こそはしっかりと、勝ち切った!!!— えびンモ/DFM Evi (@ebihuryahurya) May 7, 2021 Steal選手わあああああああ 勝った嬉しい— DFM Steal (@DFM_steal) May 7, 2021 Aria選手今日、勝てて本当にすごく嬉しい~!😀— DFM Aria (@LoLAria00) May 7, 2021 Yutapon選手うおおおおお本当に嬉しい マジで GG— yutapon (@yutapongo) May 7, 2021 Kazu選手AriaとYangさんの初国際戦WINですよ!!!!僕たち以上に緊張してただろうしたくさん褒めてあげてください🥰— かずーた (@oKazuXD) May 7, 2021 DFMオーナー・梅崎氏C9に勝ったああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!DFM!DFM!!— 梅崎 伸幸(Umezaki) (@Umezaki_CEO) May 7, 2021 キャスター・eyes氏うおおおお勝った!勝ったああああああああああああ!!!!!!!!!!!!— eyes1015 (@eyes1015) May 7, 2021 キャスター・Revol氏 ※体調不良で欠席中やったー!— Revol (@krevol) May 7, 2021 キャスター・katsudion氏今年1番の日だ!!!!!! #MSI2021— katsudion (@katsudion) May 7, 2021 キャスター・リクルート氏最高だああああ !明日も頑張れえ!!#DFMWIN— リクルート (@recruit_09) May 7, 2021 キャスター・イェーガー氏勝った!!!!勝った!!!!勝ったんだ!!!!— Jaeger / いぇーがー (@Jaeger0446) May 7, 2021 通訳・スイニャン氏泣ける😭DFMおめでとう!#DFMWIN #MSI2021 pic.twitter.com/ifvkWf8nUm— スイニャン (스이냥) (@shuiniao) May 7, 2021
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- 【レポート】『シャドバ」の祭典「RAGE Shadowverse 2021」2次予選が終了!プレーオフ出場者25名が決定!
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デジタルカードゲーム『シャドウバース』のeスポーツ大会「RAGE Shadowverse 2021 Summer」の1次予選が2021年5月2日(日)、2次予選が5月4日(火・祝)にオンラインにて開催され、5月16日(日)のプレーオフ出場者25名が決定した。2次予選からはシード選手も参戦。シードには過去1年間の「RAGE Shadowverse」優勝者である西野選手、Shimon選手、Gale選手、山選手を筆頭に、他13名の2020冬と2021春のRAGEファイナリストたちが名を連ねる。使用率トップは「進化ヴァンプ」 「暗黒のウェルサ」リリース後の現環境ローテーションはこれまでと比較すると、さまざまなクラスのデッキが活躍している傾向にあるが、中でも目立っているのが「進化ヴァンプ」である。今大会の2次予選配信卓においては、16名中8名が「進化ヴァンプ」を使用。またプレーオフ進出者25名のうち、16名が「進化ヴァンプ」を採用していた。「進化ヴァンプ」は中盤までに進化回数を稼ぎ、虚無ノ哭風・グリームニルや神狼・シスといった強力なフィニッシャーを繰り出すミッドレンジ気味のデッキだ。「セッカエルフ」「清浄ビショップ」「AFネメシス」といった他の環境デッキに対しても五分、または有利を取っているため非常に汎用性が高い。大幅な能力調整がない限りは、アディショナルカードが出るまで現在の環境が続くことだろう。そのため今大会は「進化ヴァンプ」を最大限活用するのはもちろんのこと、「進化ヴァンプ」をいかに対策するかも大きな課題となる。2次予選ハイライト 今大会は「進化ヴァンプ」をいかに活かすか、またはどのような対策をとるかが出場者の大きな課題である。そんな現環境を象徴するような試合を、2次予選配信卓から2試合紹介する。第2試合 環境メタで盤面を制圧! コロッケs選手 VS つるおか(かものはし)選手 ゲーム配信者でもある“つるおか(かものはし)選手”は、毎回趣向を凝らしたデッキで大会に参戦し、観戦者を湧かせている。今大会でも独創的な構築で参戦。一方“コロッケs選手”は手堅い環境デッキを使用。実に対照的な対戦となった。1戦目はコロッケs選手の「AFネメシス」 VS つるおか(かものはし)選手の「ボルテオヴァンプ」。「ボルテオヴァンプ」はボルテオで強力な盤面展開を狙う構築だ。一方の「AFネメシス」はアーティファクトによる盤面処理を得意としているため、「ボルテオヴァンプ」に対して有利な構築。序盤からつるおか(かものはし)選手の体力を大きく削り、コロッケs選手が勝利した。2戦目はコロッケs選手の「進化ヴァンプ」VS つるおか(かものはし)選手の「ボルテオヴァンプ」。つるおか(かものはし)選手が7ターン目にボルテオで強力な盤面展開を行う。コロッケs選手も応戦するが盤面を返しきれず、つるおか(かものはし)選手が勝利した。3戦目はコロッケs選手の「進化ヴァンプ」VS つるおか(かものはし)選手の「OTKドラゴン」。PPブーストをして終盤一気に大ダメージを与える「OTKドラゴン」の特性が活き、9ターン目に神魚・ディズレスター2枚とオーバーヒートデーモンを展開。コロッケs選手も神魚・ディズレスター1枚とオーバーヒートデーモンパワーを処理するが、虚無ノ哭風・グリームニルのダメージにより、つるおか(かものはし)選手が勝利した。2次予選配信卓は徹底した「進化ヴァンプ」メタ構築を見せたつるおか(かものはし)選手の勝利となった。そのデッキはいずれも環境デッキである「進化ヴァンプ」対策の構築だ。勝利者インタビューでは「『進化ヴァンプ』を抜けるため、1戦目を落としたとしても巻き返せる」と語った。第4試合 熾烈なミラーマッチ iDeal|下上選手 VS Gemo選手 iDeal|下上選手とGemo選手の対戦は、環境デッキ同士のミラーマッチとなった。ミラーマッチでは、いかに相手より先にキーカードを引き盤面を形成するかが重要になる。iDeal|下上選手は前回大会の準優勝者、Gemo選手はプレーオフに過去2回進出という実力者同士の対戦だ。1戦目は「進化ヴァンプ」同士の対決。相手より先に進化回数を稼ぎ、虚無ノ哭風・グリームニルやクリムゾンウォー・ラウラでのフィニッシュを狙いたいところだ。お互いフォロワーを展開しては処理をし、仕掛けるタイミングをうかがい続ける展開が続く。ゲームが大きく動いたのは9ターン目。Gemo選手がグリームニルを展開し、ファンファーレで一気に体力を削る。iDeal|下上選手も盤面を広げ虚無ノ哭風・グリームニル対策を行うが、最後はGemo選手が紅の牙と永劫の吸血鬼・アルザードで守護をはがし、クリムゾンウォー・ラウラでフィニッシュ。11ターンにも及ぶ死闘の末、Gemo選手が勝利した。2戦目はiDeal|下上選手が「進化ヴァンプ」、Gemo選手が「ロキサスエルフ」を使用。デッキ相性としてはGemo選手の方が不利である。Gemo選手としては「進化ヴァンプ」の準備が整う前に決着したいところだ。5ターン目までにiDeal|下上選手がGemo選手の体力を10まで詰める。一方のGemo選手は、閃光のエルフ・アルバータで相手盤面上にある霹靂の悪魔を処理。次ターンでの決着を狙う。しかしiDeal|下上選手の手札にはクリムゾンウォー・ラウラの姿が。最後は疾走を持ったクリムゾンウォー・ラウラと、盤面に残った永劫の吸血鬼・アルザードでぴったり10点リーサルとなり、iDeal|下上選手が勝利した。3戦目は「ロキサスエルフ」同士の対決。iDeal|下上選手は通常型、Gemo選手はアクセラレート型だ。iDeal|下上選手は相手がアクセラレート型という特性から、序盤からフォロワーを広く展開し体力を削るも、Gemo選手が4ターン目に森を彩る者・エルフクイーンで盤面を一掃。次ターンでの開拓のロデオガイ・ロキサスの展開を狙う。狙い通り5ターン目に開拓のロデオガイ・ロキサスを出すと、一気にフォロワーを展開し体力を6まで削る。iDeal|下上選手もゼノ・サジタリウスで処理するが、Gemo選手がヴァーミンハンターの効果でiDeal|下上選手の体力を4まで削り、フォレストレンジャー・ヴェルダーと優美な猫姉妹・シャム&シャマでフィニッシュ。Gemo選手が勝利した。実力者同士のミラーマッチは、Gemo選手の勝利となった。同タイプのデッキ同士のミラーマッチは、手札の運と駆け引きが重要となる。引き次第ではiDeal|下上選手が勝っていてもおかしくない。それだけに限られた時間の中でカードを残す、展開するの駆け引きが熱い試合であった。熾烈を極めるミラーマッチを経たGemo選手は、勝利者インタビューで一言「しんどかった」とこぼした。プレーオフ出場者25名が決定 5月4日の2次予選を通過し、晴れて5月16日開催のプレーオフ進出を決めた25名は以下の通りだ。あつし 新垣菫 Ry モリモリエース Rgrey ぷうきち Rumoi 達磨 SNOW ふじおか。 ももせ そ 藤村和晃 だいろん ノノネキ Shimon ハザマ大尉 Cappuccino 梅干し 津田三蔵 かき kendama アカシキフ きょうま レモン (敬称略)以上の選手たちが、8つのトーナメントに分かれて決勝トーナメント進出を狙う。注目は「RAGE Shadowverse 2020 Autumn」優勝者のShimon選手だ。Shimon選手は「RAGE Shadowverse 2020 Spring」でも準優勝という好成績を残している。毎回独創的なデッキを使用するが、今大会では今期不遇気味のネクロマンサーを使って見事に勝利をつかんでいる。果たして3度目の決勝トーナメント進出達成なるのだろうか。決勝トーナメントの座をつかむのは誰か!? 5月16日開催のプレーオフにて、いよいよ決勝トーナメント出場者が決定する。プレーオフでは25名の出場者が8名まで絞られる。今大会は2次予選シード選手が、Shimon選手以外全員落選という波乱の展開だ。果たして決勝トーナメント進出を決め、優勝賞金400万円を手にするのは誰なのか、今後も注目したい。 RAGE Shadowverse:https://rage-esports.jp/shadowverse/予選配信OPENREC.tv:https://www.openrec.tv/live/nqz5wk139zv予選配信YouTube:https://www.youtube.com/watch?v=Spvrd7uuVAcプレーオフ大会情報はこちら。
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- 【レポート】VCT Stage2 Playoffがついに開幕!日本代表として世界大会に臨むチームが決定!
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VALORANT初代地域チャンピオンを決める大会「VALORANT Champions Tour Stage2」が2021年4月3日(土)から開催された。「VALORANT Champions Tour」とはVALORANT世界王者を決める大会でChallengers・Masters・Championsの3段階で構成されている。地域大会Challengersとその勝者が出場する国際大会Mastersが全3回にわたって開催。そこで成績上位のチームがVALORANT初代チャンピオンを決める大会Championsへの出場権を獲得する。そして、4月3日(土)から開催されたVALORANT Champions Tour Stage2ではMastersに出場する1チームを決める戦いが行われる。Stage1は新型コロナウイルスの影響で地域内限定での開催となったMastersだがStage2ではアイスランドでの開催が予定されており、期待が高まっている。そして4月29日(木)~5月2日(日)にかけてはMastersに進出する1枠を賭けたPlayoffsが開催された。今回は世界大会進出を賭けた熱い戦いの模様を振り返っていこう。マッチレポート Day1 まずはDay1。各グループごと試合の見どころをレポートしていこう。Northeption(Nth) vs Lag Gaming(Lag) Stage2で台風の目となったNthが個人技の光るLagを1st mapで圧倒。2nd mapでは意地を見せたLagがOTに持ち込む熱戦を繰り広げたが、あと1歩及ばず。NthがPlayoffの開幕戦で見事な勝利を飾った。▲Stage2では初となるヨルをピックしたAstell選手(Nth)。変幻自在の動きでLagを翻弄した ▲ヘイブンでMVPに輝いたSeoldam選手(Nth)。スカイのフラッシュから積極的に相手に勝負を仕掛けに行った REJECT(RC) vs CrazyRaccon(CR) Stage1 Losers Finalの再戦となったこの試合。Main Eventでは完成度の高さを見せたRCだったが、試合を支配したのはCR。7-13・6-13と2マップ連続で勝利し、前回王者の貫禄を見せつけた。▲日本一のレイズとも称されるneth選手(CR)がピックしたのはキルジョイ。「チームの役に立てているかわからない」と話していたが1st mapでは勝負を決めるクラッチプレイも見せた ▲neth選手に代わりレイズを任されたMunchkin選手(CR)。「自分は好きなプレイがしやすい」と話す通り、エントリー役としてキルを積み重ねた SCARZ(SZ) vs FAV gaming(FAV) 『VALORANT』リリース直後から多くの大会で結果を残してきた両チーム。相手のピックマップを取り合う展開で迎えた3rd mapはOTにもつれる大熱戦の末にSZが勝利。Stage1 Best4のFAVを下して次のラウンドにコマを進めた。▲後半のFAV gamingの追い上げにも「集中力切らさずに声をかけあった」と話したryota選手(SZ)。メンバー変更もあったSZだがチームワークの良さも勝利の要因だったようだ FENNEL(FL) vs Absolute Jupiter(JUP) 結成直後から結果を残してきたFLがStage1のリベンジを期するJUPと対戦。序盤こそラウンドを取り合う展開だったが、徐々にJUPがラウンドを支配。結果的には2マップ連続で大差をつけてJUPが勝利し、王座奪還に向けて上々のスタートを切った。▲フェニックスのULTを高頻度で使用して相手を苦しめたLaz選手(JUP)。わずか2ラウンドで再びULTを使う場面も見られ実況・解説を驚かせた マッチレポート Day2 徐々に上位が絞られてきたDay2の見どころをレポート!REJECT(RC) vs Lag GamingI(Lag) 負ければ終わりのLoser Bracketの開幕戦はRCが撃ち合いの強さで終始Lagを圧倒。何とか1マップ取り返したLagだったが、Stage1の悔しさを胸に成長を遂げたRCが次のラウンドにコマを進めた。▲Stage1は不調だったHare選手(RC)だがStage2では絶好調。本人の評価は「60点ぐらい」と控えめだったが、ほとんどの撃ち合いで勝利していた ▲2nd mapの勝利を決定づける4連続キルを見せたPhantom選手(Lag)。ほとんどのマップでサイファーを使用しており、熟練度の高さを見せた FAV gaming(FAV) vs FENNEL(FL) 続く2試合目では新進気鋭のFLがStage1 Best4のFAVに食らいつく展開に。1st mapからOTにもつれこんだ試合は相手に流れがある状況でも落ち着いたパフォーマンスを見せたFAVが勝利した。▲勝負所での強さが光ったMinty選手(FAV)。OTの緊迫した場面でも相手のスモークを利用して冷静にキルを重ねた ▲試合後のインタビューで「最初流れが悪かったが、持ちこたえて流れをつかんだ」と話したFisker選手(FAV)。タイムアウトなどもうまく使い勢いに乗るFLを攻略した NORTHEPTION(Nth) vs CrazyRaccoon(CR) Stage2で台風の目となっているNthが現王者CRに挑んだ一戦。1st mapこそCRが圧倒したものの、その後は2マップ連続でOTにもつれる大熱戦になった。視聴者も息をのむクラッチプレイの応酬の末にCRが王者の威厳を見せて勝利。実況・解説に「間違いなく今大会のベストバウト」と言わしめるほどの試合を見せた。▲1st mapこそ不調だったが、その後の2mapでは大爆発したMeiy選手(Nth)。王者CRをあと1歩まで追い詰めるクラッチプレイも見せた ▲落とせば敗退のラウンドでチームを救うクラッチプレイを見せたMunchkin選手(CR)。勝負所での強さが光った SCARZ(SZ) vs Absolute Jupiter(JUP) 過去にオフライン大会でJUPを破った経験もあるSZ。この試合でもその再現が期待されていたが、JUPが高い完成度を披露。序盤こそラウンドを取得したSZだが、その後は全く寄せ付けなかったJUPが2マップ連続で勝利し、王座奪還に向けて順調な滑り出しを見せた。▲オペレーターでエースを獲得したReita選手(JUP)。要所でのワンピックが光りK/Dも3.0を叩き出した ▲相手のローリングサンダーに対してすぐにケージで対応して解説をうならせたLaz選手(JUP)。チームの連携やアビリティの使い方も一枚上手の印象だった マッチレポート Day3 元王者と現王者が再戦! 息を呑む試合が続いたDay3をレポート。REJECT(RC) vs SCARZ(SZ) Open Qualifier でも激突した両チームの対戦はRCが積極的に撃ち合いに臨みファーストブラッドを獲得。SZもmarin選手(SZ)を中心に巻き返しを図るが、ロスター変更して間もない事もあり、連携面でRCに劣ったSZは惜しくも敗戦した。▲ヘイブンでは3デュエリストを採用したRC。Norisen選手(RC)は構成について「フィジカルや個人技は最強なのでこの構成がはまっている」と話した ▲苦しい場面でチームを救う活躍を見せたmarin選手。敗退となってしまったが、意地を見せたSZのこれからの活躍に期待したい FAV gaming(FAV) vs NORTHEPTION(Nth) 王者CRをあと1歩まで追い詰めたNthがFAVと対戦。勝利予想でもNthがFAVを大きく上回ったが、試合は一進一退の攻防に。白熱した試合は3rd mapのバインドに向けて前日のCR戦をもとに分析・対策を練ってきたFAVがNthを上回り勝利した。▲ブレイドストームでの4連続キルを見せたseoldam選手(Nth)。韓国最強JETTと称される男の見せたキルは間違いなく今大会のベストプレーだ ▲勝利を決めた3rd mapのチームMVPは勝負所での強さが光ったFisker選手(FAV)。インタビューでは「(Open Qualifierで敗れたNthに)リベンジを果たせてうれしい。」と語った CrazyRaccoon(CR) vs Absolute Jupiter(JUP) Stage1と同じくROUND3で激突したCRとJUP。決勝戦に向けて絶対に負けられない戦いは序盤から一進一退の攻防を繰り広げた。悲願のアイスランドに向けてさまざまな策を講じてきたJUPだったが、3rd mapのアイスボックスではCRが撃ち合いで圧倒して勝利。決勝戦に先にコマを進めた。▲この日幾度となくチームのピンチを救ったcrow選手(JUP)。追い込まれた状況でも安定した立ち回りでクラッチプレイを連発させた ▲JUP相手にエースを見せたMunchkin選手(CR)。キルジョイからレイズにロール変更した事でこれまで以上に撃ち合いの強さが光った REJECT(RC) vs FAV gaming(FAV) こちらもStage1と同じ顔合わせになったRCとFAV。ただ試合はRCが好調なHare選手(RC)を中心に撃ち合いでFAVを圧倒する意外な展開に。FAVは最後までRCの勢いに対応することができずに敗退してしまい、Stage1と同じくBest4という結果に終わった。▲バインドでFAVを苦しめたのがFeez選手(RC)のヴァイパー。設置後のアビリティを使った解除阻止でラウンドを取得した ▲Stage2を最後にFAVを離れる事が決定していたTENSAI選手(FAV)。全員で一丸となってアイスランドを目指したFAVだったが、道半ばでの敗退となってしまった マッチレポート Day4 長きにわたったStage 2もこれで最終日。最終日らしい白熱した戦いをレポート!REJECT(RC) vs Absolute Jupiter(JUP) 決勝に進む残り1枠をかけた戦いはフィジカルを前面に押し出すRCをJUPがエリアコントロールで支配。相手の得意な撃ち合い勝負に持ち込ませずに1st mapに勝利した。一方のRCもピックしたアセントではJUPに13-5と大差をつけて勝利。3rd mapにまでもつれた試合は王座奪還、そして世界大会に向けて絶対に負けられないJUPが勝利し、決勝の残り1枠をもぎ取った。▲Laz選手(JUP)とのエース対決を制したDep選手(RC)。これまで幾度となくJUPに敗れてきたRCのこの試合にかける気持ちを感じさせるプレーだった ▲最終マップで輝いたのはやはりLaz選手。すべてにおいて卓越したパフォーマンスを披露し、「皇帝」と呼ばれる所以が垣間見えた ▲決勝で待つCRに向けて「『絶対』は誰か教える」と話したReita選手(JUP)。王座奪還に向けた覚悟が感じられるインタビューだった CrazyRaccoon(CR) vs Absolute Jupiter(JUP) ミラー配信合わせて10万人以上が見守る中おこなわれた決勝戦。接戦が予想されていた試合だが、1st・2ndマップはCRがJUPを13-3・13-5で圧倒。このままCRが勝負をつけるかと思われたが、3rd mapはOTの末にJUPが意地の勝利を収めて、勝敗の行方は4マップ目に。卓越したプロの技、そしてプライドのぶつかり合いに視聴者、そして実況/解説までも息をのむ中、迎えたOT28ラウンド目。リーチを迎えたCRがMedusa選手(CR)のキルで勝利し、見事2連覇を達成。そしてアイスランドで行われる世界大会Mastersにコマを進めた。▲1st mapでJUPを完全に抑えたneth選手(CR)のキルジョイ。過去のゲームタイトルからJUP相手に悔しい思いをしてきた男が見事なエースを見せ ▲CRにリーチがかかった場面でチームを救ったReita選手(JUP)。これまでチームを支えてきたLaz選手(JUP)の思いをつなぎ、優勝への望みを繋ぎ止めた ▲これまでCRを引っ張ってきたZepher選手(CR)が見せた圧巻のプレー。解説のYukishiroさんも「CRの主役はzepher」とその活躍をたたえた ▲優勝を決めた最終ラウンド。最後のキルを取ったMedusa選手は「うれしすぎて言葉が出ない」と優勝の喜びをかみしめていた まとめ これまでの長きにわたる予選、そして4日間にわたって行われたPlayoffsを突破し、見事Masters進出を果たしたのはCrazyRaccoon。全体的にレベルアップされた『VALORANT』の大会において2連覇をするというのは、誰しもが認める現王者といっても過言ではない。また、ミラー配信含めて10万人以上、さらにはTwitterのトレンドに「#VCT」が入るなど、これまで以上に注目度の高かった大会で見事なプレーを見せてくれた。5月24日(月)からアイスランドで行われるMastersでも日本代表として世界各国の猛者相手に大暴れしてくれる事を期待したい。VCT Stage 2 - Playoffs Day 1:https://www.youtube.com/watch?v=5o0-Z_IsyJUVCT Stage 2 - Playoffs Day 2:https://www.youtube.com/watch?v=0iTY2c30NmIVCT Stage 2 - Playoffs Day 3:https://www.youtube.com/watch?v=xtx6yzeOJu4VCT Stage 2 - Playoffs Day 4:https://www.youtube.com/watch?v=gJ4XxZyxuAkVALORANT Champions Tour Stage2 公式:https://valorantesports.tokyo/index.html
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- 【レポート】VCT Stage2 Week2 Main Eventが24日(土)〜25日(日)にかけて開催!強豪チームがPlayoffsをかけて激突!
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VALORANT初代地域チャンピオンを決める大会「VALORANT Champions Tour Stage2」が2021年4月3日(土)から開催された。「VALORANT Champions Tour」とはVALORANT世界王者を決める大会でChallengers・Masters・Championsの3段階で構成されている。地域大会Challengersとその勝者が出場する国際大会Mastersが全3回にわたって開催。そこで成績上位のチームがVALORANT初代チャンピオンを決める大会Championsへの出場権を獲得する。そして、4月3日(土)から開催されたVALORANT Champions Tour Stage2ではMastersに出場する1チームを決める戦いが行われる。Stage1は新型コロナウイルスの影響で地域内限定での開催となったMastersだがStage2ではアイスランドでの開催が予定されており、期待が高まっている。24日(土)・25日(日)にはWeek2 Main Eventが開催され、実況/解説のOoodaさん・yueさん・Yukishiroさんの3名が見守る中、2グループ8チームが来週のPlayoffs進出をかけた戦いが行われた。マッチレポート Day1 まずはDay1。各グループごと試合の見どころをレポートしていこう。Feeling(FEL) vs REJECT(RC) Absolute Jupiter・Crazy Raccoon相手に確かな結果を残したFELがRCと対戦。1stマップのアイスボックスでは日本随一とも称される撃ち合いの強さを前面に出すスタイルでRCが試合を支配。FELはセージ・ヴァイパーを加えた構成の強みを発揮することができず4-13で敗戦。続くアセントでもRCの勢いを止める切ることができず9-13で敗戦してしまった。Twitterで調子が上がらない事を明らかにしていたDep選手(RC)だったが、この日はチームを牽引する活躍を披露。Feez選手(RC)も「この後の試合も全勝する」と熱い意気込みを語った。▲アイスボックスではDpe選手に代わりジェットを務めたKaminari選手(RC)。圧巻の立ち回りでKDA3.4を記録した ▲前回のメインイベントで猛威を振るったArt選手(FEL)のオーディン。しかしNorisen選手(RC)が「対策してきた」と語る通り、この試合では見せ場を作れなかった FENNEL(FL) vs 思考行結(SK) 先々週のメインイベントで成長を見せた思考行結が強力な韓国人選手ふたりを要するFLと対戦。SKはピックしたアイスボックスで幅広い戦術を見せてFLを翻弄してマップを先取。しかし、2ndマップでは強気に撃ち合いに行ったFLが手堅いSKのセットアップを崩して勝利。BO2は1-1の引き分けに終わった。▲アイスボックスでファーストブラッドを多くとられたenvy選手(FL)・Jinx選手(FL)の韓国人コンビ。思考行結の試合中の修正でやりたいプレーを封じられていた ▲思考行結を苦しめたCLZ選手(FL)のヴァイパー。特に2ndマップの前半ラウンドはAサイト攻めで大きく貢献した 「1本目を落としたのがつらい」と話したCLZ選手。メインイベント突破に向けて手痛い引き分けとなってしまった。Feeling(FEL) vs FENNEL(FL) この試合を落としてしまうとメインイベント突破が危ぶまれるFELとFLの対戦。1stマップはFLがピックしたバインドでFELを圧倒。ディフェンダーになってからは1ラウンドも取らせずに4-13で勝利した。続くアセントでは後がないFELが前半からラウンドをリードするが、フィジカル勝負を仕掛けたFLが後半に入って一気に逆転。11-13でFLが勝利し、FELはグループ敗退が確定してしまった。▲EUなどでも流行しているアストラをピックした2zzy選手(FEL)。アビリティをうまく使い相手を苦しめた 2zzy選手が「2-0で勝ててほっとしている」と話した通り、大事な試合で見事な勝利を収めたFL。一方のFELは先々週に引き続きメインイベント突破を逃す悔しい結果となった。REJECT(RC) vs 思考行結(SK) FENNEL相手に互角の戦いを繰り広げたSKが、このグループの大本命RCに挑んだ。両チーム大きく構成を変えて臨んだバインドではラウンド毎にテンポの違う攻撃を見せたRCが思考行結を圧倒。2ndマップでも安定感のある戦いで思考行結を寄せ付けなかったRCが2マップ連続で勝利した。▲実況/解説も驚愕するマーシャルでの2枚抜きを見せたHaReeee選手(RC)。日本最強と称されるフィジカルの強さで視聴者を沸かせた IGLを担当しているDep選手(RC)が「決まった動きよりも相手に合わせた動きが得意」と話す通り、これまで以上に相手の戦術に素早く対応したのが印象的な試合となった。Feeling(FEL)vs 思考行結(SK) 突破に向けて1本も落とせないSKがFEと対戦。1stマップから接戦を繰り広げた両チームだが、試合中に動きを変える高い対応力を見せたFELが勝利し、思考行結は敗退が決定してしまう。続くアイスボックスでも勢いに乗るFELが勝利し、この日初の勝ち点3となった。▲RC戦では相手に対策されていたArt選手のオーディンだったが、アイスボックスでは大活躍。キルを量産しKDA4.2を叩き出した 試合後のインタビューではMisaya選手(FEL)が「率直にうれしい」と話す通り、明るく受け答えしていたのが印象的なFEL。敗退こそ決定したが、今後の活躍に期待したくなる試合展開を見せてくれた。REJECT(RC) vs FENNEL(FL) グループ突破が決定したFLとRCの対戦。来週に向けていい印象で終えたい両チームの1stマップでの戦いはアビリティの合わせと連携の高さを見せたRCが終始圧倒。2ndマップはFLが勝利したが、これからの戦いにさらに期待したくなる内容でグループ1位抜けを決めた。▲1stマップでブリムストーンをピックしたDep選手(RC)。この日のインタビューでは「デュエリストはあまり好きじゃない」と視聴者を驚かせる発言もしていた 「プレイオフを全勝で優勝したい」と意気込みを語ったDep選手。Absolute Jupiter・Crazy Raccoonなどの強豪ひしめくプレイオフでの活躍に期待したい。マッチレポート Day2 続けてDay2のマッチレポートをお届け。チーム探してます(TS) vs FAV Gaming(FAV) Day2の第一試合ではこれまで多くの大会で結果を残してきたFAVにTSが挑んだ。ヘイブンではFisker選手(FAV)がオペレーターでキルを量産してTSの動きを封じ込め勝利。続くアセントでも勢いのまま積極的に撃ち合いに挑んだFAVが勝利し、大事な勝ち点3を獲得した。▲2試合通じて大活躍したTENSAI選手(FAV)。インタビューでは「他のプロ選手に比べてエイムが良くない」と謙遜していたがヘイブンではKDA5.2と圧倒的なスコアでチームを引っ張った Lag Gaming(Lag) vs First Gaming(FG) Stage1ではメインイベント進出を果たした強豪同士の対戦。両チーム構成を大きく変えて臨んだこの試合は少人数戦のエリアコントロールでFGを上回ったLagが2マップ連続で接戦を勝利。繰り上げでメインイベントに進出したFGだったが苦しい結果となってしまった。▲重要なラウンドでクラッチプレイを見せたPhantom選手(Lag)。「仕上がりは良くなかったが個々のクラッチプレイでラウンドをとれた」と話し伸びしろを感じさせる内容となった チーム探してます(TS) vs Lag Gaming(Lag) 1戦目を2マップ連続で落としてしまい何としても勝ち点が欲しいTS。負けたら終わりの状況でBlackwiz選手(TS)のヴァイパーを軸にエリアを支配してLagのピックマップで勝利。しかし続くアセントでは本来の実力を出したLagが13-0で圧倒。▲1stマップを取られたが2ndマップでは地力を見せつけたLag。プレッシャーのかかる試合でも本来の力を存分に発揮した Blackwiz選手が「アセントでは手も足も出なかった」と話すほどの実力差を見せつけ、Lagがプロの意地を見せた。FAV Gaming(FAV) vs First Gaming(FG) 勢いに乗るFAVが次に対戦するのは後がないFG。チームの連携をベースにFisker選手(FAV)の個人技でキルを重ねるFAVが終始試合をリード。一方のFGは設置後に数的不利での戦いを強いられる場面が多く、ほとんどリテイクされてしまいラウンド取得に繋がらなかった。結果的に2マップ連続で勝利したFAVがグループ突破を確定させた。▲国内でも指折りのジェット使いであるFisker選手(FAV)。この試合でもチームの連携をベースにした個人技で局面を打開した チーム探してます(TS) vs First Gaming(FG) グループ突破に向けて大きなラウンド差をつけての勝利が必要なTS。追い込まれた状況だが臆することなく積極的なプレーを見せたTSが1stマップを13-3の大差で勝利。続く2ndマップでも13-10で勝利したTSがグループ突破こそならなかったもののFG相手に大金星を挙げた。▲マッチポイントにつながるエースを見せたxnfri選手(TS)。インタビューでは「FAV戦とLAG戦は緊張していたが、この試合はいつも通りのプレーができた」と語った FAV Gaming(FAV) vs Lag Gaming(Lag) 最終戦はプレイオフ進出が確定しているFAVとLAGが順位決定戦に挑んだ。撃ち合いに定評のある両チームのスピード感ある戦いは1stマップをFAVが勝利したことにより、1位突破が確定。消化試合となった2ndマップでもOTの末にFAVが貫禄の勝利を収めた。▲この試合ではソーヴァではなくレイナをピックしたTENSAI選手(FAV)。Stage2を最後にチームから脱退することが悔やまれるほどの活躍を見せた まとめ 2日間にわたって行われたWeek2で強豪ひしめくStage2 Playoffsへの進出を決めたのはREJECT・FENNEL・FAV Gaming・Lag Gamingの4チーム。先々週のMain Eventを勝ち上がった4チームと合わせた8チームが世界大会であるMastersをかけた熾烈な戦いに挑む。4/29(木)~5/2(日)にわたって開催されるPlayoffsからも目が離せない。配信アーカイブ:VCT Stage 2 - Challengers JAPAN Week 2 Main Event Day 1https://www.mildom.com/playback/12287123/12287123-c21mgit2lrn9v5gcg2f0VCT Stage 2 - Challengers JAPAN Week 2 Main Event Day 2:https://www.mildom.com/playback/12287123/12287123-c22ar8taks9fd4lq54d0VALORANT Champions Tour Stage2 公式:https://valorantesports.tokyo/index.html
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- 【レポート】VCT Stage 2 Week 2 Open Qualifierが開幕!強豪チームが来週のMain Event進出をかけて対戦!
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VALORANT初代地域チャンピオンを決める大会「VALORANT Champions Tour Stage2」が2021年4月3日(土)から開催された。「VALORANT Champions Tour」とはVALORANT世界王者を決める大会でChallengers・Masters・Championsの3段階で構成されている。地域大会Challengersとその勝者が出場する国際大会Mastersが全3回にわたって開催。そこで成績上位のチームがVALORANT初代チャンピオンを決める大会Championsへの出場権を獲得する。そして、4月3日(土)から開催されたVALORANT Champions Tour Stage2ではMastersに出場する1チームを決める戦いが行われる。Stage1は新型コロナウイルスの影響で地域内限定での開催となったMastersだがStage2ではアイスランドでの開催が予定されており、期待が高まっている。17日(土)にはWeek2 Open Qualifierが開催され、実況/解説の岸大河さん・リーゼフェルトさん・Yukishiroさんの3名が見守る中、4グループ23チームが来週のMain Event進出をかけた戦いが行われた。マッチレポート それでは各試合の見どころをレポートしていこう。BlackBird Ignis(BBI) vs LFT 昨年のFirstStrikeでは準優勝を果たしたものの、今年に入ってから苦戦を強いられているBBI。Main Eventに向けて確実に勝利したいこの一戦でひときわ輝いたのがoitaN選手(BBI)。撃ち合いの強さとキルジョイのアビリティを生かした堅い守りでチームを支えた。LFTもkataribe選手(LFT)・PenKim選手(LFT)のデュエリストコンビを中心に粘りを見せるが、31キルと圧倒的な戦績を残したoitaN選手がBBIを勝利に導いた。▲モク抜きと壁抜きを連続で見せて実況/解説を沸かしたoitaN選手。poem選手(BBI)も「oitanが強かった」と語るほどの圧巻のプレイだった モク抜きについて「自分でもびっくりした」と語るoitaN選手。poem選手いわく「この2週間で一から全部見直した」BBIの躍進に期待したい。iXA vs Criterion(CRN) Week1で突破こそならなかったが、強豪相手に善戦を見せたiXAはアセントでCRNと対戦。iXAは先週同様Affe選手(iXA)がアストラをピックする独自の構成を採用した。しかし試合は対策を講じていたCRNが前半ラウンドで1-11と大差をつける展開に。ファーストブラッドとカバーの速さでiXAを上回ったCRNが1-13で勝利した。▲Week1と同じくアセントでアストラをピックしたAffe選手。しかしこの試合ではCRNの対策に苦しめられ効果的な運用ができなかった Serment選手(CRN)はアストラに対して「フェイクを掛けてアビリティを使わす」などの対策を練ってきたと語った。チーム発足から間もないCRNがグループ突破に向けて貴重な一勝をつかみ取った。Free Agents(FA) vs No Country(NC) 先週のOpen Qualifierで王者Crazy Raccon相手に善戦を見せたFAに対するは元プロなど粒ぞろいのメンバーが集まるNC。試合はIGLのEROC選手(FA)の下、個々が積極的に撃ち合いに行くリード。後半に入りラウンド差を縮めたNCだったが、Tfy選手(FA)・SepiaMars選手(FA)が2人で60キルを叩き出す活躍で勝利に導いた。▲わずか9ラウンドで20キルしたTfy選手。豊富なエントリーと撃ち合いの強さを見せ実況の岸さんも「活き活きしている」とその活躍を称賛した 「FAのため突き詰められない部分もあったが前半はいいところが出た」とEROC選手が語る通り、先週からより進化した姿を見せたFA。一方のNCはチームとしての練度の差で敗れ、グループ突破が遠のいた。First Gaming(FG) vs Novagis Gaming(NVG) これまで多くの強豪を倒して力をつけてきたチーム同士の対戦。先週は苦しい試合が多かったNVGだったが、この試合では新加入のDualing選手も含めて練度の高さを披露。Anthem選手(FG)のサイファー採用などの構成変更を行ってきたFGとの接戦を制して、大事な一戦に勝利した。▲新加入ながらMVPをとる活躍を見せたDualing選手(NVG)。ロスター変更から間もないにもかかわらず連携力でFGを上回った 「Week1ではまだ合わせうまくいかなかったため、Dualing選手にスカイをピックしてもらい攻撃的に動いた」と語ったKamuro選手(NVG)。先週の悔しい思いを胸に這い上がってきたNVGがFGとのライバル対決を制した。Gaming Team SELECTOR(GTS) vs THE SHABLES(SBL) 『VALORANT』リリース後から多くの大会に出場してきたチーム同士の対戦。結果の欲しい両チームだが試合をリードしたのはGTS。解説のYukishiroさんが「撃ち合い方がうまかった」と語るようにフィジカル面でSBLを上回ったGTSが試合をリードした。SBLはファーストブラッドを取られる展開が続き、2-13で敗れた。▲設置中の相手にブラストパックを投げてキルをとるRIA選手。アビリティを使ったクレバーな動きで視聴者を沸かせた 「チーム全員が好調だった」と話したhiroronn選手(GTS)。比較的若いメンバーで構成されているGTSの今後の伸びにも期待したい内容となった。FENNEL(FL) vs Sengoku Gaming(SG) グループ突破がかかった重要な試合をリードしたのはFL。CLZ選手(FL)のヴァイパー採用などスプリットに向けて構成を大きく変えたFLが序盤からゲームを支配した。マップの理解度が劣ったSGは後半ラウンドでわずか一本しか取れずに敗戦。惜しくもグループ突破を逃す結果に終わった。SG相手に完璧な試合展開を見せたFL。2zzy選手(FL)が「ヴァイパーが刺さった」と話す通り手ごたえを感じる試合内容だったようだ。▲これまでデュエリストをピックしてきたCLZ選手がヴァイパーに。「立ち回りがこれまでと全く違う」と難しさを語ったが、チームを勝利に導く活躍を見せた REJECT(RC) vs DetonatioN Gaming(DNG) 勝利したチームがグループ突破となる重要な試合。解説のYukishiroさんが「DNGと相性がいい」と話す通り、持ち前のフィジカルに加えてチームの連携を高めてきたRCが前半ラウンドを7-5で折り返す。DNGも意地を見せるが、これまでのDep選手(RC)・Hare選手(RC)を中心とした戦いから五人の連携をより意識した戦いに進化したRCがDNGに勝利。最終戦でグループ突破を決めた。▲この試合のMVPとなったHare選手。日本トップとも称される撃ち合いの強さでキルを量産した 「最近は対応力を意識している」とDep選手が話した通り、先週からさらに一回り進化した姿を見せたRC。来週のMain Eventに期待が持てる内容となった。まとめ Week2 Open Qualifierを突破したのはNovagis Gaming・FAV Gaming・FENNEL・REJECTの4チーム。 過去の大会で結果を残してきたBlackBird Ignis・First Gaming・DetonatioN Gamingが敗退するなど、勢力図の変化を感じる結果となった。来週の組分けは以下の通り。Playoffsに進出する残り4チームをかけた戦いから目が離せない。配信アーカイブ:VCT Stage 2 - Challengers JAPAN Week 2 Open Qualifierhttps://www.mildom.com/playback/12287123/12287123-c1t6svlaks9b7mh3jlfgVALORANT Champions Tour Stage2 公式:https://valorantesports.tokyo/index.html